マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

大阪あそ歩 パート2

2012年05月23日 | あべの&天王寺
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今日のフォト。 「大阪あそ歩」のまち歩きに参加して・・・
たくさんの資料をいただきました。



我が町を知れば知るほど、好きになります。
遠くに故郷はあっても、今の私はもう、大阪の阿倍野が1番好きなのでしょうね。









                 









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天下茶屋の聖天さん(正圓寺)を出て、松虫塚を通過して
私たちは、東へ東へと、歩きました。



辿り着いたのが、大阪の銘菓、「浪花ことばせんべい」のはやし製菓本舗さん。









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二代目店主の林数行さんが、「浪花ことばせんべい」を焼いていました。









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浪花ことばせんべいは、「かんにん」、「べっぴん」、「ちゃらんぽらん」などといった
26種類の大阪弁をコテで焼きつけた、素朴な味のせんべいです。



生地には、水を使わず、小麦粉、砂糖、蜂蜜を卵で練り上げて焼きます。
店主の林さんは、いろいろなお話をしてくださいました。









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はやし製菓本舗さんのお向かいは、昔、映画館だったそうです。
この商店街も、昔は、映画館などあって、賑わっていたのです。









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林さんは、こんなものを見せてくださいました。
「サァ 誰や」・・・って、誰かわかりますか?



真ん中、渥美清、藤山寛美、宇野重吉・・・かな?



上の真ん中は石原裕次郎? 下の真ん中は中村錦之助?
なんて古い名前が出てきましたよ。(笑)









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この絵画は、大阪道頓堀を描いたもの。









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拡大してみると・・・、画家・管楯彦氏が、はやし製菓本舗さんへ贈ったもの。
管楯彦氏のお墓、通ってきましたよね。(パート1・南霊園で)









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焼きたてのアツアツのお煎餅を みんなに1枚ずつくださいました。
林さん、ありがとうございました。



2011年9月19日、私のブログ、「NHK ぐるっと関西おひるまえ パート2」で
テレビ出演した、「はやし製菓本舗さん」のことを メチャクチャ詳しく書いています。










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はやし製菓本舗さんのすぐ近くに、「保名(やすな)倶楽部」があります。
ここは、南大阪で最も古い玉撞き屋(ビリヤード)です。









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写真左端にいるのは、まもなく96歳になる、南川千代さん。
93歳まで、現役でビリヤードをしていました。



中央は、南川千代さんの娘さんです。









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保名倶楽部さんで、コーヒーをいただきました。
写真を撮り忘れたのですが、左上、男性が座っている前の
テーブルにコーヒーの 紙コップがあります。



そしてビリヤードの台の上には、南川千代さんのことを書いた本
「浪速のハスラー玉撞き屋の千代さん」や、
浜木綿子さんが千代さん役で舞台で上演した時の写真など。









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また梅田のキャノンギャラリーで開催された千代さんの写真展などなど、
拝見させていただくと、千代さんの人生が、垣間見れます。









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そして千代さんの息子さん、放送作家・南川泰三さんの本、「グッバイ艶」
千代さんのことが載った新聞もあります。









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保名倶楽部では、私たちに、ビルヤードも教えてくださいました。
ビリヤード初めての女性が手ほどきを受けています。









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ミヤコ蝶々さんと千代さんの写真。 千代さん、若くてきれいです。









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この方も、若い頃には、ビリヤードがお好きだったのですね?
皇太子時代の天皇陛下です。









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千代さんの好きな言葉、「嘘をつかずに玉をつけ」
越前屋俵太さんが書かれたものが店内にあります。



レトロな雰囲気の店内がもの凄く好きです。



2011年9月19日、私のブログ、「NHK ぐるっと関西おひるまえ パート3」で
テレビ出演した、「保名倶楽部さん」のことを メチャクチャ詳しく書いています。










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保名倶楽部を後にして・・・私たちは熊野街道を歩きました。
熊野街道の石碑があります。









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「保名郵便局」です。 ビリヤードさんは、「保名倶楽部」
この辺り、「保名」と付くものが、多いのです。(マンション名など)









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安倍晴明神社です。  









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手水舎です。









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手水舎の前にある、泰名稲荷神社です。
両脇に狐がいます。









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安倍晴明神社の境内です。









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こちらは、本殿です。









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安倍晴明公像です。 足元に狐がいます。
平安時代に、陰陽師(おんみょうじ)として活躍しました。









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これならわかるでしょ?(笑)
野村萬斎主演で映画がありましたね。









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安倍晴明誕生地の碑です。









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伝説では、安倍晴明の母は、信太の森(和泉市)の白狐だったということです。
そして父の名は、安倍保名。



だからこの辺りには、保名という名がよく使われているのです。









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葛之葉霊狐の飛来像。 安倍晴明の母親(狐)です。









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安倍晴明公産湯井の跡。
安倍晴明公が産まれたとき使用した、産湯の井戸を再現しています。









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鎮石=しずめいし(孕み石=はらみいし)
船のいかりとして使った鎮石。



安産を祈願して帯を「しめる」(鎮める)と掛け、
孕み石(妊娠している状態)とも呼ばれます。



安倍晴明神社は、学問、健康、恋愛、災難除けの他に、
安産を祈る神社でもあるのです。









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阿倍王子神社の境内です。
大阪市の保存樹の大きな「くすのき」がたくさんあります。









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本殿です。



熊野詣の街道に沿って設けられた、九十九王子の一つで、阿倍野の王子ということで
「阿倍野王子」と呼ばれていました。 今は、大阪府内では唯一残っている王子社です。









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熊野三山の神遣いの3本足のカラス=八咫烏(やたがらす)です。
人々の願い事を熊野三山まで、届けてくれるそうです。









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日本サッカー協会のマークには、八咫烏(やたがらす)が、使われています。









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ここでもガイドさんは、いろいろなことを教えてくださいました。
昔、阪堺電車(チンチン電車)は、馬車鉄道だったのです。









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そして阿倍王子神社には、「天王寺蕪」の石碑があります。
天王寺蕪は、「なにわの伝統野菜」のひとつです。









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半日で、たくさんのことを勉強しました。
そしてこの日は、約1万歩、歩きました。



はやし製菓本舗の林さんが、また「皆さんへ」とお煎餅をくださいました。
阿倍王子神社で配っていただいて、これで解散です。









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ガイドの難波りんごさん(左)&アシスタントのガイドさん(右)、ありがとうございました。
参加費は、1人千円でした。 「大阪あそ歩」、お得感満載です。



途中でいただいた浪花ことばせんべいや、保名倶楽部で飲んだ珈琲も無料でした。
土・日曜日だけでなく、ウイークデーでも、まち歩きをしています。



最後に、ガイドの難波りんごさんと私は、30年来のお付き合いです。
彼女が、この地域に残した功績は、とても大きいです。






難波りんご  歴史から学んでほしい 人々への感謝と郷土愛



難波りんご  アベノ・天王寺とわたし



難波りんご  なにわの伝統野菜でハッピーの種まき!



難波りんご  Welcomingマーケットも皆さまのおかげで無事終了



難波りんご  もうちょっと知っとく? 私たちの阿倍野









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はやし製菓本舗さんで買った、「大阪名所」のプチ煎餅。
大阪城、通天閣、住吉大社の太鼓橋、御堂筋のイチョウなどの形で、美味しかったです。











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