今日のフォト。
母が大切にしていたこけし人形
私より
老いたこけしを
迎えたり
秘めたる母の
春の思い出
昨年の3月1日に、私が詠んだ短歌。
実家の遺品整理をした後
母が大切にしていたこけしを
我が家に連れてきた思いを歌に。
短歌を詠み始めて、今日で1年。
短歌と言うのもおこがましく
川柳、散文、31音(文字)並べ。
1年前の3月
NHKの朝ドラは「舞いあがれ!」でした。
主人公の舞ちゃん(福原 遙)の幼なじみ
梅津貴司くん(赤楚衛二)は、歌人でした。
貴司くんはドラマの中で
多くの人の琴線に触れる短歌を詠み
歌人の俵万智さんも、自身のツイッターで
「舞いあがれ!」への歌を詠むほどでした。
短歌は、季語や切れ字のルールはなく
「なり」や「けり」のような言葉も
無理に使う必要がない。
五七五七七・・・と、文字を並べてゆく。
令和の時代、SNSでは「空前の短歌ブーム」
それにあやかり、私も始めた「31音 言葉紡ぎ」です。
俵万智さんが、軽やかな口語調で
若者に共感される短歌を詠んだ「サラダ記念日」が
出版されたのは、1987年5月。
今から37年も前のことです。
「この味がいいね」と君が言ったから
七月六日はサラダ記念日
カギカッコまで付いて、日付け入り。
なんて自由で、伸び伸びとした表現なのと
驚きました。
NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」に出会わなかったら
きっと短歌を詠んでいなかったと思う。
短歌の瑞々しさや、素晴らしさを
ドラマの中の歌人・梅津貴司先生が教えてくれました。
母さんの
形見可愛や
初短歌
三月一日は
こけし記念日
短歌始めて1年記念。よく頑張ったね。
今日は、俵万智さんの「サラダ記念日」ふうに。
私も、こけし記念日・短歌記念日です。