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北総監獄を走るコミュニティバス:印西市ふれあいバスにポン太とコン助登場

2006-12-01 | 北総監獄

 

今日から12月、季節は冬という事でこれから寒くて大変な時期ですが、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)の中核をなす印西市という田舎町では、今月からふれあいバス(コミュニティバス)の再編が行われます。

またこれに関係しているのか、昨日は「北総監獄に拠点を置く大手の分社」の一般路線用マイクロバスが監獄内を走り回っている姿も見かけられました。

再編の内容としては路線改変(3系統→4系統へ)が最も大きな変動で、今までは各系統ともに旧市街の大森地区(JR木下(きおろし)駅から徒歩圏です)にある市役所を起終点(始発・最終の入出庫は例外)としていた片方向の循環運行が、系統によっては南部の北総監獄地域内のみの循環となっています。

各系統ともにやたらとあちこちを経由して所要時間がかかり、運行効率が悪かったルートが1時間程度のルートに短縮された事もあって、増発(4~5本程度→8本程度)されて両方向の循環に改められているなど、利便性向上は大きく向上されていますが、運行事業者は従来通り「北総監獄に拠点を置く大手の分社」が受託しています。

この他に運賃の値下げ(200円均一→100円均一)やJR木下駅、「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の北総監獄中央駅などの鉄道駅への乗り入れ、ノンステップ車両の配備(2台)が行われているのも特徴ですが、今回の再編に伴って3台使用されていた車両の内の小型バス1台(三菱AEROMIDI MJ)が運用から外され、既存の車両はリフト付きマイクロバス(日野LIESSE)2台のみとなっています。

印西市のふれあいバスは今までが余りに酷過ぎ、乗客の代わりに空気を運んでいる状況でしたので、最初からこの位の路線策定が出来なかったのか疑問に感じると共に、印西市という辺境の自治体における能力の低さが露呈されたのではと痛感します。

また今回の再編にあわせてふれあいバスのマスコットキャラクターが設定され、2匹のヘンテコなキャラクターが登場していますが、公募で決まった名前はスタンプポン太(タヌキ)とウエストコン助(キツネ)で、これは今回の再編にあわせて導入される最新型ノンステップ車の車体や、再編に伴って交換された新しいバス停ポールなどにも描かれています。

このマスコットキャラクターは、ポン太が「ポンポンとお客さんがバスを利用してくれる様に」、コン助が「やんちゃな感じがする」というのが命名理由らしく、また2匹の名字であるスタンプ(印)とウエスト(西)をあわせて「印西」になる様で、北総監獄の特別服役囚として住民登録もされる様です。

ポン太の方はスタンプという名字を名乗る位ですので、なんだか訳の分からない印鑑を隠し持っていそうな気配を感じますが、これは「北総監獄は駄目な街」という烙印の様に思えてなりません。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、このキャラクターが描かれたバスを見て、こんなバスの走る街に住みたいと思われる方も居られるかもしれませんが、ここには一歩足を踏み入れてしまうともう地獄ですので、狸(ポン太)と狐(コン助)に騙されない様に注意が必要です。
(日頃「MAKIKYUのページ」にアクセス頂いている皆様方は、北総監獄の惨状に関してご存知かと思いますし、初めてアクセスされた方も「北総監獄」カテゴリーの各記事を見て頂ければ、間違っても入獄(居住)願望は湧かないと思います)

ただJR木下駅などからふれあいバスをうまく活用すれば、皆様が北総監獄に所用などがあって訪問される際に、余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」を使わずに済むケースも想定されますし、このバスの運賃は100円均一で、ふれあいバスの運行を受託している「北総監獄に拠点を置く大手の分社」の一般路線と同様にバス共通カードの使用も可能ですので、利用価値は結構高いかと思います。

しかし運行日が月曜日~土曜日(祝日を除く)に限られ、また運行時間帯も概ね17時台で終了してしまいますので、利用する際は注意が必要です。

写真はふれあいバス使用車両(既存のLIESSE)と、マスコットキャラクター入りの新しいバス停ポールです。