MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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2枚投入対応機…北総監獄中央駅にもようやく登場

2006-12-02 | 北総監獄
日頃MAKIKYUは首都圏各地を駆け回り、「MAKIKYUのページ」のタイトルでもその事を謳っていますが、移動手段は公共交通機関を用いる事が大半で、そうなると様々な路線の駅を用いる事にもなりますが、その中には不本意ながらも利用せざるを得ない駅もあり、その代表格といえるのが北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の北総監獄中央駅です。

この駅は開業時から自動改札機が導入され、途中で自動改札機の入れ替えも行われていますが、長い間2枚投入対応の新型自動改札機は導入されていませんでした。

これは「開発を止めた某鉄道」が格安運賃を自負(実態は以下の通りですが…)している様で、1000円のパスネットが1枚あれば北総監獄中央駅を利用する乗客の大半は用が足り、また他社線に跨って乗車する乗客も少数なので回数券利用客も支障無しと考えていた可能性が高そうですが、MAKIKYUがこの駅を利用する際は回数券を利用して他社線に跨って利用する事が多く、またパスネットで利用する際も片道で1000円を超えてしまうケースが多い状況でしたので、下車時には精算機や有人窓口へ廻らざるを得ない事が頻繁に発生していました。
(ちなみに北総監獄中央駅からは新鎌ヶ谷[11.1㎞]まで570円、<京成>日暮里[34.4㎞]まで1010円、<都営>日本橋[36.0㎞]まで1110円です)

ただ格安運賃を自負しているからなのか、他社に比べて2枚投入対応機の導入が遅れていた「開発を止めた某鉄道」も、最近ではPASMO導入に対応させる為に新型改札機を導入せざるを得なくなり、最近は東松戸や新鎌ヶ谷といった駅で2枚投入機が登場していましたが、北総監獄中央駅でも今日ようやく導入されました。

この新型自動改札機は、何故か媒体が親会社と同じ色配置となっており、全く同じモノかと思われますが、最近「開発を止めた某鉄道」は導入した新型車の内装やドアステッカーまで親会社と同じモノで、改札機まで全く同じとなれば、運賃も同じにして頂きたいモノで、上記に例示した様な運賃は頂けない気がしますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何お考えでしょうか?

また北総監獄中央駅では自動改札機入れ替えに伴い、従来5台だった改札機が6台に増設されており、その内3台が新型の2枚投入対応機です。

それと新型機の間に挟まれた従来型の改札機も以前は東芝製の改札機が5台設置され、これは乗車券を投入した際に強く引っ張られる様な感触とガチガチとした作動音が特徴でしたが、今回の新型改札機導入に合わせて新型機と同様の日本信号製に交換され、これは旧公団線内の他駅から移設して来た可能性が高いと思いますが、こちらは乗車券を投入した際の感触がスムーズに感じられるのも特徴です。

あと別件ですが、10日にダイヤ改正が実施される京成電鉄の時刻表(350円)が本日発売開始され、MAKIKYUも早速購入しましたが、これには「開発を止めた某鉄道」のダイヤも掲載されており、10日以降は平日の夕方1本のみですが、現段階では定期的に乗り入れる列車がない親会社の車両が北総監獄へ乗り入れる様です。

またスカイライナーの船橋停車や昼間の快速佐倉打ち止め、新京成~千葉線の乗り入れ開始といった大きく取り上げられている事の他に、ダイヤを見る限りでは平日昼間の高砂or青砥~西馬込間列車での「赤い電車」の運用や、昼間(平日・土休日共)の成田~芝山千代田間列車が4両→6両に変更されるなどの変化がある様ですが、高砂or青砥~西馬込間列車への「赤い電車」の運用や、芝山鉄道乗り入れ列車への6両編成充当の必要性を疑問に感じるのはMAKIKYUだけでしょうか?

写真は本日撮影した北総監獄中央駅の改札前です。

大糸線のキハ52形~この姿も今はみられず…

2006-12-02 | 鉄道[北陸]

今日と明日は大糸線のキハ52形が、先日出場したリバイバル塗装車同士で連結運転が行われ、JRも盛んに告知していてかなり話題にもなっている様ですので、この機会に同線のキハ52形に関して取り上げたいと思います。

JR大糸線は松本(長野県)~糸魚川(新潟県)間を走る地方交通線で、全線が単線のローカル線ですが、南小谷(みなみおたり)以南はJR東日本が運行する電化区間、南小谷以北はJR西日本が運行する非電化区間となっており、列車の運行本数も両区間で大きく異なっています。

その内JR西日本が運行する非電化区間には、今では数少なくなったキハ52形と呼ばれる国鉄時代からの旧型気動車が活躍していますが、この車両は旧型とはいえ2エンジン車でそこそこの馬力がある事もあり、単行運転も可能な事から重宝され、古い車両ながらもキハ20系列の中では唯一JR線内の旅客車両として現存している車両です。

ただ老朽化が進み廃車となった車両も多数存在しますので、現在定期列車で運用される車両がこの形式のみという路線は、この大糸線非電化区間とJR東日本屈指のローカル線・岩泉線程度で、その他もJR東日本の盛岡や新潟地区で少数が活躍するのみとなっています。

大糸線で使用されるキハ52形は現在3両が活躍しており、実質的に同線専用車となっていますが、JR東日本の車両とは異なりワンマン化と冷房化改造が行われている事が特徴で、前面窓部分に電照式の行先表示機が取り付けられ、運行距離が比較的短い事からトイレが撤去されている事もJR東日本車との違いとして挙げられます。

またJR東日本車と異なり、エンジンの載せ換えや大々的な内装の更新は行われていませんので、昔の面影を懐かしむのには好都合とはいえ、老朽車である事を痛感させられるのも事実です。

最近では見るからに老朽車である事を感じさせる状況を逆手に取り、最近流行っている国鉄時代の塗装へのリバイバルを果たした車両も両社共に何両か存在し、現在キハ52形が走る路線では、何処へ行ってもこれが見られる可能性がある程の状況になっていますが、大糸線では赤とクリームのツートン塗装と首都圏色と呼ばれる朱色一色の塗装に加え、先月随分昔の紺色と黄褐色の塗装に復元された車両も登場し、逆に従来の白と緑色の塗装(これはJR化後に塗装変更されたモノですが…)が消滅する状況になっています。

ここまで来るとさすがにやり過ぎと言う感じもしますし、一両位は従来塗装の車両を残しておいても良かったのでは?という気もしますが、一昨年MAKIKYUが紺色と黄褐色の塗装に変更される前のキハ52 125に乗車した際の写真があり、これを掲載しますので、この塗装に愛着を感じる方は懐かしんで頂けると幸いです。

大糸線のキハ52形は相当老朽化しており、また同線非電化区間も相当な閑散区間ですので、決して芳しい状況とは言えませんが、今回の塗装変更による全車リバイバル塗装化によって少しでも活性化するのであれば、悪くない話かもしれません。

MAKIKYUは週末小田急沿線の某所へ出向く所用があり連結運転へは立ち会えず、その後も乗りに行く機会があるかどうかは分かりませんが、今月下旬~来月にかけてはJR全線の普通列車が乗り放題になる格安乗車券「青春18きっぷ」も発売され、首都圏辺りからでも行けない場所ではありませんので、興味のある方は行かれると面白いかと思います。

また「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、何かこの車両に関する感想や思い入れなどありましたら、コメントも是非どうぞ。