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JR東海371系~1編成のみの特急車は小田急線へも

2006-12-09 | 小田急グループ
  

日頃首都圏各地を駆け回っているMAKIKYUは今日、小田急沿線の某所へ出向く予定ですが、今週は数日前にも小田急線に乗車する機会があり、その際に乗車した車両の一つがこの371系です。

1編成しかないこの車両が使用される特急の運行時刻に町田駅に居合わせた事もあり、これは滅多になくせっかくの機会という事で、少々割高な特急料金400円を奮発して乗車して来ましたので、この機会に取り上げたいと思います。
(ちなみにMAKIKYUが小田急の特急に乗車するのは、昨年のVSE以来…割高に感じますが、それでも町田~新宿間760円、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)に比べれば割安です)

この371系電車はJR東海に所属する特急形車両で、新宿~沼津間を小田急線~御殿場線経由で4往復している特急「あさぎり」号の中で、半数の列車(2・3・6・7号)に使用され、最近パンタグラフがシングルアーム化されるなどの小変化はありますが、90年代の登場以来余り大きな変化は見られません。

編成両数は「あさぎり」を主体に使用される小田急の20000形RSEと同様の7両編成で、3・4号車に2階建て車両が組み込まれてこの2階部分がグリーン車となっているのが特徴ですが、371系は1本しかありませんので、この車両が検査などで運行できない時は小田急の20000形が代走します。(こちらは2本あり、あさぎり号以外の線内特急などでも使われます)

デザインは兄弟分とも言える小田急20000形とは対照的で、白と青の塗装はなかなかスマートなイメージ、平屋車のかなり大きな窓ガラスもハイデッカーのRSEとは対照的です。

RSEと371系はどちらかというと前者が女性的、後者が男性的な印象を受ける車両ですので、似たようなスペックの車両ながら好みが分かれそうですが、小田急がごひいきのMAKIKYUもこの2者に関して比較するなら、371系の方が好みといった所です。
(「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何でしょうか?)

ただ371系の車内は落ち着いた感じが大人の空間を演出し、小田急線内でのビジネス利用には最適といった感を受けますが、伊豆方面への行楽グループの方々の利用を考えると、もう少しPOPな感じでも良いかもしれません。
(運行時間を考えるとビジネス利用の方が多そうですので、これで良いのかもしれませんが…)

ちなみに先日MAKIKYUが乗車した座席は1号車1A席、これは上り列車だったのが惜しまれますが、下り列車でしたら展望席こそないものの前面展望抜群、またこの車両は2階建て車両以外は電動車とレールファンの方々には最高の特等席で、MAKIKYUは発車間際に駅構内の自動券売機で特急券を購入したのですが、窓口で事前購入される場合は任意の座席を指定する事も可能ですので、希望される方は早めに動かれた方が良いかと思います。

写真は新宿駅停車中の371系とその車内、そして発車案内(折り返しのあさぎり7号)です。

発車案内は乗車位置案内がRSE、編成案内が371系になっているのが注目で、また韓国語と中国語の案内表示も行われていますが、ロマンスカー車内での案内放送(自動放送)は日本語と英語の2ヶ国語のみというのは少々惜しまれます。