チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

香水

2013年11月02日 | 日々のこと

曇り、25度、66%、シグナル1

 私をご存知の方は、納得してくださると思うのですが、私は女性的な女ではありません。なのに、小さい頃から香水が好きでした。母は香水は大嫌い、身の回りに無いのにいいにおいのする女性が側を通ると振り返ってまで残り香を嗅ぐほどです。でも、昔は今のように10代の人たちが、コロンをつけるような日本ではありません。コロンや香水は、ある程度歳のいった女性のものだと思っていました。にも関わらず、家を出た18歳以降、必ず、コロンが1本身の回りにありました。

 ニナリッチのレールヂュタンに始まり、どのくらいのコロンを使ったことか。結婚してからは、主人が海外からのお土産に必ず買って来てくれました。お金もなかった頃のことです、毎日使うわけではありませんが、疲れたときや気分を変えるには、コロンは絶大な力を発揮してくれます。

 40代の頃は、ディオールのデュ−ンに凝りました。夏は、ガッバーナのライトブルーも好きでした。うんと寒くなると、急にゲランのミツコが恋しくなります。

 50代に入ってからは、いろいろな香水を楽しむよりは、好きなものだけでいいと思うのですが、買って来てくださる主人は、新しい物に挑戦しなさいと、様々なコロンが集まります。最近のお気に入りは、夏がシャネルのクリスタルオヴェルト、冬はココマドモワゼルです。

 ココマドモワゼル、この3月頃まで使っていましたが、少し残して大事にとってあります。主人がいつこれをまた買って来てくれるか解りませんからね。 今使っているのがディオールのアディクト。後3日ほどで使い切りそうです。

 そして、新しい物に挑戦しなさいと主人が買って来てくれた香水が、 箱に入ったまま4つもあります。 香水が好きだといっても、全てが好きなわけではありません。苦手な匂いもあります。40代までは、出かける前と寝る前に漬けていた香水ですが、最近は休む前に襟足につけて休みます。苦手な匂いでは、いい眠りが得られません。甘すぎず薄すぎず、欲張りなことはいえませんが、私が心地よいと感じる香りならばいいのです。香水も、様々なトーンがあって、それがつけた後時間の流れで、香りが変わって行くのだそうですが、いかんせん、自分がつけているとその変化は解りません。白人が、コロンをつけるのとは意味が違います。肉食系の人たちの体臭と私たち魚や野菜の食生活の人間の体臭では、質が違うように思います。体臭を消すために使うコロンではありません。

 香水やコロンは香りが一番大切ですが、そのボトルもまた楽しみのひとつです。箱を開けてみました。 シャネルの#19。これは、夏の間好きなオーヴェルト(緑の水という意味ですが)を主人に頼むのに、薄い緑のコロンよ、と言ったばっかりに間違えて買って来てくれたものです。 ランコムのミラクル。これは旅行用に買って来てくれました。先日の福岡行きに一緒に連れて行きました。 ブルガリのジャスミンノワール。黒ジャスミンですって、大人っぽい名前ですね。 資生堂のザ銀座が出している、調香師セルジュルタンスが作っている香りのシリーズのひとつ、ラフィーユデュベルダン、ベルリンの女の子。スパイシーな香りらしく、色が深い赤です。流石、資生堂の容器、こんなシンプルなボトルが一番好きです。 その対極、スペインの彫刻家がデザインしたヘッドを持つ、シスレーのオードソワール。

 香水といっても私が使うのはパフュームではなくオードトワレです。20代の頃、主人がミツコのパフュームを買って来てくれました。私にとってはお宝ですから、ずっと箱に入れて出して来ては眺めていました。香水も水分です。時間が経つと蒸発して色も濃くなりました。これはつけないとつけるのですが、私には強すぎる感があります。

 主人のおかげで、40年弱、いつもコロンがある生活を送ってきました。もうすぐ、アディクトを使い上げます。さて、秋から冬にかけて次はどのコロンをおろしましょうか?今から、クンクンと品定めいたします。

 

コメント (2)
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