曇り、7度、88%
日本のスーパー歯磨き粉売り場の棚、たくさんの歯磨き粉が並んでいます。香港だって、数で言えば負けてはいません。ライオンやサンスターが2大大手なように、香港独自のブランドがあります。なぜか、主人は日本に帰ると日本の歯磨き粉を買って来ます。そのうえ、出張先の国からも歯磨き粉をお土産にします。そんなわけで、いつも我が家には歯磨き粉が、数本ストックされてます。
旅行で海外のホテルに泊まると、歯ブラシの違い、歯磨き粉の味の違い、石けんの匂いの違い、トイレットペーパーの質感の違いに目がいきます。中でも、歯磨き粉は食べこそしませんが口に入れる物です。味や香りが国によって違います。もちろん、その国の中でもメーカーによってまた違います。中國の歯磨き粉は何やら粉っぽく感じます。ペパーミントも物によっては強烈です。世界中どこでも見られるコルゲートだって、、作る国によって味や匂いが違います。私自身は、そんな違いが嫌ではなく、フーン、こんな物ねと思うわけです。
主人が、出張から戻ると私もモモも主人のトランクの周りに張り付きます。たとえ日本からですら、何が飛び出すか解りません。モモさんなんかトランクの中に入ってクンクン。先日のタイの出張のときは、珍しいオーガニックのスナックに混じって、歯磨き粉が2本出てきました。
タイは、インドのアユーダベーダとは違った独自の民間医療を基盤にした化粧品や薬の流れがあります。それに、オーガニックが相まってメーカー物ではない石けん、シャンプー、歯磨き粉などが売られています。もちろんお値段少し高めです。随分昔のこと、主人がそうしたオーガニックの物を私への土産にしていることを知ったクライアントの奥様が、山のようにたくさんの石けんやシャンプーを持たせてくださいました。天然素材にも関わらず、色がタイのお菓子のように強烈な色だったことにビックリしました。あの頃は、色まで考えられてなかったのかもしれません。
手前のラミネートチューブのものは、そんなオーガニックの歯磨き粉です。ミントの香りも甘みもなんだか寝ぼけた味がします。ざらざら感が最後に少し残ります。奥は、懐かし昔ながらの歯磨き粉、まだ開けてはいませんが、なんだか強烈な目が覚めそうにスッとする歯磨き粉のように思います。
毎日使う歯磨き粉、なんの意識もなく使っていますが、日本製は強いていえば、使い終わった後に清涼感が残ります。よく出来てるなと感心するわけです。何度も口をすすがなくてはならないような歯磨き粉だってあります。こんな小さい物だって、お国柄があるのに興味を覚えます。主人が出張先で、ローカルのお店に入って歯磨き粉を手にしてる様子を想像するのも、またお土産です。