曇、21度、94%
出張の多い主人、私の香港時代はふた月に一度の割合で帰国していました。旅の準備、帰ってくれば荷を解く、トランクを開ける機会は度々です。旅支度をしていると、トランクに寄ってくるモモさん、そのうちトランクに入ります。荷物をほどいていればやはりトランクに入ります。食べ物が入っているわけではありません。旅支度の時は、「行って欲しくない。」という顔つきです。帰ってくれば、「もう行くな。」という顔つきです。 もちろんたまにはトランク中に美味しいものを見つけます。この写真のモモさん笑ってますね。私が帰ってきた時の様子です。
先日、主人が香港に戻るために荷物を作り始めました。いつもはココさん私と二人の生活です。主人が帰ってきて、息子までやってきて楽しい時間を過ごしました。息子が帰り、主人も香港に戻ります。トランクをクンクン匂っているかと思えば、入って座り込みました。箱の中や狭いところが好きなのは、犬たちみんなです。そう思って写真を撮りました。
主人を見送って、写真をよくよく見るとココさんの表情はいたずらをしている時のそれではありません。ちょっと寂しげです。主人に行って欲しくなかったのでしょう。
モモさんのトランク座りは決まり事でした。旅の準備ができると、 この状態。帰ってくると、 この状態。モモさん3歳の時です。最後に私が東京に行って帰ってきた日もこうしてトランクに座りました。 いつもトランクと一緒に持ち歩くボストンの上のモモさんです。ココさんもこれから同じようにトランクに座るのかしら、どんな思いでトランクに座るのか、その思いを受け止めてあげなくてはね、と思います。モモさん、ココさんいつもありがとう。