雨、19度、90%
主人が戻って来ました。その翌日には息子が所用で一人でやって来ました。息子は夜中について翌日には東京に戻ります。何年ぶりでしょうか、親子3人の夕飯です。
福岡に戻って来て、ラムの肉が手に入り難いことがわかりました。注文すれば翌日には手に入りますが、店頭ではデパートでも並んでいません。たまたまあるスーパーがニュージーランドフェアでラム肉を売っていました。ラムチョップだけです。数本まとめて買いました。このフェアが終わればラム肉は売らないとおっしゃいます。次の日、いつものように食材をたくさん香港からお土産にしてくれる主人の荷物を開けると、なんと冷凍にしたラムチョップ、ラムラックが出て来ました。大きなラムラックは早速夕飯の食卓に上りました。
日本に帰って来て8ヶ月、まだこの家のオーブンで塊の肉をローストしたことがありません。下準備をしたラムラックの焼き温度、焼き時間設定を考えます。毎日のようにオーブンはパンを焼くために使います。癖もわかり始めました。まあ、主婦歴40年です。以前はディジョンの粒マスタードをたっぷりと塗って焼いていたのですが、カマルグのバジルとトマトの入った塩とオリーブオイルで焼きました。カマルグの塩をラムに使ってみたいとずっと思っていました。
オーブンからラム独特な匂いが立ち上ります。テーブルの上で切り分けるのは主人の役目、ところが昨晩は主人がそれを息子に譲りました。初めて息子に切り分けてもらったお肉です。 ご覧のように中はジューシー、皮目の脂はすっかり落ちています。主人はマスタードをご所望ですが、息子も私もこのままかぶりつきました。ほの暖かなラムの肉、赤ワイン、いつもより大きく焼いたフランスパン、庭獲れの野菜たち、山羊のチーズ。もちろんココさんは初のラム肉です。食後、空港に向かう息子を玄関で見送ります。満ち足りた夕飯でした。