曇、8度、39%
昨年秋植えたチューリップが次々に咲きました。自分が植えて咲いたチューリップは初めてです。赤、黄色、白、赤とクリームの混ざったものなどが早くから咲き始めました。最後まで緑の蕾で残ったのは、紫のチューリップでした。深いベルベットのような花びらを持つチューリップです。福岡は半月ほども晴天が続き気温も高く、先に咲いたチューリップ達は花弁を散らしました。残ったのは紫ばかりです。一昨日の夕方、夜から雨が降るというので10本の紫のチューリップを切りました。家に飾るためです。
家の庭に咲く花を切り花にして生けてみたい、兼ねてからの希望でした。思い切りよくハサミを入れた10本のチュウーリップです。実はあと2本、か細い紫のチューリップを庭に残してありました。昨日の朝、雨の残る庭に降りるとすっかり色がついています。他のチューリップの半分もない細さです。 黄釉の花入に楚々と入れました。
昨晩、冷え込んだので暖房を入れると、暖かさで花が開きました。紫のチューリップは花の芯の色までダイナミックに美しい。 これ以上開かれてはと思い、暖房の入っていない座敷に花を移して休みました。
庭に咲く花を家に飾れることの喜び、こんなに楽しいとは。道端の摘み草の花を飾るのも好きですが、手塩をかけた花はまた違った興を呼び起こします。