晴、3度、64%
寒さがひとしおです。ただ今ほとんど庭仕事はお休み、それでも一日に一度は庭を回ります。ひっそりしている庭ですが、小さな変化があります。 「シンビジューム」の蕾は色をつけ始めました。「そうだわ、ピンクだったわ。」と思い出します。
「沈丁花」の蕾は小さい花ですがはち切れんほど膨らんでいます。ある朝、雨戸を開けるとふっと香る日がもうすぐそこまで来ています。
唯一、色あざやかなのが「オキザリス」人目に付かずに木の根元で、日が当たる時間だけ漏斗状の花を開いています。この「オキザリス」をかがんで見ていたら、微かにいい香りがしました。「なんだろう?」横のフェンスに這わせるために昨年植えた「カズラ」は葉が枯れています。でもよく見ると白い小さな花が咲き、枝には小さな蕾がついています。
微かないい香りは「カズラ」でした。冬咲の「カズラ」を植えていたのです。2メーターほどに伸びるそうですが、まだ60センチの子株です。成長したら、真冬にこの花の香りが辺りに漂うだろうと想像します。
「ラベンダー」は花芽を伸ばして咲き始めました。満開は春になりますが、ポツポツ咲きながら一斉に咲き揃うと見事です。
心待ちにしているのは、「クリスマスローズ」です。 5年前、寒さの中友人からいただいた「クリスマスローズ」は毎年花を付け、株は成長しています。深紅の花も真っ白な花も蕾が一日一日、大きくなって来ました。
株脇には新しく子株が芽吹いて花芽までつけています。
今年は花数が増えそうです。
一見何もない庭ですが、具に見ると葉も根も何かしら動きがあります。北風の中、地面を見つめます。カチカチの私の身体が花の小さな変化で緩むのを感じます。