曇、4度、72%
毎年、「銀杏」をいただきます。大きな「銀杏」です。「銀杏」は身体にいいけどたくさん食べてはいけないよと言われます。いただいた「銀杏」、量が多いので少しずつ料理に使います。私は「銀杏」の薄皮むきが下手くそです。電子レンジでチンとして食べる方法も教わりました。数十秒ですがこれまた実のどこかがカチカチに固まって、うまく出来ません。固い殻は電子レンジより、ハサミ状になった「ナッツクラッカー」で割った方が断然早いと思います。ところがその後の薄皮が問題です。
張り付いたような薄皮は茹でて取ります。送り主は上手にこの薄皮を取って料理しています。茹でながら、お玉の背でコロコロと「銀杏」を回すのです。言われた通りにしてもうまく行きません。この数年悩みのタネでした。
そこで先日、「お玉」を色々変えて試してみました。「穴空きお玉なら引っ掛かりが出来てむけるかな?」「お玉のカーブが大きい方がいいのかな?」「いや、平らなもので押した方が力が均等にかかるよね。」と台所にあるお玉に似通ったもの7種類ばかりで、お鍋の銀杏お薄皮向きに取り組みました。綺麗にプリッとむけた銀杏を夢見ています。
穴あきお玉はあまり効果がありません。お玉の大きさはお鍋の中で動くくらい小ぶりな方がいいようです、薄皮と実の間にお湯が入り、薄皮がゆるりと外れると綺麗な仕上がりです。底が平らなマッシュポテト用ノレードルで押しながらもうまくむけます。でも一番いいのは、やはり普通のお玉です。
たった10粒の銀杏の薄皮むき、真剣に試行錯誤します。結果、普通のお玉とマッシュポテト用が効果がありました。
綺麗にむき上がった10粒の銀杏を前に、「銀杏の薄皮むきに一番必要なこと」は使う道具ではなく、焦らずゆっくりした気持ちで臨むことと知りました。私はせっかちなので手が早くなってしまいます。傷ひとつない「銀杏」 「牡蠣のパスタ」に使いました。苦手なもののコツを掴むと嬉しくなります。