晴、12度、72%
今の時期、我が家の庭でお花を見ながらお昼を食べるなら前庭が一番綺麗です。 ところがご覧のように塀がありません。道行く人からも車からもどこに座ってお弁当を食べていても丸見えです。そこで、座敷に面した和風の庭でお弁当を広げることにしました。
大きなマキの木が立っています。このマキの木、お年は私より遥かに上の木です。程よい木陰が一年中、見上げる高さ、私が手を回しても回りきらないほどの太さです。蹲の石が置かれ小さいながら私の好きな庭です。
靴脱ぎの石に小さなマットを敷いて、カゴに入れてのお弁当。 いつものようにココさんが「今日は何かな?」とやって来ます。振り返るとマットに横になっていたココさんです。
「おいなりさん」は大好物。甘辛く炊いたお揚げに白ごまだけのすしご飯、「これを考えた人はすごい!」絶妙なコンビ。 大きなおいなりさんを2つ、京都の「お揚げさん」で作りました。大きな薄揚げです。 おかずはいつものようにあり合わせ。タケノコの木の芽和え、ゆで卵、そら豆、はんぺんの素焼き。
マキの木を見上げてのお昼ご飯です。65年、初めてこうして地面から見上げたマキの木です。この木のおかげでたくさんの植物が暑い夏を越すことができます。
ピンクのツツジが今が盛りです。 白のツツジを所望した主人、モモさんへの鎮魂の木です。ところが花が開いたらピンクでした。
お弁当のもみじの葉っぱ、もみじの種は前庭からもらって来ました。 お弁当の後、父母へ供えました。蚊が出る前のひと時期のお庭でのお昼ご飯は春の楽しみの一つです。