晴、18度、82%
葉っぱの緑が心にまで届く季節です。葉っぱで包んだ食べ物が好きです。葉っぱの香りが食べ物に移ります。葉っぱを開く時、中身が何であれ、自分が作ったものでも「わっ!」と喜びます。温かな青っぽい湯気の香りもご馳走です。
「朴葉」を使った食べ物は飛騨高山の名産だと聞きます。すっかり「朴葉」の香りを忘れています。たまたま見つけた「朴葉」、早速「朴葉寿司」を作りました。次に「朴葉で包んだ豚肉蒸し」を作りました。蒸すと香りが立ちます。清涼感のある香りです。抗菌作用が強い「朴葉」らしい香りです。「朴葉寿司」はあいにく香りがわかりませんでした。火を通すと緑の色が退色しますが、しっかりと香りがわかります。
食べたことのない「朴葉餅」、調べると地元のお米を使った米粉で作る餅を包むのだそうです。とりあえず「団子の粉」で餅を作り「粒あん」を入れて「朴葉」で包みました。折角家で作るのですから、熱々を食べようとお茶の用意をして蒸し始めました。
竹紐を解きます。ついさっき俵形にして包んだ「餅」が出てきました。「あっ!」「朴葉」の葉脈が餅に模様を付けています。葉っぱの色も移っています。「いい香り」
庭の「イチジク」「レモン」の葉も料理に使います。「竹の葉」「桜の葉」「柏の葉」「蓮の葉」乾燥させた葉っぱを常備しています。夏の間、生の葉を使うと乾燥物と香りが違うことにまた驚きます。残った「朴葉」を乾燥させて保存します。香りがご馳走の「葉っぱ料理」です。