晴、21度、82%
冬は庭の緑がない代わりに色鮮やかな鳥たちがやって来ます。渡り鳥でしょう。そんな鳥たちの姿は見なくなりました。年中いる「カラス」と「スズメ」ばかりです。「カラス」による被害は木の実を食べるばかりではありません。鳥には詳しくないのでわかりませんが「カラス」は感情を持っているように見えます。「スズメ」は何をしても小柄で可愛い。
庭には4つ甕があります。布袋草2つ、睡蓮2つ、それに蹲の石にも水が溜まります。「カラス」は布袋草も食べます。睡蓮の花も食べます。甕に緑が芽生えると、ネットやワイヤーで「カラス」を避けます。ただ一つ、裏庭の布袋草の甕は小さく、私の目が届きやすいのでネットをしていません。この甕をお目当てに毎日数匹の「スズメ」がやって来ます。
水飲みです。警戒しているのでしょうがほんの2メートルの距離、デッキにいる私に気付きません。 甕の淵に停まって、 水を飲み始めました。「スズメ」の大きさや色柄が違うのも識別できるようになりました。
この甕の上には、実の付いた枇杷の木が茂っています。あと1週間もすれば、熟れどきです。すると「カラス」と「スズメ」が枇杷の争奪戦を繰り広げます。枇杷は鳥たちに「庭の贈り物」のお裾分けとしてあげることにしています。というか、採りたくても高すぎて採れません。枇杷に群がるように集まる「スズメ」は「カラス」が来るとパッと散って飛び立ちます。
「スズメ」の家はどこにあるのかな?そんなんことをぼんやり考えます。デッキで本を読んでいても目の片隅にチョンチョンと動く「スズメ」が見えます。ホッとする時間の流れです。