曇り、27度、89%
粉山椒が切そうなので、買い物のついでに求めました.いつも決まったお店のものを買うのですが、見つかりません。その時目に付いたのが「新もの」と書かれている「粉山椒」でした。「新もの」!夏の初めに実をつける山椒です。「新もの」があってもおかしくないのに初めて「粉山椒」の「新もの」を見ました。
今まで買っていたのは京都のお店の「粉山椒」でした。「新もの」は大阪のお店のものです。「山椒」に関しては関西が文化が深いと思います。「山椒」の使い方もその量も関東に比べると多いのではないかしら。「七味唐辛子」をとっても関東は唐辛子が香ります。関西は唐辛子の前に「山椒」が香ります。
家に帰ってすぐに封を切りました。香りがいいのはもちろんですが、その色の綺麗なこと。「石臼」で挽くと熱の加わりが少ないので機械挽きより香りも色も残ると聞いたことがあります。丁寧に挽かれた「山椒」は細かく、美しいなあと見惚れました。
早速お味噌汁に一振り、熱が加わるとその香りが一層立ち上がります。これからの季節、脂の乗ったお魚が出回ります。焼いたお魚に一振りすれば口の中の油っぽさもさっぱりして、また箸が進みます。お鍋の時も取り皿に添えましょう。香の物にもパラリ。濃厚なバニラアイスクリームにパラパラ。頭の中でおいしさが弾けています。
裏は宛名が書ける様になっていました。「新もの」をお届けするのはいい習慣です。来年の「新もの」までに使い切って終いそうなこの「粉山椒」、もう一袋買っておこう!