雨、19度、92%
バイモ属のフリチラリア は数たくさんの品種があります。下向きに咲くベル状の花、一輪咲くのもあれば、数たくさん花をつける品種もあります。花数が多いものはインドの首飾り「瓔珞」に似ていることから「瓔珞百合」とも呼ばれます。洋名は「フリチラリア 」です。
球根を植え付けて育てます。球根管理が難しく、寒さ、暑さに弱く、大きな球根は驚く程のお値段でした。昨年、は黄色の「瓔珞百合」が小さく咲きました。掘り上げて保管しましたが、発芽しませんでした。新たに買い植えた2球から芽がで始めたのは12月でした。芽が寒さに当たるのを心配しましたが、4本の茎に花が咲きました。
上手に咲かせる方はもっと花付きがいいはずです。私の「瓔珞百合」はまばらです。紫色の花弁のこの花は「ベルシカ」と名前を持ちます。バイモ系の花は匂いがありません。下から覗くと、 花芯の黄色が紫の花弁に映えます。昨年と違い50センチほどにまで成長しました。
「ターシャチューダの庭」の本を主人が日本からの土産で香港の持ち帰ってくれたのは、20年ほど前です。その本の中、背の高い、オレンジや黄色の豪華な花が「瓔珞百合」でした。その前から憧れていた虫のような花「フリチラリア メレアグリス」と同じバイモ属だと知った時は驚きました。もちろん帰国後すぐに植えたものの花を見たのは昨年が初めて、この花の難しさを知りました。
育ててみたかった花、育ててみたかった木、庭にはそんなものがいっぱいです。雨が降り出す前の庭を回ります。今から新芽を吹くツタの仲間「パッションフラワー 」や「クレマチス」のツタの整理、もう終わりかと思っていたら返り咲きの花芽がついた「クリスマスローズ」の葉の始末、大事に育てていた大きな「マーガレット」が続く雨で蒸れから腐れ始めた処置、半袖一枚で昨日は庭仕事で一日過ぎました。
日が落ちてライトアップされた庭を見ながら、庭も私の「宝箱」だわと湿り気を感じる空気を大きく吸い込みました。庭からの花便り、まだまだ続きます。
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