チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

フリチラリア

2021年04月06日 04時00分03秒 | 

晴、10度、76%

 3年ぶりに「フリチラリア」の花が咲きました。ユリ科の植物です。「バイモユリ」傘の目のような模様を花弁にもつ「アミガサユリ」の仲間です。薄緑の「アミガサユリ」が群生しているのをよく見かけます。花とも思わない方もいらっしゃるようですが、よくよく見るとその花弁の模様や花のうつむき具合がなんとも言えず、私は心そそられます。

 3年ぶり、どんな「フリチラリア」だったか思い出せずにいました。芽が出始めると、毎日地面を見つめます。緑の花弁に紫の縁取りの「フリチラリア」でした。 球根を植えた年には花を付けましたが、その後芽は出ても花を咲かせることがありませんでした。土地に合わないのか?気難しいのか?一緒に植えた房咲きの「フリチラリア」は球根が腐ってしまいました。一度花をつけた房咲きはそれは見事でした。

 今年咲いた3本の「フリチラリア」は原種に近く楚々としています。写真で見たり、本で読んだ花を自宅の庭に咲かせたいと長年思い続けて来ました。「フリチラリア」のように手強い相手もいます。気候、日当たり、私の管理、思うようには行かないのが植物相手の庭仕事です。その分、たとえ数少なくとも花を咲かせてくれると、天にも昇るほど嬉しくなります。

 一昨日、開花を見た頃から風が強くなりました。細い茎は地面にまで湾曲しています。切り花にと思うものの庭に咲く姿が私の理想です。支えをして花の終わりを見守ります。

 うまく発芽しない種、葉は出ても花がつかない植物、来年を目指してまた一工夫しなくてはと庭の花への想いは尽きません。明るい色の花も「フリチラリア」のように地味な花も私の心の栄養になっている気がします。


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