晴、21度、90%
家族が少ないとお野菜を余らせてしまいます。大きなキャベルひと玉300円、半分で200円、いつも頭を抱えながらひと玉300円を買ってしまいます。毎日キャベツです。それもまた楽しく工夫して食べますが、気温が上がり始めると傷みが気にかかります。
香港で「ぬか床」をダメにして以来、すっかり「ぬか漬け」にご無沙汰していました。「ぬか」を買って来て野菜の切れ端などを毎日入れ替えて、10日ほど経ちました。菌が育ったのでしょう、あの「ぬか漬け」の香りがし始めました。早速きゅうりとゆで大豆を漬けました。まだ塩が角ばっているぬか漬けです。 まろやかな味になるまで時間がかかります。台所仕事は小さなひと手間の連続です。「ぬか床」をかき回して昔の「ぬか」ほど臭くないと気付きます。
ちょうどいい甕がないので花器で代用、蓋も皿葢です。かき回していると必ずココさんもやって来ます。私の手の雑菌、ココさんの飛ばした鼻水、それらが我が家の「ぬか床」を育てます。
「ぬか」を買ったスーパーの「ぬか」袋の横に「ぬか漬けがすぐできる。」と書かれた横に長いチャックパックが売られているのに先日気付きました。買って帰ってそのまま野菜を入れるだけ、冷蔵庫で保管するのだそうです。塩も唐辛子も昆布もじゃこも山椒も入っているそうです。お値段が高めですが便利な商品だと感心します。私の商品知識は日本を離れる30年前のまま止まっています。改めて日本の便利さを感じましたが、すでに我が家には「ぬか壷」が鎮座しています。
台所で余ったものはこの「ぬか床」に直行。もちろん美味しい野菜も「ぬか床」行き。 庭のきゅうりが次々大きくなって来ました。「ぬか床」の塩加減も日に日に旨味を増しています。白いご飯に「ぬか漬け」だけという暑い夏らしい一膳も楽しみです。
私も若い頃、お産やら何やらで家を空けダメにしてしまい、それ以来ありません。
でも、ぬか漬けは大好き💕
北九州生まれ育ちの私は、鰯や鯖のぬか炊きが大好物です。懐かしいあの味、時々見つけては買って食べています。
真奈さんのぬか床、年月と共にきっといいお味になることでしょう。