晴、14度、85%
「キムチ」を作り初めて2週間、冷蔵庫にはいつも「キムチ」があります。白菜漬けから始まって数時間で食べられる「私のキムチ」ですが、やはり数日置くと美味しさは増します。
白菜漬けから全て大きな「ジップロック」ひとつで済ませます。白菜を漬ける時もキムチの味を馴染ませる時もよく空気を抜くことが肝心です。空気を抜くのは重い漬物石の代わりです。もっと早く漬けたい時は真空にしたり、 「ジップロック」の上から重い物を乗せます。 最初の白菜漬けから出た水はしっかりと搾り出します。水洗いする場合も「ジップロック」の中で洗います。
数日冷蔵庫で熟成を待つ時も「ジップロック」の空気を抜いていれば、「キムチ」の匂いはしません。密閉容器より「ジップロック」がお薦めです。
白菜が主体で人参や庭の最後のニラを入れたり好きなものを入れます。見出し写真は手元にあった「銀杏」を入れました。「銀杏」がこんな味になるとはと小さな喜びです。韓国の「キムチ」を以前はよくいただきました。サプライズ、いえ、きっと作り手が好きなものを入れているのでしょう。「タコ」「生栗」などが口に当たった時は「キムチ」の懐の深さを感じました。
昨日漬けた「私のキムチ」には「栗」と「松の実」を入れました。ともに韓国らしい素材です。「キムチ」の甘味付は「りんご」の下ろしだけです。真っ赤な「キムチ」は一見辛そうですが、韓国産「赤唐辛子」を使うと痺れるような辛さはありません。甘さを感じるマイルドな韓国産「赤唐辛子」だから大量に使うのだと思います。
「ジップロック」のおかげでキムチのペーストを揉み込む時も手が汚れません、手に匂いもつきません。食べる時水洗いすれば塩気も辛みも抜けます。そこはお好みで。思い付きでいろんなものを入れると、味に奥行きが出ます。まだ白菜が高いけど寒さが進むとお安くなるでしょう。「キムチの素」を使うのと同じくらい手間いらずの「私のキムチ」です。数十年ぶりの「私のキムチ」作りを楽しんでいます。