晴、10度、88%
昨日はお彼岸の入り、早朝、町の中心にある私の実家の墓参りに行きました。すっかり周りが高いビルで囲まれてしまったお寺ですが、お寺の敷地が広いおかげで本堂を周り墓地に入ると変わらぬ静けさです。自分の誕生日の朝に両親の墓参りをするのは、心が調います。
家に帰り自分のための誕生日ケーキを焼こうとしていると、宅急便のお兄さんがやって来ました。誕生日を覚えてくれていた友人たちからの贈り物でした。好物の「レーズンウィッチ」、大きな方の箱は?開けると小さな花が箱いっぱいに入っています。15センチ四方の箱いっぱいの食べられる花、「エディブルフラワー」です。色合いが素敵です。実は自分のために焼こうと思っていたケーキは庭の「ビオラ」の花を飾るつもりでした。欲張りな私は「もしかして?」と花たちの下を探りました。「ケーキがあるかな?」いえ、花だけです。「レーズンウィッチ」もたくさんいただいたのでケーキを焼くのは中止です。
「エディブルフラワー」を父母に供えて、「レーズンウィッチ」をかじっているとお花屋さんの配達がやって来ました。手には優しい「花のアレンジ」です。 小ぶりなバラの色がピンクにチョコレート色を足したような複雑な色で写真よりぐっとシックなアレンジです。遠方の友人からの贈り物です。この花も父母に供えました。この後も郵便屋さんが贈り物を届けてくれました。私の誕生日を覚えてくれていた友人からの心遣い数々です。
誕生日前にいただいたカードは開けずにとってありました。 当日、つまり昨日の楽しみのためです。一つ一つ手にとって、送り主の顔を思い浮かべます。
昼前、主人の実家の墓参りを済ませました。 いつもの景色は「黄砂」のせいで霞んでいます。コロナで主人とは一年以上会っていません。息子たちの東京はやっと「緊急事態宣言」解除に向かっているようです。家族がそばにいないのに、六十四歳の誕生日を春の陽気のような心あたたまる思いで迎えることができました。友人たちのおかげです。みんなありがとう。
お彼岸だというのに父母は素敵な「洋花」と「洋菓子」に囲まれています。おはぎもケーキも作りません。さて、「エディブルフラワー」をどうやって食べましょうか。
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