晴、12度、88%
昼間、温かな雨が降りました。一雨ごとに、新芽が吹きます。一雨ごとに花の蕾が膨らみます。雨上がり、殊に春の雨上がりが好きです。緑に滴る雨滴がまるで小さなネックレスのように見えたり、雨滴を通して陽の光が反射したり。庭に出てその様子を時間をかけて眺めます。
「チューリップ」の花びらに。 少し開き始めた「ハゴロモジャスミン」の蕾にも。 「ハナスオウ」は新芽の前に蕾がつきます。 こぼれ種からポコポコ芽生えた「スノーポール」は花芯に水滴をためています。 横の壁を見ると私の古くからの友達を発見しました。今年第一号です。 地面に這いつくばるように花をつけた「タイツリソウ」にも雨は小さな水溜りを作りました。 バラの新芽に雨滴が光ります。差し込む光が優しく包みます。 横の壁には友達第二号。 「セージ」のむく毛の葉っぱにも蕾にも、 「ビオラ」の花びらにも。 いつもは木全体しか見ていない「ローズマリー」の花たちです。鼻を寄せるとあの香り、木の中には、 三号目を発見。
やはり圧巻は「シンビジューム」の蕾と花弁の雨露です。雨粒の輝きが今にも滴りそうでなお美しい。 しっとりとした雨を思い切り吸って、もうすぐ勢揃いで花開くと思います。
雨上がりの春の庭は動いています。私の目では見えません。でも確かに動いている気配を感じます。動いているのは地面の下でも同じでしょう。白い細い根が土の中を深く伸びる様子を想像します。
夏の雨上がりはまた違った表情です。日々、庭から大きな幸せをもらいます。
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