晴、7度、
この季節、香港の山を歩くと、鈴なりになった薄ピンクの花を見つけることがあります。気付いた人は皆立ち止まります。香港にいた間は月一度、同じ山に入っていました。どこにこの花が咲くか木の在処を覚えていましたが、年によっては、咲く時期がずれたりで見れないこともありました。この花を見上げた人の顔はなぜか皆幸せに見えました。
香港では「満天星」と呼んでいます。中国人は花の名前や料理の名前に風情ある名をつける名人です。別名「春節花」とも。中華圏はこの週半ばから「春節」に入ります。長いお休み、春を迎える中国の新年です。見出し写真の「満天星」は昨日主人から送られて来ました。休みに山を歩けば山からの景色や花の写真、街を歩けば昔懐かしい店屋の写真が送られて来ます。まるで一緒に歩いているかのようです。
花の写真は嬉し、日本で見られない亜熱帯の花など懐かしさがこみ上げて来ます。「満天星」は日本でも4月下旬ごろから咲き始めるあの花です。「ドウダンツツジ」香港のこのところの気温は18度から25度です。ちょうど日本の5月初めと同じくらいの気温です。「満天星」は場所は違えども、気温に応じて咲く花のようです。
「満天星」の写真を見ながら、香港の「春節」を思い出します。今年のイルミネーションはどうなのかしら?「花市」は立つのかしら?コロナばかりか、政治的にも不安定な香港です。行き来が自由になれば飛んでいくつもりです。「満天星」はひと月近く咲き続けます。
日本では白い花しか見かけませんが、ピンクの花もあるのですね。
懐かしい香港の風景、見れる日が一日も早く訪れますように願っています。
はい、ありがとうございます