![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b4/afa5b6a5aa9909a5ba576fd787b1fe17.jpg)
晴、4度、56%
「春節」と聞くと食べたくなるのが「大根餅」です。年中、香港の飲茶では定番メニューで出ていますが、「春節」前になるとホテルやレストラン果てはパン屋までが贈答品として「大根餅」を売り出します。
35年ほど前、初めての香港での「春節」を迎えました。「春節」前の数週間、町の人たちは日本の「師走」と同じようにせわしなく「春節」の準備をします。毎朝通う市場、おばさんたちが両手に大きな大根を何本も下げて家に帰ります。「?何に使うのかな?」「大根餅」を作るためだと後で知りました。
今では暦通りの短い「春節」の休みですが、以前は半月、ひと月と長い休みが続きました。本土中国に帰省する人、海外旅行に出かける人も大勢でした。その時の常備食として「餅」を家庭で作ります。「大根餅」「芋餅」「ココナッツ餅」「甘藷餅」「黄色い豆餅」種類も豊富ですが、代表格は「大根餅」です。
一年ぶりに「大根餅」を作りました。 帰国以来、数回作っていますが、日本の「米粉」で作るとゆるく仕上がります。今年は日本のレシピも参考にしながら、粉の配合を変えました。粉を手に指で触れるとより近いものが買えるのですが、全部袋入りです。大量の大根のすりおろしと合わせる時、うまく出来るかどうか既にわかります。今回「美味しくできそう。」と直感。
日本のレシピを見ていて思ったのですが、大根の量が少なすぎます。中国では粉の3倍ほどの大根を使います。「大根餅」は冬の甘い大根のうまさを味わうものです。4面の「おろし金」が35年前から香港の雑貨屋にぶら下がっていました。「チーズおろし」として既に持っていましたが、以来「大根餅」作りに大活躍です。このおろし金の一番大きな目で細くすりおろすと大根は口当たりが良くなります。
昨日の「大根餅」私の理想に近付きつつありますがまだ柔らかい。日本では「大根餅」を一旦冷蔵庫で冷やし固めて焼いて食べるように書かれています。でも、蒸したばかりの「大根餅」の美味しさはまた格別です。湯気が立つうちに切り分けて、パクパク。今日のお昼には残り半分を焼いて食べます。焼くと香ばしさが加わり、焦げたところがまた美味しい。
日本で「米粉」が見直されています。いく種類かの「米粉」で思うような「大根餅」を完成させたい。香港時代は「米粉」はタイのものを使いました。「春節」前にはスーパーに山積みされていました。今日のお昼が楽しみな残り物の「大根餅」です。
シンガポールに居たから知ってる、と思われるかもしれないですね。
チャイニーズニューイヤーの時期は海外旅行に行ってましたからね、未経験です。
美味しいですよ。滋味深くて。ホッとする味が再現できました。あとは粉よ😄