香港のコブラ

曇り、29度、89％、シグナル1

新聞に青竹蛇にかまれた、という記事があった。青竹蛇は毒がある。
私が毎朝走るボーエンロードにもいる。当然暑いうちは何度かお目にかかる。

香港にコブラがいるというと誰も信じてくれない。
私だってこの本を読んで知っているだけ。
　　
コブラは、シンセンに近い田舎や島にいるのではなく。この香港島のピークの辺りにしかいないそうである。つまり、ボーエンロードもその範囲。
14，5年前まだ家人がボーエンロードを走っていた頃、何とまっ昼間に彼はコブラと遭遇したのだ。家人いわく、「僕も怖かったけど、コブラのほうがもっと怖がって逃げて行った。」と。
ところが誰に話しても信じてくれない。そこで、コブラの話の時にはこの本が登場する。

私が良く会うのは、

このハクビシンだ。これも、香港島にしかいないらしい。
親子三匹のハクビシンが、道をわたるのを走るのをやめて見守ったことがある。
尻尾が体と同じくらい長い。
こんな風に書くと、まるで、ボーエンドーロはジャングルの中みたいだけど、日が昇る前からたくさんの人が太極拳やジョギングをする香港島の中腹を東西にはしる片道4キロのただ、車が通らない道である。

パグの輪

晴れ、28度、89％

3日間の日本。どこに行っても、散歩している犬たちに目が行く。とりわけパグ。
たまたま散歩中のパグに遭遇。梅雨明けの暑い中、ハーハーと涼しいところで休むパグ。
ゴンちゃん。初めてお会いしたのに、私が香港でパグを飼っていると話すと、話が弾む。
ゴンちゃんは、モデル犬。ポスター、マグカップなどにモデルとして登場しているとのこと。
確かにお顔がハンサム。

話が弾みに弾んで、次回帰国する折は、ぜひいらしてくださいと、ご招待を受ける。
パグが結んでくれる人との輪。
　　
ゴンちゃんは今4歳。上の写真は、モモが4歳のとき。

散歩をしていても、犬を介して、たくさんの人と話をすることができる。
パグ犬モモが私にくれる一番大きなプレゼント。人との輪。

種をまく

晴れ、27度、92％

今年はじめての台風がやってきた。肩透かを食らったように、風もなく、晴れ上がっている。
海南島に向かっているそうだ。

種をまく、といっても水耕栽培。オーストラリア産のウォータークレス。
　　　　　
ただ脱脂綿に水をふくませてまくだけ。爪に土が入ることもない。
二日もすると
　　　　　
この時期は、気温と湿度が最適なのだろう、面白いように成長する。
そして四日目
　　　　　
もうこれで食べることができる。
クレスだけ食べるのではなくて、青みとして料理に添える。
急な来客のとき、青いものがねぎだけじゃつまらない。
そして、洋にも和にも合う。クレソンほど出ないが、独特の苦味がおいしい。

今日から、3日ほど日本。台風が来ないおかげで、プランターの紫蘇、バジルの小さな苗が傷む心配がなくなった。
3年目になる山椒の小さな木がたくさん新芽をつけている。3日の留守でも、この時期は
パグ犬モモと同じくらい、植物が気にかかる。元気で待っててね。

パグ犬モモのペットは

曇り、28度、95％

それは、ねずみちゃんです。
こうやって

　　　　　
一緒に寝たり、こうやって

　　　
お遊びしたり。とても大事だから、お父さん、お母さんに取られないように、こうやって
　　　　
隠したり、こうやって
　　　　
隠したり、こうやって
　　　　
隠したりします。お父さん、おかあさんは、「ねずみちゃん、や～い。」と探します。

これがないと

晴れ、29度、86％

親しくしてくださっている方が、ご自分のブログで癖毛ですと書いていた。
いつ会っても、とてもいい色に染めていい感じの髪型の方なので、癖毛？まさかと思ってしまった。

私は癖毛ではないけど、50何年、パーマをかけたことが一度、髪を染めたことはない。
自分では年相応に白髪があると思っているけど、見渡せば同じ年頃の方たち皆さん染めていらっしゃるので、いったい自分が年相応なのか実のところ分らない。
ちなみに、猫毛というのかやわらかく、細い髪。
ところが家人が一月ほど前に、「ぼくのために染めてくれない？」とおっしゃる。
これには参って、染めようか迷ってしまった。
染めないのは、染め始めたらずっと染め続けなければならないようで、80を過ぎた義母のようにまめに髪のことを気にすることなど到底できそうにない。
要するにずぼらなだけ。

それでも家人の言葉に、一週間ほど考えさせられたが、結局、「やっぱり染めないからね。」と
お返事しておいた。
家人も私の性格は充分ご存知のはずだから、諦めてくださるだろう。

ただ、旅行などで水が変わる、ホテルの備え付けのシャンプーを使うと、なんだか髪の調子がおかしくなる。たかがシャンプー、コンディショナーとはいえこの2つのおかげで、髪が気持ちよく風をはらんでくれる。髪の神様なのです。

私の車 タクシーじゃありません

晴れ、28度、88％

香港は、乗り物、公共の交通機関がたくさんある。
こればかりは東京よりも安いので、いろいろな乗り物を紹介しようと思っていた。

タクシーは、市街地が赤、シンセン寄りの田舎に行くと緑、島が青と分かれている。
つまり私たちが普段目にするのは、赤いタクシー。

　　　　
セントラルの中心を走るタクシー。タクシーの数はかなりのもので、一日中、タクシーに気軽に乗れる。ちなみに機種は、クラウンのコンパクト。5人乗りが主流。
以前は日本の中古車が走っていたが、今は新車が多い。

ところが、私の車はやはり赤。　だからか、私が走っていると手を上げる人がいる。
しかも、一週間に2回ほど。
怒る気にもなれないけど、真剣に手を振っている人を見ると笑い出す。
いい加減にしてよ。って、思う。

でも、そんなに似てるのかな？

　　

台湾からの土産

晴れ、31度、66％

家人が台湾の出張から帰ってきた。
台湾といえば、土産はお茶。パイナップルケーキもいい。
でも日本人のおじさんがお茶を買えば、きっと混ざり物の多いあまりよくないお茶を高い値段で買わされるだろうから、いつも、カラスミを頼む。これなら間違いない。
忙しいだろうから、空港で買えるのものがいい。
日本のカラスミとほとんど変わらないけど、値段がずっと安い。とはいっても、台湾でもカラスミは、高級品。

　　
とにかく大きくて立派なのをと頼んでおいた。このパックを二つ。ひとつは、来年のおせちに取って置こうなどと考えている。

ところが、ウローン茶の、新ものを取引先の方がお土産に下さった。
やはり地元の人が選んだもの、目が覚めるほどおいしいウーロン茶だ。
香港で買うものとまったく違うと言っていいくらい、澄み切った香りのあとに、じんわりと甘みが広がる。流石。ここ数日の暑さの憩いに、ゆっくりと入れたこのお茶を冷やしておこう。

世界一長いエレベーター

晴れ、２８℃、89％

時間に束縛されるのが好きでない。仕事の時間はきちんと守る。
だけど習い事など、とても長続きしない。

ところがひとつだけ、私の生活の中で気になる時間がある。

それがこの世界一長いと言われているエレベーター。
香港島のセントラルから山手に向かって800メーターほどあるエレベータである。
我が家がなんとこの一番上にある。そして、このエレベーターは一基しかない。
上り下りがなく、朝6時から10時までは下り、10時から夜12時までは上りに変わる。

つまり、朝10時この時間をはずすと下りは歩かなくてはならない。これができる前は難なく下りていた道なのにできた途端にこれにのって降りて市場に行くのが習慣になった。
下りだから歩いてもよさそうなのに、暑い時期はどうしても歩きたくない。
当然10時ぎりぎりに行けば、買い物が終わった頃は，上りになっている。

　　
エレベーターができて、たくさんの飲食店ができ、sohoと呼ばれて隣接するランカイフォンとともに土曜の夜などの人出は、凄まじい。
ここより、西にもうひとつこうしたエレベーターを現在建設中。地元の人、特に年齢の高い人にはありがたい存在だ。
考えてみたら、こんな坂を重たい荷物を持ってよく上がっていたなと、14，15年前を思う。

定期検査と称して、上りの時間に部分的に止まっている。このときばかりは、坂の上を見上げ
誰もがため息を付き、横の階段を上がるのだ。

ル クルゼの路面店

晴れ、28度、81％

明け方にわか雨があり、走るのはのはお休み。

香港の町は、2週間も通っていないと今まであった店がなくなっているなんてことが度々だ。
とにかく、動きが早い町で、店の工事などもあっという間にやってしまう。

このところ、1ヶ月に2度ほど香港を離れるので、足元のセントラルすらまともに歩いていなかった。昨日、頼んでいた本をとりにいくのに、エスカレーターを途中で降りてハリウッドロードを西に向かう。飲食店の様変わりの早さに驚きながら、昔たくさんあったカーペット屋はどうしたのかな？などと思っていると、目の前にル　クルゼの店が見えた。
　　　　　　　　

ここは以前、帽子屋だったのに。ル　クルゼはこの手前の郵便局の地下に事務所としてあった。それがこの有様。確かに、ル　クルゼの香港での人気は、かなりのものだけど、路面店って日本にもあるのかしら？香港のル　クルゼは日本のとちょっと違う。フランスのとも違う。
色や、種類が違うのだ。でも、確かにここのなべは優れもの。小さいのから大きいのまで
レアな色もたくさん持っている。香港ではスティーマーがない。
24センチのスティーマーを日本の帰る度、買おうか迷っている。
先日行ったソウルのデパートにもル　クルゼがあり、日本と同じ品揃えだった。

でも、店つくりのなんとすっきりとしていることか。こういう店がもっと香港に増えてくれれば。
　　　　　

装丁(2) 何度も読む本

曇り、29度、78％

大橋歩さんの本が好きで、何度も何度も読み返す。
この1992年出版の「いろいろ　いろいろ」など表紙にしみができている。
それでも、何度も何度も読んでは、表紙をはがす。

　　　
表紙も好きだが、一皮めくるとこのとおり、また楽しい。
そして、これを裏返すと。
　　　
こうなっていて、一人遊びにふけってしまう。
こんな楽しい本をいつも作る、大橋歩さんの30年来の大ファンである。