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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

初めての北海道

2017年10月11日 | 

曇、9度、66%  札幌

 28度の夏日の福岡から2時間の飛行、14度の札幌に着きました。初めての北海道です。小学校の時見た三浦綾子の「氷点」以来憧れた北海道です。やっと、この北の土地に足をつけることができました。南の九州生まれ、長いことそれより南の香港で生活、日本に帰ってきて8ヶ月です。

 空から見る北海道は紅葉が始まっていて色とりどりです。外に出てその空の大きさにびっくりしました。空が広い、丸く見えます。空を見上げているだけで、この土地が広大であるかのように感じます。しかもここは札幌の真ん中です。心がどんどん膨らんで行きました。

 今回の旅は、長いこと心に温めていた方とその方のワンちゃんにお会いするのが目的です。初めてお目にかかりますが、ずっとお会いしたいと思っていました。そんな気持ちが北海道に私を連れてきました。

 ココさんは、 こんなものを携えて「みつば動物病院」で預かっていただいています。人が好き、犬が好きなココさんです。今頃は自分のクレートで寝ていると思います。2泊の旅、今回は買い物バックではなくちゃんとボストンで出かけてきました。 

 札幌駅から中島公園に通じている大通りを歩いてみました。ゆったりした街です。道幅も広く碁盤の目のように道が走っているようです。 有名な「時計台」は思っていたより小さなものでした。見出し写真は大通り公園のものです。30年いた香港の空は高層ビルの間から見える小さなものでした。福岡に帰ってきて、空が大きく見えることに安らぎを覚えます。ところが札幌の空はそれ以上、大きいというより地球を包み込んでいるように感じます。

 日が昇ったら、ホテル横の中島公園を散歩して見るつもりです。「寒くなる前に行きなさい。」と主人が私の背中を押してくれました。北の土地を大きな空に包まれて感慨深く歩きます。

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落ち葉の季節になりました。

2017年10月10日 | 日々のこと

晴、21度、86%

 以前、この家にはもっとたくさんの木がありました。一年中何かの木が落葉しますが、秋には落葉がピークになります。子供の頃は落ち葉を集めては焚き火をしました。小学の高学年の頃からは、焚き火をする前に母が消防署に電話をしていたことを思い出します。「今から焚き火をします。」と電話口で話していました。「火の見櫓」が消防署にあった頃の話です。そのうち家庭での焚き火は禁止されたと聞きました。

 朝涼しくなって、私の道の掃除は朝晩2回になりました。表の道、 私の足で45歩、ここには羽根突きの時の羽についている黒い玉の木「ムクロジ」の木があります。この木はどこからか種が飛んできて大木になった木です。繁殖力旺盛、夏中、新しい枝をズンズン張りました。切っても切っても新芽が出ます。真夏に小さな花が咲きました。無数のその花が散る時は、道が花吹雪でした。そして無数の実をつけました。実をつけた頃から「ムクロジ」の下に駐めている私の車には細かい松ヤニのようなものが付くようになりました。朝拭いても夕方のはもう付いています。そして、この1週間、毎日黄色くなった葉を落とします。朝晩、隣の家、向かいの家の前も掃き落ち葉を集めます。

  裏の道、私の足で43歩、こちらは蔦が張った石垣があります。先日主人がずいぶん蔦を取ってくれました。この蔦は常緑ですが、この時期、葉を入れ替えます。今は葉と白い実を落とします。この蔦も以前にはなかったものです。子供の頃の裏の道は石垣が見えていました。朝には必ず落ち葉を集めます。

 「ムクロジ」も蔦も今月末ぐらいには伐採してもらいます。2月はじめの大寒に30年ぶりに日本に戻ってきました。その時、庭にあった緑はごく僅か、春になって緑が芽吹くと嬉しいと思いました。ところがその嬉しい緑が心身ともに負担に感じます。庭掃除、道掃除、30年忘れていた仕事です。庭の四季の移ろいを知るにはまだ4ヶ月ほどかかります。

 今日から2日ほどこの外回りの掃除から離れます。 「ムクロジ」の木を見上げました。この木が丸裸になるまで掃除は続きます。帰ってきた後のことを思うと心が萎えてしまいました。

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4ドアセダンを運転する

2017年10月09日 | 日々のこと

晴、21度、84%

 香港から持って帰ってきた車は、福岡に着いてから警告灯が出るようになりました。昨年の11月まだ香港で運転した最中、すべての警告灯が赤く点いたことがあります。点滅してうるさいほどのブザー、ハンドルが重くなり力でハンドルを切りやっとの思いで家に帰りました。 修理したものの以來、警告灯が点ると用心します。ヤナセに持ち込むと部品をドイツから取り寄せるため3週間近くも入院させられました。

 3日前、バッテリーの警告灯が赤く点ります。黄色ではありません。ヤナセに電話しました。ヤナセでお世話になっている方は初めてお会いした時から信頼おける人と思いました。このヤナセマン、症状を聞くや「乗らないで待っていてください。」とおっしゃいます。待つこと40分、ヤナセマンは代車に乗ってやってみえました。「点検します。しばらくこれに乗ってください。」代車は私の車にそっくりですが、4ドアのセダンです。セダンなど運転するのは教習所以来の話です。しかもキーレスの車です。ボタン一つで動きます。見出し写真が代車です。

 早速、この代車を運転してみました。外見は似ていますが、車高が違います。車の長さはこの代車の方が長めです。鼻先だけ見れば私の車の方が長くみえます。運転を始めると、ハンドルが軽く、ブレーキもアクセルも踏み込む必要がありません。車高がある分視界が広がって、小さな私でも楽に路面が見えます。「あら、いいじゃない。」主人がよく「運転しやすい車、運転しにくい車。」と話しますが運転なんてみんな同じだろうと思っていました。初めて実感する「運転しやすい車。」です。バックのときはナビに  こんな映像が出ました。障害物が近づくとブザーがなる私の車とは違います。私の車ではバック時は、目視とこのブザー音が頼りです。ナビ通りに車庫入れしてみると「あら、うまく行くじゃない。」旧式の私の車にはこんな装置はありません。

 夜遅く、ヤナセマンからお電話です。異常がないので誤作動かもしれないと、様子を見ることになりました。翌朝、代車を返しに運転します。キーを交換して、私の車に乗りました。ドシンと尻餅をつくように乗り込みます。キーを差し込んでエンジンをかけました。この手に伝わる感触。重いアクセルを踏み込みます。走り始めると、体に響いてくる6気筒のエンジンの動きと音。土曜日の朝です。車の少ない道を飛ばします。

 半日、2回運転をしただけの4ドアセダンです。私が好きなのはBMWではなく、人も乗せられない、荷物も乗らない私の車なんだって噛み締めた朝でした。

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マザーオブパールのスプーン

2017年10月08日 | 身の回りのもの

晴、21度、91%

 スプーン、和名で「匙」どちらの呼び方も好きです。呼び方ばかりかその形が好きです。それにとても役に立ちます。スプーンは大小、形も用途も様々なものをたくさん持っています。一番多いのは「銀の匙」、1センチ足らずのマスタードのスプーンからサーバーの20センチほどのものまであります。木のスプーンも好きです。塗りのもの、竹製、白木、完全に乾燥させないとカビることもあります。象牙のスプーンは乾燥で曲がることもあります。素材の違い、形の違いで口に入れた時の感触が違います。塗りのスプーンは暖かです。銀のスプーンはキリッとしていて優しい口当たりです。ステンレスのスプーンとちょっと違うように思います。

 毎朝ヨーグルトを食べます。夏の間は、銀の打ち出しのスプーンを使っていました。アイスクリーム専用のつもりがこの夏はヨーグルト専用になりました。ところが秋風が立つとこのスプーンが急に冷え冷えと感じます。そこで出してきたのがマザーオブパールのスプーンです。薄い薄い貝殻のスプーン。持ち手もマザーオブパールで出来ています。この持ち手のつなぎ目はおそらく錫です。インドのものです。4本買いました。大きさも形も少しずつ違います。持ち手には模様が彫られています。錫のつなぎ目が折れてしまって、今では3本になりました。固いシャーベットを食べているときに折れました。

 ヨーグルトなら折れる心配もありません。 薄いので滑りよく口に運びます。スプーンの部分がやや大きめ、たくさん口に運べます。貝ですが、冷たさはありません。無機質ではないからでしょう。ヨーグルトとの取り合わせ、寒くもないこの季節、気に入っています。うんと寒くなったら、木のスプーン、塗りのスプーンを出してきます。いつものヨーグルトがスプーンが変わると味も違うように感じます。

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トランク好きなモモさん、ココさん

2017年10月07日 | もも

曇、21度、94%

 出張の多い主人、私の香港時代はふた月に一度の割合で帰国していました。旅の準備、帰ってくれば荷を解く、トランクを開ける機会は度々です。旅支度をしていると、トランクに寄ってくるモモさん、そのうちトランクに入ります。荷物をほどいていればやはりトランクに入ります。食べ物が入っているわけではありません。旅支度の時は、「行って欲しくない。」という顔つきです。帰ってくれば、「もう行くな。」という顔つきです。 もちろんたまにはトランク中に美味しいものを見つけます。この写真のモモさん笑ってますね。私が帰ってきた時の様子です。

 先日、主人が香港に戻るために荷物を作り始めました。いつもはココさん私と二人の生活です。主人が帰ってきて、息子までやってきて楽しい時間を過ごしました。息子が帰り、主人も香港に戻ります。トランクをクンクン匂っているかと思えば、入って座り込みました。箱の中や狭いところが好きなのは、犬たちみんなです。そう思って写真を撮りました。

 主人を見送って、写真をよくよく見るとココさんの表情はいたずらをしている時のそれではありません。ちょっと寂しげです。主人に行って欲しくなかったのでしょう。

 モモさんのトランク座りは決まり事でした。旅の準備ができると、 この状態。帰ってくると、 この状態。モモさん3歳の時です。最後に私が東京に行って帰ってきた日もこうしてトランクに座りました。 いつもトランクと一緒に持ち歩くボストンの上のモモさんです。ココさんもこれから同じようにトランクに座るのかしら、どんな思いでトランクに座るのか、その思いを受け止めてあげなくてはね、と思います。モモさん、ココさんいつもありがとう。

 

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カズオイシグロ

2017年10月06日 | 

雨、19度、96%

 昨晩のニュースでカズオイシグロさんがノーベル文学賞を取ったことを知りました。おめでとうございます。とても嬉しく思います。

 カズオイシグロさんの本との出会いは30年前に遡ります。香港の今はないアイスハウスストリートの本屋です。イギリス風の間口の狭いその本屋はドアを開けると少しカビ臭く感じます。天井まで本が並べられています。高いところの本を取るために脚立まで置かれていました。

 本の背の題名と作者を一つ一つ追いました。当時の日本人のノーベル賞作家は川端康成だけでした。もちろん川端康成の名前は「K」の棚に並んでいます。たくさんの本の中「KAZUO」という日本名が目に留まりました。「AN ARTIST OF FLOATING WORLD」です。 この本がカズオイシグロさんとの出会いです。以来、新刊が出ると買い求めます。

 私がカズオイシグロさんを知ったときにはすでに3冊の本を出されていました。3冊のうち処女作だけは香港の本屋にありませんでした。今の様にAmazonでワンクリックすれば本が世界中から送られてくる時代ではありませんでした。処女作のことは忘れていると、主人がイギリスからのお土産に買ってきてくれた本の中の1冊がその処女作でした。 私は主人にカズオイシグロの処女作を探しているなどと話したことはありません。こんなに嬉しかったお土産はありませんでした。

 カズオイシグロさんのこと、本の内容、昨晩から何度もニュースが伝えています。30年読み続けてきた作家がノーベル賞を取ったことに嬉しく思います。ニュースを見ていると、古い友人からメールが入りました。彼女は私のブログを読んで以来、カズオイシグロの本を読んだそうです。二人でうれしいね、と交換しました。

 手元に香港から持ち帰った8冊の本があります。まだ増え続けると思います。これもまた私の宝物です。

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お月見とお団子

2017年10月05日 | 日々のこと

曇、19度、62%

 中秋節、香港では大事な祝日です。お月様を眺めるのは昨日、夜遅くまでお月様を愛でるので翌日の今日が休日です。街に色とりどりの提灯が飾られます。この日に向けて、お祝いのお菓子の月餅も売られます。中秋節を過ぎるとやっと秋の気配の香港です。朝からそんな香港の光景を思い浮かべていました。

 30年ぶりの日本でのお月見、福岡はいいお天気です。ススキの穂を飾りたくて田舎を車で走るときは気をつけて見ていますが、どこにもありません。私が小さい頃はこの家の周辺の空き地には背の高いススキがよく見られました。ススキの穂だって遊び道具です。よくあの鋭い平行葉脈の葉で手を切りました。傷が深く痛かった記憶があります。

 お昼過ぎ、ヨモギ団子をこさえました。 お供えのつもりだったのに、お月様が出て来る前には一つ残らずなくなりました。夕方の散歩の後にはくっきりとお月様が見えました。お風呂から上がって、さあ、お月様をと二階に上がると、月に叢雲。すっと雲が切れると、まあるいお月様です。

 私はこのひと月後の満月が好きです。もっと気温が下がって冴え渡る夜空に満月が輝きます。香港での早朝ジョギングの時は毎朝このお月様が友達でした。「お月様、今晩は。」ではありません。「お月様、おはようございます。」お月様を思う一日、私は香港を思い返していました。30年ぶりに見る日本の中秋の名月、心が洗われました。

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秋刀魚のお刺身

2017年10月04日 | 日々のこと

曇、20度、78%

 主人が戻って来て連日お肉が続きました。お魚が美味しい季節になりました。主人が秋刀魚が食べたいとおっしゃいます。焼き魚と違いお刺身となると秋刀魚を選びます。お店でお刺身ように下ろしてもらいました。

 青森産の秋刀魚だそうです。青にも見える銀色の美しい大きな秋刀魚です。残念なのは秋刀魚はお刺身になるとぐっとかさが減ります。大きな秋刀魚2匹がたったのこれだけ。思ったよりは脂が少なくさっぱりとした秋刀魚でした。身にも脂の回った秋刀魚を食べるときは生姜や柑橘類のお醤油で食べますが、これぐらいさっぱりしているとわさび醤油が口に合います。さっぱりしていますが甘みは十分です。青魚のお刺身は焼いたり煮たりする時の様な臭みがありません。新鮮な上に加熱しないからと思います。私も秋刀魚のお刺身は今年初めてです。

 秋刀魚のお刺身以外に一人2匹付で秋刀魚を焼きました。この秋、私が焼いた秋刀魚で一番脂が乗っていました。一人暮らしでは煮物など作らないだろうと、湯葉とおカブの葉っぱの炊き合わせ、長ひじきの煮物などを合わせました。

 もちろんココさんも大喜びで秋刀魚のお夕飯でした。秋刀魚の炊き込みご飯もいいなあと30年ぶりの日本の秋を楽しんでいます。今晩はお月様が見えるかしら。

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息子が撮ったココの写真

2017年10月03日 | ここ

曇、22度、93%

 息子が一日足らずでしたが我が家に来ていました。ココさんとよく遊んでくれます。ぬいぐるみを投げて取ってくるのを覚えさせたのも息子です。息子が一人でやって来たのは2回目、お盆の時に家族3人できた時を含めるとココさんと会うのは3度目です。

 主人が帰って来ても大喜びのココですが、息子がやってくるとその喜び様が一段と激しくなります。考えれば私が帰宅した時などは尻尾もふりません。主人も私もいるのに、ココさんは息子の後を追いかけます。その様子は嬉々としています。

 その息子が撮ったココさんの写真を見ると私が撮ったココさんとは明らかに違います。 カメラを見つめるのは変わりないのにその表情が和やか、嬉しさを満面に表しています。

 いつもは私と二人だけのココさんです。主人が戻ってくる、息子までやって来る、いっぺんに家族が増えました。人が好きなココさんは嬉しくてたまりません。次回息子がやって来るときは家族一緒です。ココさんはお嫁さんも大好きです。スカートを引っ張って遊んでくれとせがみます。ところが未だに孫娘ココさんを怖いと言っています。その孫娘の相手をするので次回は息子とはゆっくり遊べません。

 写真家だった父が言っていました、「撮る人によって、被写体のいい表情を引き出せるんだよ。」それって、もしかしたら愛情かもしれないなあと、今回の息子の撮ったココさんの写真を見て思います。

 あいにく短い時間でしたので息子とココさんの写真はありません。今日の2枚の写真は息子が撮ったものです。ココさん、今晩からはまた2人よ。

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ラムラックロースト

2017年10月02日 | 料理

雨、19度、90%

 主人が戻って来ました。その翌日には息子が所用で一人でやって来ました。息子は夜中について翌日には東京に戻ります。何年ぶりでしょうか、親子3人の夕飯です。

 福岡に戻って来て、ラムの肉が手に入り難いことがわかりました。注文すれば翌日には手に入りますが、店頭ではデパートでも並んでいません。たまたまあるスーパーがニュージーランドフェアでラム肉を売っていました。ラムチョップだけです。数本まとめて買いました。このフェアが終わればラム肉は売らないとおっしゃいます。次の日、いつものように食材をたくさん香港からお土産にしてくれる主人の荷物を開けると、なんと冷凍にしたラムチョップ、ラムラックが出て来ました。大きなラムラックは早速夕飯の食卓に上りました。

 日本に帰って来て8ヶ月、まだこの家のオーブンで塊の肉をローストしたことがありません。下準備をしたラムラックの焼き温度、焼き時間設定を考えます。毎日のようにオーブンはパンを焼くために使います。癖もわかり始めました。まあ、主婦歴40年です。以前はディジョンの粒マスタードをたっぷりと塗って焼いていたのですが、カマルグのバジルとトマトの入った塩とオリーブオイルで焼きました。カマルグの塩をラムに使ってみたいとずっと思っていました。

 オーブンからラム独特な匂いが立ち上ります。テーブルの上で切り分けるのは主人の役目、ところが昨晩は主人がそれを息子に譲りました。初めて息子に切り分けてもらったお肉です。 ご覧のように中はジューシー、皮目の脂はすっかり落ちています。主人はマスタードをご所望ですが、息子も私もこのままかぶりつきました。ほの暖かなラムの肉、赤ワイン、いつもより大きく焼いたフランスパン、庭獲れの野菜たち、山羊のチーズ。もちろんココさんは初のラム肉です。食後、空港に向かう息子を玄関で見送ります。満ち足りた夕飯でした。

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