チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

残り物のパイ生地でおやつ

2024年03月10日 | おやつ

晴、4度、60%

 作り置きの「パイ生地」が中途半端に残っています。少しでも残っていると新しい「パイ生地」を仕込もうとは思いません。使い切ってしまうのが一番です。作るのが簡単な果物パイ、薄く切った果物を半量の「パイ生地」に乗せて、お砂糖パラパラ、ガーダモンやシナモンをパラパラ、残りの「パイ生地」を乗せて焼くだけです。30分もかかりません。

 端を切り落とさず残り物なしで焼き上げます。折パイの層も残り物ですから綺麗には出ません。そんなんことお構いなく、温かなパイ菓子をおやつにします。 いつもあるりんごで焼きました。使ったのは身の柔らかな「王林」です。甘く煮たりんごの「アップルパイ」とは別物です。爽やかな香り、軽い甘さ、大きい「アップルパイ」でもすんなんりお腹に入ります。黒くなり始めた「バナナ」も同じ様にして作ると一石二鳥。桃やいちじく、パイナップルも合わせる香辛料次第で幾通りにも作れます。

 おうちのおやつはこうでなきゃ、とサクサクと食べました。さあ、新しい「パイ生地」を仕込みましょう。

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クリスマスプディングの容器

2024年03月09日 | 身の回りのもの

晴、7度、58%

 40年前、香港で売られていた「クリスマスプディング」は陶器の入れ物に入っていました。当時まだ中国返還前でした。「クリスマスプディング」はブランデーで火を灯して食べるイギリスらしいクリスマス菓子です。イギリス領の各国ではこの菓子がなくてはクリスマスは来ないと聞きます。当時、香港ではスーパーでも山積みの「クリスマスプディング」が売られていました。まだ数軒しかなかった高級食料品店の店先にはこうした陶器の容器に入った「クリスマスプディング」が積まれていました。

 モモが我が家にやって来たのは2004年、モモのご飯入れはこのプディングの容器を使いました。大きさ違いで3つ持っています。 モモは日本に来てすぐに逝きました。亡くなってすぐ我が家のやって来たのがココです。ココに初めてご飯を与えた時、この器を使いました。ペットショップで十分な食べ物をもらっていなかったのか、ココは餓鬼の様に食べ物を前に興奮しました。幾度もハイジャンプをします。その勢いで文字入りの器を大きく壊しました。切手四枚分ほどの欠けを作りました。モモが亡くなってすぐのことです。モモの思い出の器が欠けてしまい大層落胆しました。以来7年間、箱にしまっていました。

 先日、こうした欠けの補修を簡単にできる「エボキシパテ」というものを知りました。 外壁などの補修に使うものらしいのですが、陶器にも使えると書かれています。欠けはわずか数時間で埋まりました。グレーの色がチグハグですがとりあえず使用可能です。熱を加えるのは考えもの、卵をといたり、粉を計ったりにと使い始めました。

 一番大きなサイズはずっと毎朝パン種をこねるのに、小さいサイズはバターを湯煎したりにと使っています。7年ぶりに3つが揃いました。

 ココには壊してすぐに大小の白い器を買いました。ココにご飯前落ち着く様に教えるのは大変なことでした。モモの器が3つ揃って、ココが我が家に来た当初のことも蘇って来ました。来月はモモの七回忌です。

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46回目の結婚記念日

2024年03月08日 | 日々のこと

雨、9度、70%

 

 昨日、結婚して47年目になりました。46回目の結婚記念日でした。「結婚記念日おめでとう」というのはなぜかしら?などと一日ボンヤリ考えました。「おめでたい」のかな?喜ぶことではありますが、「おめでたい」とは違うかもしれない慶事です。

 手持ち金8,000円から始まった生活、いろんなことがありました。普通のご夫婦と同じです。いい時もあれば悪い時も、離婚を考えたことも幾百回。続けることはお互いの努力です。その努力を讃えて、「よくやったね。」そして今からも続きます。でももう先は46年もありません。そう考えると気が楽になりました。

 主人は香港で祝うと言って来ました。頂き物の小さな「チョコレートケーキ」を私は開けました。「種のケーキ」、ヨーロッパの「シードケーキ」を日本風にアレンジしたケーキです。ほとんど甘くありません。カカオの香りと苦味がよく、硬いけど味の深さを感じます。「和三盆」が添えられていましたが、この苦味が好きで使わずに食べました。 強いて言えば、もっとナッツやお豆が入っていて欲しい。10センチにも満たないケーキです。全部食べれるつもりでしたが、濃厚なチョコレートでお腹がいっぱいになりました。

 甘いケーキを食べた方がよかったかな?カカオの苦味が46年の結婚生活のに重なります。甘いばかりでない、まだこれからも決して甘くはないと心に思いながら、「おめでとう、ありがとう」

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BRAUNの温度湿度計

2024年03月07日 | 身の回りのもの

曇、9度、70%

 このブログに台所のカウンタートップで写した写真を載せることがあります。その写真に写り込んでいる黒い真四角なものは何ですか?と幾度も尋ねられました。中には拡大して見られたのでしょう、「BRAUN」と書かれているので時計ですか?そんな時計見たことがありません。と書かれたコメントもいただきます。5センチ四方の「BRAUN」と書かれたものは「温度湿度計」です。 香港の頃からずっと台所を居場所にしています。

 パンを毎朝焼きます。室温は大事です。温度と同じくらい湿度も気を使います。発酵時間を長く取ったり発酵をガスレンジのそばでとったりその日の状態で変えます。温度、湿度が数秒で代わる代わる表示される仕組みです。これは実は「子機」です。「親機」は居間にあります。 こちらは時間、天気、気温、湿度が表示されています。「BRAUN」の「ウェザーステーション」という品です。日本の「BRAUN」のお店では見たことがありません。香港でも1点2点しかないとお店の人が言っていました。

 「親機」、「子機」は連動しているかと思えばそうでもない?気温、湿度はそれぞれの部屋のものが表示されています。よくわからない仕組みです。おそらく「子機」だけでも「温度湿度計」としての役目を果たすと思います。「BRAUN」の品はデザインが簡素で好きです。時計はひとつ私の枕元にあります。 あとひとつ、ラジオ付き時計を持っています。 ラジオがついているので災害時には助かると思っていたのですが、先日、電池交換の時、ラジオが繋がらないとわかりました。どれも長く使って来たものです。「BRAUN」のラジオで調べてもどこにもありません。ラジオは使えないのですがデジタル時計で使います。

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ビオラ、フィーリー、小さなスミレ

2024年03月06日 | 

曇、10度、88%

 今、庭にはスミレが咲いています。小さなスミレたちです。園芸種のものですから、本来の花期より随分早く秋口から咲き始めます。種から蒔いたスミレはまだ数センチの苗で花は5月ごろかなと予想しています。スミレでも昔からある「パンジー」は花びらが大きく好きになれません。庭で一番大きなスミレは「ビオラ」です。

 今年は「ビオラ」の改良種、「フィーリー」が登場しました。「ビオラ」の半分ほどの花ですが、精巧な作りで数多く花をつけています。 手前が「ビオラ」奥が「フィーリー」です。「フィーリ」でも大きさに違いがあります。 奥の花が一番小さな「フィーリー」です。

  「屋久島スミレ」も改良品種です。冬の最中も咲き続けました。原種に近いスミレは俯き加減に花を咲かせます。 「においスミレ」も原種に近く「ビオラ」の様に群れて咲きません。ポツポツと咲くところが魅力です。微かに甘く香ります。

 2年前から散歩道の道端にスミレの葉が芽生えて来ました。小さな花が下を向いて咲くので花を見つけるのは容易ではありません。でも確実にその数を増やしています。「スミレ」は強い品種です。

 「フィーリー」にすでに種がついています。 この結実にすっかり見惚れてしまいました。枯れてしまうのを待って「種取り」です。種から育てるのは簡単だと聞きますが、私は下手くそで、今年もたった4株しか芽生えてくれませんでした。深いオレンジの種を蒔きました。オレンジ色の「ビオラ」が咲くのはまだまだ先の話です。種を取り、種を蒔き、芽生えて、花を咲かせ、また花の一年が巡ります。

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シールが好き

2024年03月05日 | 自分ごと

雨、8度、90%

 昭和30年代、今から60年前私は小学生でした。テレビで「鉄腕アトム」の連載が始まると、提供メーカーの明治製菓はマーブルチョコレートのおまけに「アトムのシール」を入れるようになりました。小筒に入っているシールは、出してくるとカーブしています。アトム、ウランちゃん、お茶の水博士、そんな登場人物がポツンと描かれたシールでした。下敷きにそのシールを貼ってくる子もいました。私はひたすら集めました。いつ頃まで「アトムシール」を集めていたか記憶はありません。集めたシールは時折出して来て、人物別にまとめてまた机の引き出しの隅にしまいます。何かの折に数えたら百数十枚有りました。もう忘れかけていたそのシールを中学だか高校の時出して来たら、黄変していました。昔のシールです。シールの角もめくれていたり、結局捨てました。

 シールの種類は違いますが「アトムのシール」以来、シールを買っては集めます。使うつもりで買うのですが、使わずに缶にしまっては出して来て並べます。自分の中でブームが去ると慌てていろんなものに貼って使います。手紙の封やメモ用紙にペタン。「アトムのシール」で使えなくなったシールの惨めさを経験しています。それでも使うために買うのに、買って、貯めて、出して来ては眺めて。60年経った今も小学生の頃と変わりません。私が死んだ後、家族の者は私の机の引き出しの一つの缶の中にたくさんの使われなかったシールを見つけると思います。

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雛膳

2024年03月04日 | 雛祭り

曇、5度、78%

 昨日のお昼ご飯、自分のために「ちらし寿司」を作りました。お雛様です。春らしい華やかなちらし寿司を作りました。

 スーパーには「寿司種セット」を売っています。帰国して驚いたものの一つです。自分の好きな刺身を買い作りました。海鮮ちらし寿司はばら寿司に比べて家で作るよりお寿司屋さんで食べることの方が多いような気がします。先日、主人と一緒にお寿司屋さんで食べたちらし寿司は見事でした。まず手の込んだ寿司飯、このすし飯だけでも満足できます。上に乗せられた生ものも寿司屋らしくひと手間加えられています。

 家で作ったちらし寿司、食べやすいように刺身は醤油に小一時間漬けました。こうすれば寿司飯と一緒にぱっくりと食べれます。 甘さを抑えた寿司飯と漬けの刺身、卵と菜の花の簡単なものです。大きなわっぱいっぱいに作りました。そうそう、庭の「水蓮の株分」をした時に見つけた蓮根、小指ほどの小さな蓮根をうっかり折ってしまいました。主人が「食べれない?」などと言いますがほんの小さなかけらです。でも捨てるに忍びず、「酢蓮」にしてちらし寿司に散らしました。小さくても穴の空いた姿が可愛い。 

 蛤が今年は安く出回っています。地元の蛤ですら手頃な値段です。輸入物よりはるかに大きな蛤で「潮汁」を作りました。 「潮汁」は身を食べるより汁の旨みを味わうものかと思うほど滋味を感じます。

 お腹も心も満ち足りた「雛膳」でした。

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「やっぱり、ケメックス!」とコーヒーを淹れる。

2024年03月03日 | 身の回りのもの

晴、1度、65%

 コーヒーを淹れようと数年ぶりに「ケメックス」を出してきました。「バルミューダ」のコーヒーメーカーを買って以来、他のコーヒーを淹れる道具は棚の上に仕舞っていました。真鍮のドリップ、モカマシーン、ケメックス。どれも豆を轢いて使います。「バルミューダ」のマシーンは確かにおいしく入ります。濃さの調節も可能です。特にアイスコーヒーは美味しいと感じます。入るまで時間がかかるのと3人分しか作れないのが玉に瑕。

 朝走っている最中に急に「ケメックス!」でコーヒーをと思いました。何がきっかけか自分でもわかりません。 最近はいろんな形の「ケメックス」が売れられています。基本は漏斗がガラスで一体化されたものです。豆を轢いて、お湯を沸かして、器具を温めて、濾紙を入れ、豆を入れ、お湯をそろそろと注ぎます。豆が膨らみ、気泡が上がりもう一度お湯を注ぎます。静かな台所に「ポトポト」とコーヒーが落ちる音が大きく聞こえます。お湯を注ぐ私の顔もほんのり暖かく、コーヒーの香りがして来ました。

 温めたカップに温めたミルクたっぷり、コーヒーを注ぎます。私の「カフェオレ」の出来上がりです。美味しいかどうかはこの時の色で決まります。どの器具を使ってもそれぞれの持ち味が出て、美味しいと感じます。「ケメックス」はガラスの首に持ちやすいように木が巻かれています。この感触までもがコーヒーのおいしさを作っています。

 お茶を淹れる、コーヒーを淹れる、器具を出して来て、茶葉を測ったり、豆を測ったり、ひとつひとつの工程を楽しみます。お茶やコーヒーを飲むのも好きですが、私はこの淹れるまでの作業がそれ以上に好きなのかもしれません。

 「ケメックス」で入れた「カフェオレ」は、まろやかな暖かな味がしました。

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ステーキの包パイ

2024年03月02日 | 料理

曇、5度、62%

 ステーキの肉をパイに包んで焼いてみたいと急に思いました。「折りたたみパイ生地」は作り置きが冷凍庫にいつもあります。パイに入れる肉は挽肉にしたものばかり、一枚の肉を入れたらどうなるかな?一緒にパイに詰める野菜も考えます。肉の火の入れ加減、一旦両面に焼きをつけて包むつもりです。それでも肉汁が出るので、パイの底の生地に火の通りが悪くなり最悪は半焼けになります。想像するより、まず作りましょう。

 一緒に詰める野菜は「マッシュルーム」の炒めたもの、「ほうれん草」を一度さっと湯がいたものにしました。「ほうれん草」はこの時期ならではのチヂミの「ほうれん草」を使いました。 厚目の葉は香りよく旨いと感じます。両面焼き色をつけたステーキ肉を「ほうれん草」で包み、「マッシュルーム」を炒めたものを乗せて、パイ地を被せました。横長のステーキを丸く整えるのは「マッシュルーム」です。中のものは全て火が入っていますから外のパイ地が膨らみ色付けばオーブンから出すつもりです。高温で焼きます。

 家で焼いたパイは熱々を食べれるところが最高。18センチの大きさのパイです。 刃を入れ切り分けました。パイの生地からはバターが香ります。切ると牛肉の匂い。 湯気もご馳走です。

 肉の中央はまだ赤みが残っていますが、周囲は心配通り火が入り過ぎで硬いと感じます。パイ時の膨らみは上々。「練りパイ」の生地を使うと重いパイになります。幾重にも折られた「折パイ」はバターをたくさん使いますが、軽い仕上がりです。

 一番の懸念、パイの底は肉汁を吸い火は入っているけれど焼き色が出ていません。底をパリッと焼き上げたい。我が家のオーブンは上火下火の調節が効きません。しかもファンが回ります。ファンが回るのは温度を一律にするには便利ですが、下火を強くと思うときは役に立ちません。

 まだまだ課題多い「ステーキのパイ包み」まるまるひとつお腹に入れました。ソースを添えるのことも考えましたが、パイ地のパリパリを楽しみたくてやめました。 お腹いっぱい、次回はもう少し工夫を試みます。

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桜咲く三月

2024年03月01日 | 日々のこと

雨、8度、75%

  三月が始まりました。三寒四温の言葉通りに寒さのぶり返しを繰り返しながら、間違いなく春に向かっていると感じます。散歩道の桜の蕾が急に丸くなりました。月末には咲き始めると言っています。

 私の古いお雛様、今年は床の間の掛け軸を先月のままに飾りました。母が表装を誂えたこの軸が唯一我が家では華やかなお軸です。色紙の赤が雛にふさわしく、例年飾る私の刺繍のお雛様の額は納戸の中です。庭の満開の「花梅」をひと枝飾りました。今時のお雛様の数倍の大きさの立ち雛です。この雛人形を手にすると私自身の今までが詰まっているような気になります。

 座敷のテーブルに置く「コーヒーテーブルブック」はこの2冊。 30年近く前のこの2冊、繰り返し繰り返し手に取ります。日本では馴染みの少ないアメリカの料理家「ジュリア.チャイルド」の言葉の数々が面白い。お茶の本は香港で初めて買った本です。イギリスのティータイムの写真がいまだに色褪せることなく楽しませてくれます。

  今月のテーブルクロスはウィリアムモリスの麻布をかけました。重みのある生地がややベージュを帯び、モリスらしい風合いのクロスです。 花の季節を迎えます。その期待をこのクロスに託します。

  モモカレンダー、モモが8歳の時です。日本の知人が送ってくださった「クールエプロン」をつけて散歩をしていると、香港の人から「それは何?」と尋ねられました。会う人ごとに説明した記憶があります。写真ですがモモはココより大きいと実感します。手足の大きさ、体全体のがっちり感、頭も大きい。サマーカットの後なのですっきり見えます。

 三月は私に取って個人的な節目を迎える月です。健康でこの月を迎えられたことに感謝します。

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