気ままに

大船での気ままな生活日誌

カルガモ日誌 (18) 初蝉の日に

2016-06-15 22:59:34 | Weblog

こんばんわ。

ほんとは、今日のカルガモ日誌シリーズのサブタイトルは、”イチローがピート・ローズに並んだ日”にしたかった。4256安打にあと1本と迫っていたイチローが、打席に立つ可能性がある、午前11時からのテレビ中継には目を離せなかった。スタメン出場はならなかったが、後半には、きっと代打で出ると思い、7回まで粘っていた。でも、お昼を食べたあと、とうとう、しびれを切らして、散歩に出てしまった。あとで知ったことだが、9回表に出場したが、凡打だったようだ。よかった、これで。ぼくがみていないところで、大記録を出されては困るのことよ(笑)。明日こそ、スタメン出場で、”いきなり安打”で、世界タイ記録。二打席目で世界新と願いたいもの。

さて、イチローの打席をみられなくて、晴れない気持ちを一気に晴らしてくれたのが、カルガモ一家。なかなか見付けられなかったが、下流の最後の橋の上に立ったときに遭遇。ただ、これまでみたことのない行動にびっくり。緑の小島に休んでいた親子が、ぼくの顔を見るやいなや、一斉に、すごい勢いで、ぼくの方に向かってきたのだ。まるで、”会いたかったぜ、三年ぶりに、逢えてうれしや 呑もうじやないか”と言った感じで!

そして、橋の下まで来て、まるでぼくの顔を見上げるようにした。しかし、その後、諦めたように散らばった。

この光景をみて、はたと、この橋で餌を投げ与えている人がいるのではないか、と思った。もし、そうならまずいことです。子供たちが健全に育たない。”児孫のために美田を買わず”はヒトの世界ばかりではないノデス。

お母さん、しつけをよろしくお願いしますよ。

こどもたちよ、人をあてにしないで、何事も自力で!

この日、イチローの世界記録はならなかったものの、蝉の初鳴きをここで聞きました。八幡さまの段蔓の桜並木で。早いもんですね、もう。

ちょうど、この辺りで。そういえば、七夕飾りも初見でした。早いもんですね、もう。

そうそう、初見といえば、鎌倉地区での山百合の初見もありました。八幡さまの国宝館の前です。

では。おやすみなさい。げろげろ。

いい夢を!

(えのすい)


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古今亭菊之丞と立川談笑の二人会

2016-06-15 11:53:45 | Weblog

この日曜日に、鎌倉駅前のホールで開催された菊之丞と談笑の二人会を聞きに行った。落語は好きな方で、浅草や上野の寄席にも時々は行く。お二人とも寄席で知った落語家である。第1回の鎌倉笑輪会の公演ということもあり、演芸評論家の長井好弘さんの司会のもと、両師匠の鼎談が設けられたが、これがまた面白かった。

菊之丞は中学生のときから寄席に通っていたそうで、当時は今の落語人気からは想像できないほどの底の頃で、池袋の夜の部で客が自分一人のときがあったそうだ。ぼうや、何処から来たの?って聞かれたそうだ(笑)。91年に古今亭団菊に入門。03年に真打。古典落語がやっぱり自分には向いているという。さわやかな口跡と艶のある高座、歌舞伎役者と見紛うほどの美貌(笑)で人気。

談笑は塾の先生をしていたが、突然、生徒の前で、落語家になると宣言したら、みなラクゴカって?と怪訝な顔をしたそうだ。一人だけ、女生徒がもしかして、それって、お笑いのこと?(爆)。それほど認知度が低かった時代だったようだ。93年に立川談志に入門。05年に真打。古典落語を現代風にアレンジするのが得意。談志が得意とする”芝浜”を改変して”シャブ浜”(笑)にした。現代は酒よりクスリ(シャブ)で身を落とす人が多いだろう、ということから改作したそうだ。談志師匠ははじめ許してくれなかったそうだが、現在は、”芝浜”同様、泣かせる噺になっていて、人気の演目のようだ。是非、一度聞きたい。

さて、前座の柳家小多けの”道具屋”につづき、談笑。長いオフレコの(笑)、面白まくらのあと、噺が始まり、おっ!”堀之内”だ。むかし、あの辺りに住んでいたことがある。堀の内の御祖師様。そこつものが自分の性分を信心で直そうと、毎日御祖師様にお参りに行くことにするのだが、神田からそこへ行くまでの間に自分がどこに行くのか忘れてしまい、人に聞いたり、弁当を包んだ風呂敷が、かかあの腰巻きで、弁当だと思っていたのはマクラだったとか。空腹で苛立ち、帰宅し、かかあに怒鳴りつけたのだが、それが隣りのかかあだったりと。とんちんかんなことばかりしている。談笑がのりにのって、笑いのるつぼへ。ほんとに上手!

そして、前述の鼎談のあとは、菊之丞。演目は、これもお馴染み”火焔太鼓”。古道具屋の甚兵衛は商売気がなく、古タンスを買おうとした客に、”6年も置きっぱなし(売れない)”、”引き出しが開かない”などと言って、お客を帰らせてしまう。利口なかかあがいるから、何とか商売を続けている。ある日、甚兵衛が古くて汚い太鼓を一文で仕入れてきたが、かかあに馬鹿にされる。あまりにも汚いので、店先で丁稚にハタキをかけさせていると、手を滑らせて音をドンドンと鳴らしてしまう。そこへ、一人の侍があわてたように飛び込んで来た。怒られるのかと思ったら、籠で通りかかった主君がこの太鼓の音を気に入ったのだと言う。ぜひ実物を見てみたいから屋敷まで太鼓を持って来るようにとお達しがあった。そして、これが国宝級の火焔太鼓であって、なんと、300両で購入するという。うきうきして帰る甚兵衛。五十両ずつ、懐から小判を出す、甚兵衛に対する、かかあの評価が段階的に上がっていく、菊之丞の演技が面白い。すっかり上機嫌の甚兵衛は、音がするものがいい、今度は火の見櫓の半鐘を仕入れようと言うと、かかあは、”半鐘はいけないよ、おジャンになるから”と締める。

次回は柳家権太楼独演会。9月17日。これも聞きたい。

撮影可能時間があったのはうれしい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三崎口の妙音寺 紫陽花見頃&山百合初見

2016-06-15 09:37:54 | Weblog

横須賀の神奈川歯科大で見事に咲いたジャカランダに大満足して、時計をみたら、まだ午前10時。隣接する三笠公園の紫陽花をみて、それからどうしようかと考えた。ふと、思いついたのが、京急三崎口の妙音寺。ここは山百合の寺として知られているが、紫陽花もなかなかのもの。今なら、早咲きの山百合も見られるかもと即断。

三崎口駅に着いたのが11時10分ほど。お昼には早いしと、バス停をみると三崎港へ行くバスが来ている。よし、鮪のお刺身だ、と即決(汗)。昨晩の記事のように、鉄火丼を頂いて、また三崎口に戻ってきたのが午後1時半頃。木陰の桜並木を下りて、さらに10分ほどかかって住宅街を抜けると飯盛山妙音寺が現れる。高野山真言宗で、”三浦大師”として知られる。

仁王さまにご挨拶して石段を登る。

本堂横のやまゆり観音さまに、山百合が咲いていますようにとお詣り。

そして、山道を登り始める。石仏が並んでいる。

紫陽花は見頃になっている。

山百合は見えない。やっぱり、早すぎたかと、ふと、下の斜面に目をやると、ななんと、山百合の蕾! 蕾だけでも今日の収穫!

そして、そこから十歩ほど、今度はふと、ではなく意識的に捜索の目をやると、上の斜面に、なななんと、三輪の山百合の花!おおっ!今年の初見。正確には地植えの初見(鉢植えは大船フラワーセンターでみている)。2016年6月14日は山百合記念日!遠路はるばる、ここへ来た甲斐があった。満開ジャカランダと初見山百合、めったにない、奇跡の一日。ぼくはそれだけで、幸福感でむねがいっぱいになってしまった。はらもまぐろでいっぱいだったし。 

あとは気楽に紫陽花見物!

大日如来さまにごあいさつして。ここがお山の頂上。

大日如来さまの前の紫陽花。

葛のトンネルを抜けると、帰り道。

如来さまを見上げて。

ふと、下をみると。山百合一輪!

もひとつ、おまけに花一輪。

3輪+1輪+1輪=5輪 五輪とは!縁起のいい、山百合初見でござりました。

三崎口駅へ向かう坂道も一気に登って行った、と言うのはうそで、木陰でひと休みして家路についた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする