こんばんわ。
いつも、カルガモ日誌を兼ねて、その日の出来事を綴るのだが、今日は朝夕ともカルガモ家族に出逢うことができなかった。しかたなく、今晩のおやすみなさい記事はカルガモ抜きの味気ないものになってしまう。とは言っても、円覚寺夏期講座三日目では味わい深い講義を三つも聞いたし、そのあと、今日は家内も一緒だったので、最高の見頃となった東慶寺のイワタバコと花菖蒲を見に連れて行った。さらに、そのあと、数字のごろ合わせが好きなぼくが、6月4日がムシの日であることに気付き、そうだ、たしか、養老孟司さんが昨年、建長寺境内に建てた虫塚の前でムシの日に虫供養をするはずだということをハタと思い出した。
そこで、東慶寺のあとは一人で建長寺に向かった。境内の虫塚のほかに、実は、そこへ行く途中の石垣のイワタバコも見たかったこともある。東慶寺には及ばないものの、なかなかの群生なのだ。
建長寺に入って、山門、法堂を過ぎて、芝増上寺のお江さんの霊廟の門を移したというきらびやかな唐門のある仏殿で、いきなり、”虫供養会”の看板を目にした。おおっ!これで、間違いないと喜び勇んだ。でも、仏殿内を見物したが、大広間では座禅会が開催されているのみで、虫供養らしいものはみつからなかった。
庭園をみてから外に出た。そこからイワタバコが群生する石垣はすぐ近くである。ちょうど東慶寺のと同じくらいの見頃となっていて、大満足した。
ちょうど、そのときである。養老孟司さんを囲んだ一団が通りかかったのである。おおっ!どうも、虫塚から帰ってきたようなのだ。正面から写真を撮るのは失礼になるので、後姿だけを撮った。それにしても、なんというめぐり合わせ。あそびの神様ありがとう。奇跡をまた起こしていただいた!
白髪の方が養老孟司さん。
ただ石垣のイワタバコには一瞥もしないで通り過ぎて行った。どうも植物には関心がないらしい(笑)。
そして、ぼくは虫塚に向かった。もう、誰もいないと思ったが、関係者らしい人が一人だけいた。
虫塚については、一年前に記事にしているので、関心のある方はお読みください。あの、新国立の、隅研吾さんの設計なんですよ!
ここまで、書いて、急に眠くなってしまったので、これで終わりといたしまする。夏期講座については明朝、紹介します。では、おやすみなさい。
(これらは東慶寺のイワタバコです)