気ままに

大船での気ままな生活日誌

カルガモ日誌(25)トーハク三昧の日に

2016-06-25 23:26:09 | Weblog

こんばんわ。

一昨日、トーハクに行ったばかりなのに、今日もまた、行ってしまった。それも半日、入りびたりの”トーハク三昧”。家内が、ここではじまった”古代ギリシャ展”の記念講演会の申し込みをしていて、それが今日だったのだ。”合格通知”の葉書は二名までOKというわけで、ぼくも一緒に来たというわけ。その講演会が一時間半ほど、その前後に、特別展と常設展と。

では、本題のカルガモ家族の動向。往きも帰り道でも出会いました。昨日、果敢に”めおと坂(川の段差)”に挑戦していた姿を見ていただけに、今日は残念。”その坂を越えたなら、幸せが待っている”はずの上流で出会いたかった。いつもの、なだらかな下流で、のんべんだらりとしていたのだ。でも、元気な姿をみて、一安心。もしかしたら、ぼくの見ていないときに、めおと坂を越えて、”そんなことばを 信じて 越えた七坂 四十路坂(?)”だったかもしれないし。

往き。

六羽の子鴨と母鴨

もう親子の区別ができなくなるほど成長した。

上野公園でお昼。いつもは麺類だが、家内と行くときは印象のいい韻松亭でご馳走。これで2000円。

近くの上野大仏にこんにちわ。

トーハクでこんにちわ。

常設展でこんにちわ。

大観 雲中富士

菩薩立像

帰り

では、おやすみなさい。げろげろ。

いい夢を。

神鹿(竹内久一)トーハクにて。

(三島大社の神鹿)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほほえみの御仏/二つの半跏思惟像

2016-06-25 09:02:03 | Weblog

おはようございます。ご機嫌いかがですか。ちょっとという方は、まず、ほほえみの御仏のお顔をごらんになって機嫌を直してください(笑)。

日韓の国宝・半跏思惟像が並んで展示されるというので、楽しみにしていた。開幕早々、行ってきました。展示室に入る前に、ビデオ室でまず予備知識。

半跏思惟像はインドのガンダーラが発祥で、中国、朝鮮そして日本に渡来してきたとのこと。552年に我国に仏教が伝来してきたが、そのとき、半跏思惟像も送られ、安曇野の松川村観松院蔵の銅製・弥勒菩薩半跏思惟像もそのひとつだという。七世紀のはじめ、日本でも仏像の制作がはじまり、日本独自のものになっていく。今回展示の中宮寺の半跏思惟像もその一つで、飛鳥時代(7世紀)の作。一方の、韓国国立中央博物館蔵の韓国国宝78号半跏思惟像は、三国時代・6世紀の作。ぼくの好きな京都広隆寺の弥勒菩薩も半跏思惟像だが、これは中宮寺よりあとの作で、より和風になっている。できれば、こちらにもおいでいただきたかった。

さて、特別展示室に入ってみよう。まだオープンして数日後、平日ということもあり混み合っていない。ふたつの仏像は向かい合って座っている。韓国の仏像さんの方が小柄である。まず、中宮寺の方から。

くすのき材の寄木造で像高132.0cm。当初は彩色され、肌色に近い色だったらしい。また別製の装身具もつけておられたというから華やかだったであろう。聖徳太子の母上に似せているという説もある。

お寺と違って、ここでは、後姿までみられるのがうれしい。みな、一回りして観る。少しずつ、印象がちがう。

そして、韓国の半跏思惟像。

こちらは銅製ながら83cmの大作。中宮寺と同様、右足を左足の上に組んで坐具に坐り、右手の中指を頬に添え、口元に微笑を浮かべる。顔と手が相対的に大きい。

こちらも、ぐっると廻ると、印象が男っぽくみえたり、女らしくみえたり、面白い。

とにかく、静かに二体のステキな仏像さんを拝観できたのは良かった。きっと、今日からは、大行列になるのでは。わくわく(汗)。

。。。。。

法隆寺宝物館でも飛鳥時代作の半跏菩薩像をいくつも拝観できますよ。

法隆寺宝物館設計は、ニューヨークのMOMAも設計した谷口吉生というので、建物も撮ってみました(笑)。本館前の池と雨が混ざって、いい感じになっていました。

直線がうつくしい内部。

では、みなさん、今日も一日、思い悩んで、お元気で!


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする