気ままに

大船での気ままな生活日誌

唯、美しく/ザ・ビューティフル展

2014-03-26 11:38:36 | Weblog

2月中頃、”ラファエル前派”展をみて、そのあと3月2日に、三菱一号館で開催中のザ・ビューティフル展を観に行ったのだが、感想文が遅くなってしまった。理由はいろいろあるが、その理由のほとんどは遊びに忙しかったからだから、言い訳はしない(汗)。ロセッティらラファエロ前派が1860年代に入ると、”芸術のための芸術”を目指す唯美主義運動に接近し、ロセッティも油彩画へ復帰し、装飾性豊かな女性の胸像を描くようになった。今回の展覧会は、ロセッティを含む、この時代の英国の唯美主義者たちの絵画と家具工芸品など140点の展示である。そして、何よりもうれしいのが、同じビクトリア朝時代にコンドルの設計により建てられた三菱一号館で観られること。暖炉もある小部屋を同時代の作品、それも、ただただ美しい作品だけを眺めて廻るのだから、こんな楽しいことはない。絵の中の美女もいっぱいで、とても、幸福感に満ちた展覧会だった。

展示リストもメモも失くしてしまったので(汗)、ホームページの解説とちらしの写真を載せて、記録しておこうと思います。

新たな美の探究 
1860年代に唯美主義の礎を築いたのは、ロセッティやホイッスラーなどの前衛芸術家ばかりではありません。レイトンやワッツをはじめとする正統派の画家たちもまた、同じく初期の唯美主義者として、必ずしも伝統的な主題にはとらわれずに、ひたすらフォルムと色彩の美を追求しました。かれらの描き出した特異な美人像は、その視点の新しさを体現しているといえるでしょう。

ジョージ・フレデリック・ワッツ《孔雀の羽を手にする習作》&ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《愛の杯》&フレデリック・レイトン《パヴォニア(孔雀)》 

アルバート・ムーア (1841-1893) 黄色いマーガレット&花

美しい人々/唯美主義のパトロンたち
1877年、ニュー・ボンド・ストリートにオープンしたグローヴナー・ ギャラリーは、唯美主義の絵画を積極的に紹介しました。その社会 的・興業的な成功は、唯美主義者たちの勝利を広く印象づけること になります。上流階級のパトロンたちは、唯美主義の絵画を購入 するだけでなく、そうした芸術家たちの美的な生活様式をも、自身の 住まいや服装に採り入れました。唯美主義を擁護した英国社交界 の重要人物たちの姿は、数々の肖像画に描きとめられています。

フレデリック・レイトン 母と子(さくらんぼ)&ウイリアム・ブレーク・リッチモンド《ルーク・アイオニディーズ夫人》


 

アルバート・ムーア 《真夏》 1887年

結局、美女ばかり集めてしまいましたが、年末の”美女ベストテン”候補としては、西美でもよくみている、ロセッティ”愛の杯”とムーアの”真夏”を挙げておきましょうか(笑)。

 

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春爛漫 フラワーセンター

2014-03-26 09:02:07 | Weblog

ちょっと目を離している隙に、大船フラワーセンターは春爛漫になっていた。しゃくなげが咲きはじめ、早咲きのつつじの花も観られ、おまけに玉縄桜、河津桜、おかめ桜はまだ残っているし、春めき、敬翁桜や寒桜も満開を迎えている。さらに、ハクモクレン、紫木蓮、こぶしときて、サンシュユ(山茱萸)、リクウバイも。背も低いものでは、ユキヤナギとボケとトサミズキ。草花もフタリシズカ、ミスミソウ、ヒメリューキンカなどなど。思い出すだけで、次々とこれだけ出てくるから、まさに花盛り。どうぞ、お近くの方は現場で、遠くの方は本ブログでお楽しみください。

つつじ(吉野)

コブシ、手前はユキヤナギ

ユキヤナギと向こうにつつじ(吉野)

玉縄桜と菜の花。その向こうに、はるめき、おかめさくらと敬翁桜。

敬翁桜

おかめ桜

紫木蓮

ハクモクレン

げんかいつつじ

しゃくなげ




サンシュユ

リキュウバイ

菜の花

ふたりしずか

ヒメリューキンカ

そして、若葉も。

春爛漫、大船フラワーセンターでした。そうそうボケも品種がたくさんあって、すばらしくボケてましたが(汗)、それは、また別の機会に。

わたしたちもわすれないでね。みつめあい。

 

 


 

 

 

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藤田美術館 「開館60周年特別展 -序章-」 (ぶらり大阪#4)

2014-03-25 09:26:23 | Weblog

ぶらり大阪の最終日は、朝から雨だった。4時の新幹線までたっぷり時間がある。ホテルでゆっくりしてから、環状線と東西線を乗り継いで、お昼前に藤田美術館に着いた。ここも、大阪に来たときには必ず寄るところ。

大阪大空襲で唯一残ったという藤田家の蔵をそのまま美術館にしているので、お宅に伺い、美術品を見せてもらっているという感じ。おまけに、その日は観客も少なく、ぼくら二人だけでワンフロワーを独占している時間帯もあった。そこで、目にしているのは、国宝とか重要文化財の名品ばかり。こんな贅沢はどこを探してもないな、と幸福感が胸に満ちあふれた。

60周年を記念して、3月からはじまった特別展は、6月15日までは、その”序章”である。序章といっても、前座クラスが展示されているというわけではない。いきなり真打登場のすごいラインナップなのだ。

漆黒に映える瑠璃色の宇宙と形容された、国宝・”曜変天目茶碗”もあれば、その横には、重文・白縁油滴天目茶碗がある。これに匹敵するのは、静嘉堂文庫美術館の国宝・曜変天目と重文・油滴天目のコンビくらい。ぼくは、どちらも観ていて、一度は東に軍配を上げたが、ここへ来て観ると、やっぱり西も負けない!水入りの引き分けとしよう、と考えを改めた

曜変天目茶碗


白縁油滴天目茶碗

2階展示場にはこれらを含めて10点だけが置かれているというぜいたく。竹内栖鳳の”大獅子図”が向かいの壁で吠えている。東京の栖鳳展でみたライオンとよく似ている。ワイフはこれが気に入っている。

菱川師宣の”大江山酒呑童子絵巻”。源頼光らが、鬼たちに毒の入った酒を飲まして、退治する場面。今、描いたみたいにあざやかな色彩。

長澤蘆雪の”幽霊髑髏子犬白蔵主三幅対”もここ。応挙の弟子らしくそっくりな幽霊(笑)。

柴田是真作の筆筒や蕪村の猿鹿図双幅もここ。

そして、一階に降りると、また国宝が。玄奘三蔵絵。唐時代の玄奘三蔵の一生を描いた全12巻のうち第5巻。鎌倉時代14世紀の作。うつくしい彩色にびっくり。興福寺大乗院が所蔵していたもので、門主交代のとき、新門主が閲覧をゆるされたという特別な絵巻という。ありがたく拝見。

重文も5点。 継色紙(伝小野道風)、駿牛図など。

小倉色紙 (藤原定家)。 小倉百人一首の基になったもの。茶人の武野紹鴎が初めて茶席に掛けた和歌として知られてるとのこと。

こうして至福の時を過ごした。

蔵の美術館。隣の多宝塔も戦災を逃れた。

隣接する、藤田家の敷地内の太閤園の和食レストランでお昼を食べたのでごわす。もちろん、大徳利も。ここでも至福の時を過ごした。

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箱根湿生花園 水芭蕉咲き始める

2014-03-24 21:45:56 | Weblog

3月24日。ぼくの誕生日。それも、ゴールデンエイジ、花の60代の最後の1年を迎える、はじめての日。何としても、華やかにスタートを切らねばならぬのダ!

で、出掛けた先は、長い冬の休みを終えたばかりの、箱根湿生花園。ここで、水芭蕉が咲きはじめたそうな。尾瀬では、夏がくれば思い出すのは水芭蕉だが、箱根では春がくれば思い出すのが水芭蕉なのダ!3月生まれのぼくにはぴったりの訪問地であり、春の花、水芭蕉ではないか。華やかな出発

迎えてくれた箱根湿生花園!

そして、水芭蕉!

そして、仙石原のススキ草原の野焼き

水芭蕉

座禅草も


ミスミソウ

ナニワズ

セリバオウレン

ショウジョウバカマ

イワウチワ

フクジュソウ


カタクリも

そしてネ。うわさの小涌谷の岡田美術館にも行ってきましたよ。歌麿はまだだけど、素晴らしかったデスよ。ぼくの華やかなスタートに(爆)、華を添えてくれました。
 

 

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大相撲春場所予想はどうだったか

2014-03-24 08:26:24 | Weblog

恒例の、ぼくの大相撲予想結果についてご報告したいと思います。結果を先に言うと、はずれたといっていいでしょう。 

まず、”稀勢、レジェンドの全勝優勝”の件。ソチでのSP16位からフリーの完璧の演技をした真央ちゃんにならって、今場所の稀勢は”カド番からの全勝優勝だ!”と大きく打ち出したのだったが、前半に早くも2敗、後半も横綱・大関にぼろ負け、千秋楽には豪栄道にまで負け、二桁勝利も逃してしまった。ただ、お家騒動や怪我治療による稽古不十分だったことを考えれば、勝ち越しただけでもよしとしなければならない。来場所が、(万年大関でおわるか、綱を目指せるかの)正念場となるだろう。

さて、鶴竜の綱取りの件。ぼくの予想は前半崩れて、せいぜい10勝程度、綱取りなしだった。だって、それまでは、二桁勝利もままならない成績を続けていた力士だから、また元に戻るのが普通だと、誰しも思うでしょ。ところが、前半、1敗したものの、後半はすっかり安定。それでも両横綱が絶好調で優勝はないと思っていた。それが、終盤、突然、両横綱が失速、鶴竜の綱取りをアシストしてしまった。ぼくの直観では(笑)、両横綱とも、対鶴竜戦では100%の力を出していない。人情がからむのは仕方ないことだから文句はいわない。鶴竜、初優勝で横綱昇進となりそうだが、一昔前では、(安定性の関係で)もう一場所、様子をみよう、だったかも。

そして、期待の遠藤。これは予想通りの活躍。一時は両小結を破り、6勝6敗まで戻してきたときには、勝ち越し、小結昇進の夢までもたせてくれた。あの貴乃花でも初めて上位総当たり戦のときには負け越した。だから、ぼくの予想も貴乃花並み、7勝8敗とした。だから、1大関、1関脇、2小結を破っての6勝は、たいしたもの。来場所も総当たりの地位に留まるだろうから、次はぜひ勝ち越してもらいたい。

ということで、優勝争いでは、大外れ(汗)。遠藤で当たりといったところ。各力士の星取り予想は以下の通りで。一応、勝ち越しました。

。。。。。

予想勝敗/実際の勝敗;±1なら〇、それ以外は●

稀勢の里15勝0敗/9勝6敗●、白鵬14勝1敗/12勝3敗●、日馬富士11勝4敗/12勝3敗〇、鶴竜10勝5敗/14勝1敗●、栃煌山10勝5敗/9勝6敗〇、豪栄道9勝6敗/12勝3敗●、琴奨菊8勝7敗/8勝7敗〇、琴欧洲8勝7敗/休場△、遠藤7勝8敗/6勝9敗〇、豊ノ島6勝9敗/5勝10敗〇、松鳳山6勝9敗/5勝10敗〇、隠岐の海6勝9敗/4勝11敗●、高安6勝9敗/5勝10敗〇、玉鷲5勝10敗/5勝10敗〇、栃の若4勝11敗/4勝11敗〇、魁聖4勝11敗/6勝9敗●

成績9勝6敗1分

。。。。。。

おめでとう、鶴竜関

気持ちを切り替えて、五月場所だ!今度こそ全勝優勝だ!

勝ち越しだ!

さて、今日は箱根でも。

 

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富士と桜と春の花

2014-03-23 18:18:06 | Weblog

”富士と桜と春の花”のタイトルをみて、山種美術館で開催されている展覧会の感想文かなと、思って、ここに訪れた方は残念でした、違います!。正真正銘の今朝の散歩でみた”富士と桜と春の花”です。

久しぶりに富士山が。春の富士山はおぼろ富士が多い。これで午前6時ですよ。

そして、ななんと、大船の(ソメイヨシノ)の開花宣言!!!

富士と桜ときて、もう一つは春の花

散歩道の大長寺のハクモクレン!

”富士と桜と春の花”の完成。もうひとつおまけに、春の月!ハクモクレンの上に。

明日、24日は下弦の月。ぼくの誕生日でもある。まだ、人生半分だ!

お月さまとくればお日さまも。森では鶯の鳴き声も。

。。。。。

散歩の途中。川面に映る風景が巴水みたいと思った。

で、午後から横浜高島屋の巴水展へ行ってきました。千葉市美術館でみたものでした。でも、何度みても巴水はいいネ。


山種美術館の”富士と桜と春の花”展の感想文は数日中にあげるつもりです。と、プレッシャーをかけておかないと、いつまでも書かないので(汗)。


 

 


 

 

 

 

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安宅コレクション (ぶらり大阪#3)

2014-03-23 11:09:14 | Weblog

大阪に来たならば、ここに寄らないわけにはいかない。市立東洋陶磁美術館です。特別展はどうでもいい(笑)、常設の”安宅コレクション”がお目当て。何度もみてもいい。とくに中国陶磁器の部屋。展覧会では、いつもワイフと一緒には回らないので、1時間半後に、ここの部屋で待ち合わせすることにした。ここにいれば、いくら待っても、天国だもの。

台北故宮博物院の中国陶磁の部屋もすごいけど、それと匹敵するものがごろごろ。はじめに迎えてくれるのが、加彩 婦女俑。ガラス室の中でゆっくりと回っている。50センチほどの像。在る角度にきたとき、お母っさんの面影が飛び出てきてびっくり。よけいに好きになってしもうた。台北にもそっくりなのがある。


汝窯青磁水仙盆 12世紀初期の、名高い北宋汝窯の青磁は、世界でも七十点ほどしかない。台北では21点を有する。日本ではここの一点だけか。もう一点あった、個人蔵の”汝窯天青釉葵花洗”は2012年、香港で20億円で売られたという。それだけ貴重なもの。これとそっくりな水仙盆が台北にある。大阪のは細かい貫入があるが、あちらのは貫入が全くない。


国宝・飛青磁花生 表面に鉄斑を散らし、その上から青磁釉をかけて焼成したもので、”飛青磁”と呼ばれる。元時代の龍泉窯でよくつくられたようだ。釉色・鉄斑の現れ方、うつくしい姿に評価が高い。

重要文化財・青磁 鳳凰耳花生 鳳凰耳花生には、”萬声(ばんせい)””千声”(以前、トーハクの近衛家の名宝展でみた)という名品があるが、これも、これらに引けをとらない。うつくしい色だこと。龍泉窯の最盛期の作といわれている。

重要文化財・木葉天目茶碗
これも台北に似ているものがある。吉州窯の天目茶碗で、実際の木の葉を直接、焼きこんだものだそうだ。加賀前田家に伝来したもの。一度、みたら木の葉の精のとりこになる(笑)。

国宝・油滴天目茶碗 関白秀次、西本願寺、京都三井家、若狭酒井家などに伝わってきたとのこと。窯址は福建省建陽県水吉鎮。翌日、藤田美術館で国宝・曜変天目もみた。

以上、中国陶磁の部屋の主要品の紹介ばかりになってしまいましたが、もちろん、韓国陶磁、日本陶磁にもいいものがいっぱい。大倉集古館にも来ていた沖正一郎コレクションの鼻煙壺とも再会。加えて特別展は”定窯・優雅なる白の世界 ―窯址発掘成果展”と盛りだくさん。ほんとに楽しい大阪市立東洋陶磁美術館のひとときでやんした。



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新宿御苑 早春のお花見 その二

2014-03-23 09:13:04 | Weblog

3月22日 晴れ。新宿御苑、早春のお花見、つづきです。

さて、日本庭園を出て、間もなく現れる、黄金色の花。池に架かる橋のたもとに。言わずと知れた、山茱萸 (さんしゅゆ)の花、春黄金花(はるこがねばな)ともいう、たしかにナットク。

山茱萸の実も見逃さないようしなければ。



山茱萸の向こうにみえる桜は何者ゾ。

その名はアンナ、東京アンナ、噂のアンナ ではなくて、修善寺アンナだった。 本当のこというと修善寺寒桜。伊豆高原駅前の寒桜並木も良かったなあ。今から行くか

反対側から

アベのみつくすビルを向こうに

そして、中の池の、もうひとつ先の橋のたもとに。早くも枝垂れ桜が咲きはじめている。

反対側から

そして、橋を渡り、向こう岸から、さっきの修善寺寒桜をみる

こちらの岸にも、山茱萸並木

えっ!ツツジの仲間も!

ツツジといえば新宿門前の展示場でみた。のときりしまツツジ展もよかった。石川県能登・珠洲地域の躑躅。

そうそう、うちの菩提寺の境内に咲く、バイモ(貝母)も載せておかねば。毎年、春彼岸のお墓詣りで出会うんよ。別名、編笠百合。





 

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新宿御苑 早春のお花見 その一

2014-03-22 18:26:41 | Weblog

3月22日 晴れ。絶好のお花見日和。春彼岸のお墓詣りを済ませて、最寄駅の武蔵小杉から湘南新宿ラインで一気に新宿へ。もちろん、向かう先は新宿御苑。いよいよ御苑の、お花見シーズン到来。

先ずは、ハクモクレンの花が目に飛び込んでくる。新宿門近くの二本の木が、早や、見頃!ここのはみな木が大きく、迫力がある。

そして、日本庭園に向かう、途中にキブシの花が。ハチジョウキブシだそうだ。キブシは鎌倉の山でよくみかける。そろそろ山登りもしなければ。標高二、三百メートルですが(汗)。

茶室楽羽亭まで来ると、あっ!また、ハクモクレンの巨木が。なんとまあ、青空に映えること。

何本も。いずれも満開!すばらしきかな、我が人生!

さらに進むと、これはお世辞にも大木とは言えないが、色っぽさでは負けない!カンヒザクラ!バックには御苑風景にはお馴染みの何とかビル。あべのハルカスには及びもせぬがせめてなりたやあべのみつくすビル。 笑わなくてもいいとも

これは、もう葉桜に。大寒桜かな。名札がなかったもんで。

そして、その近くに、今が盛りの寒桜。


やわらかに柳青める

そして、日本庭園内の道を戻り、中央休憩所に向かう道すがら。広場の向こうに、満開の寒桜。

愛でる人々

赤松の木陰でお花見

旧御涼亭を池の向こうにみながら、日本庭園を出る。

お花見は、まだまだ続きますです。第一部はこの辺で。


 

 

 

 


 

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春分の日 東慶寺と円覚寺

2014-03-22 08:32:29 | Weblog

東慶寺の彼岸桜とハクモクレンが咲きはじめると、春がきたんだなあと実感する。お彼岸のお中日、春分の日に東慶寺に出掛けた。午後から厚い雲が出てきてしまって、もし咲いていたとしても、ちょっと冴えないかもなんて、思いながら山門をくぐった。

山門近くの彼岸桜はどうか、咲いている、咲いてる、枝によっては五、六分の開花だ。もう一本のも、咲きはじめている。たしかに青空ではなく白い雲を背景にしているから目立たないけど、文句はいえない。

そして、目を黒塀の向こうの書院の庭園に向ける。昔から、東慶寺といえばハクモクレン。はい、OK!一斉に白い花弁をみせている。そろそろ見頃に入った。これも、本当は青空が映えるんですがね。また数日中に、青い空をバックに撮ってみたい。

彼岸桜

ハクモクレン

お彼岸なんで、ちょっとお墓詣りも。先日、大阪で安宅コレクションをみせてもらいましたので、コレクター安宅英一さんのお墓に。

そして、円覚寺にも。仏日庵のハクモクレン。まだ、こんな感じ。

トサミズキは見事だった。

咲くものもあれば散るものもある。


黄梅院の真民さんの詩、今日は長い詩だった。

「バスのなかで」 坂村真民

この地球は一万年後どうなるかわからない
いや明日どうなるかわからない
そのような思いで
こみあうバスに乗っていると

一人の少女がきれいな花を
自分よりも大事そうに
高々とさしあげて
乗り込んできた

その時わたしは思った
ああこれでよいのだ
たとい明日
この地球がどうなろうと

このような愛こそ
人の世の美しさなのだ
たとえ核戦争で
この地球が破壊されようと
そのぎりぎりの時まで

こうした愛を
失わずにゆこうと
涙ぐましいまで
清められるものを感じた

いい匂いを放つ
真っ白い花であった

今日は我が家のお墓詣り。

 

 

 

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