二人で二泊三日の、ぶらり大阪の旅から帰ってきました。これから、おいおい旅日記を綴っていきたいと思っています。
さて、まずは春場所観戦のこと。はじめの予定では、旅の二日目に行く予定であったが、天気予報を勘案して、第一日目に変更。これが良かった。あとで知ることになるのだが、この春場所10日目が琴欧洲、現役最後のすもうになったのだ。こういう歴史的な日に観客席にいるという幸運はめったにないことだ。
この日、2時半頃、大阪府立体育館に到着して当日券を買う。あぶないところだった。もう満席直前。平日の10日目、満員御礼になるとは夢にも思わなかった。そして、いつものように、力士の入場風景を見学。琴欧洲の入場もみる。そして、新鋭、遠藤も。
この日を、琴欧洲を軸にして、振り返ってみよう。2004年5月場所、琴欧洲は新十両で取る。同じく新十両力士として土俵に上がったのが、稀勢の里と豊ノ島だった。この時以来、三力士は若手三羽烏として讃えられ、出世競争が始まる。ぼくは、この時分から、稀勢フアンとなる。
そして、まず、大関となったのは琴欧洲で、さらに初優勝もして、横綱昇進も目前だった。そのあと、8年、47場所、大関を務めたが、怪我により、低迷、とうとう関脇転落。先場所、大関復帰ならず、今場所を迎えていた。一方、稀勢の里、だいぶ遅れて2012年1月場所で新大関となる。2年間、安定した成績ではあったが、初優勝の機会、横綱昇進の機会を逃し、なんと今場所はカド番。さらに、豊ノ島は三役と前頭を行き来し、今場所は小結でとっている。
さて、この日の三力士の取り組み。”それぞれの春場所”を感じさせるものだった。
琴欧洲、現役最後の相撲の相手は、横綱白鵬。願ってもない相手。稀勢の里戦までがんばってほしい気もしたが。
琴欧洲、最後の仕切り。

9連敗で、引退を決意。

琴欧洲、引退のすもうの前に、稀勢の里、カド番脱出の勝利。まだまだ、おれはがんばるゾ。


豊ノ島、綱取りの鶴竜を崩せず。三役に残れるか。

新旧交代。大阪でも大人気。遠藤、登場。この日は負けるも、翌日から豊ノ島、松鳳山の両小結を破り、連勝。勝ち越しがみえてきた。

幕内土俵入り

横綱土俵入り




稀勢の里がカド番脱出したし、とってもいい気分で、なんばのお好み焼き屋さんでいっぱい飲んだのサ。


ごくろうさま。琴欧洲関。最後の場所入り。
