気ままに

大船での気ままな生活日誌

四つのオウバイ(黄梅)

2014-03-15 06:30:13 | Weblog

四つの お願い 聞いて 聞いてほしいの♪ は、ちあきなおみのヒット曲ですが、ぼくは”四つのオウバイ(黄梅)聞いて 聞いてほしいの”です。 この一週間で、みた四つのオウバイの紹介です。

一つ やさしく 愛して。瑞泉寺の黄梅です。牧野富太郎博士が名ずけたという、鎌倉市指定天然記念物です。江戸時代からあり、花弁がやや退化し、雄蕊が長いのが特徴。でも、牧野植物図鑑にも出ていないし、野梅系の梅の一変異種ではないかと思われています。毎年、楽しみにしている黄梅です。(3月9日撮影)

二つ わがまま 言わせて。大船フラワーセンターでみた黄梅。これは植物図鑑にも出ている正真正銘の黄梅。でも、ウメの種類ではなく、モクセイ科の落葉小低木。高さは1・5メートル程度。花は黄色。(撮影3月11日)

三つ さみしく させないで。氷室椿庭園でみた雲南黄梅。オウバイモドキの別名も。鮮やかな黄色の花を咲かせる。黄梅と同じモクセイ科で属まで同じだが種が違う。3月15日撮影。

四つ 誰にも 秘密にしてネ。もうひとつ、サボテン科に黄梅がありますが、乳白色の花をつけるようです。写真はありませんので、これで代用したいと思います。

黄梅院(円覚寺)の黄梅ではなく、まんさくです。

五つ目もあります。稀勢、連敗。オウバイ(Oh! bye)、さようなら初優勝、こんにちわ負け越し、大関転落。おーやばい

花粉症もはじまりましたね。 今日もお元気で!

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板谷波山の夢みたもの

2014-03-14 09:34:53 | Weblog

半月ほど前に、出光美術館で”板谷波山の夢見たもの”展を観てきた。これまで、波山に関心があった方ではないが、今回の大回顧展をみて、随分と身近になったような気がする。

今まで、こんなにたくさんの作品をみたことがなかったから、波山というと、淡い幻想的な色彩の”葆光彩(ほこうさい)”のものしか印象に残っていなかった。しかし、とんでもないことで、実に多様な作品群があることを知り、驚いた。

たとえば、白磁もあれば、青磁もあるし、黒磁もある。また、微妙な色合いの緑磁、黄磁、淡黄磁、淡紅磁、氷華磁、蛋殻磁、凝霜磁、紫金磁、辰砂磁なども。青磁の貫入のうつくしい花瓶にもうっとりした。また。文様も多彩だ。花卉、動物のほか、鉱物の結晶や天体などもモチーフにしている。銘に天の川、星月夜、黎明などが付けられている天目茶碗まである。

でも、やっぱり、葆光彩が一番良かったですかね。まるで、いろいろな花々が咲き乱れる、春の花園を巡っているような、とてもいい気分になった展覧会だった。

波山作品の背景について、ちょっと触れておこう。こんなふうに解説されていた。なるほどと思った。アール・ヌーヴォー様式の西洋陶芸を研究したことが知られる波山ですが、その作品には、実は同時代の近代日本芸術との共通性が多く見出せることに驚かされます。西洋絵画の刺戟(しげき)を受けて色彩や光を追求した黒田清輝(くろだせいき)や小杉放菴(こすぎほうあん)といった画家たちなど、美術の領域はもちろん、夏目漱石や泉鏡花の小説に指摘される生命礼賛の「生命主義」や、宮沢賢治の詩や童話にみられる星と結晶への憧憬など、波山の陶芸は、美術・文学を包含した近代日本芸術の土壌に育まれ、花開いたことがわかります。

そうそう、波山は自分ではろくろを廻さず、九谷焼のろくろ師・現田市松に任せていたそうですね。明治末期に20代で石川県から上京、波山に会い、その後、半世紀、共同で制作したそうだ。市松が亡くなり、追うようにして波山も他界した。一心同体の名コンビだった。

 気に入った作品の写真を載せたいが、いつものように重い図録を買わないので(汗)、それができない。でも、たまたま、図書館で10年前の、”没後40年・板谷波山展”(高島屋で開催された)の図録を見付けた。ただ、ここの展示品は波山記念館所蔵のものがほとんどで、今回と共通の作品は数えるほどしかない。それらは、出光美術館所蔵のものだが、波山の代表的な作品なので、掲載しておこうと思う。

葆光彩磁花卉文花瓶 /板谷波山 昭和3年(1928)頃。 出光の学芸員さんが、波山の到達点を示す逸品、このような神々しい花卉表現は古今東西には全くみられなかった、と激賞している。

葆光彩磁草花文花瓶/ 板谷波山 大正6年(1917)。 今回のちらしに半分だけ顔を出している。

棕櫚葉彫文花瓶 /板谷波山 大正3年(1914)

彩磁延壽文花瓶 /板谷波山 (昭和11年)

天目茶碗 銘 命乞い /板谷波山(昭和19年)。 出光佐三が波山のお宅に伺ったとき、窯から出たばかりの目の覚めるような作品をこれは傷物だ、と捨てられそうになったのを、特別にもらってきたという。”命乞い”という銘をつけた。

絶作となった「椿文茶碗」は写真がないので、失礼します。その代りに、生涯の同志、現田市松の作品をひとつ。

田端柚茶碗 /現田市松作。市松の死後、波山の工房で発見され、現田家にもたらされた。

 ろくろを廻す市松とその向こうに波山が。

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稀勢の里、遠藤に負ける

2014-03-13 18:50:59 | Weblog

注目の対決。カド番からレジェンドの全勝優勝を狙う、4連勝の稀勢の里、対するは新鋭の人気力士、遠藤。これまで4連敗の遠藤としては、横綱、大関陣の一角を崩して、中盤戦に勢いをつけたいところ。

ぼくとしては、遠藤には、これまでに鶴竜と琴奨菊に勝っておいて、稀勢の里には完敗という形で序盤を終えて欲しかった。しかし、思い通りにはならず、今日を迎えたわけ。こうなったら、遠藤も応援しているが、稀勢のレジェンドが優先する。負けるわけにはいかない。

立ち上がった。遠藤が攻勢。あぶないと思ったところで、逆襲。よしや、と思ったが土俵際の業師、遠藤が回り込んで、土俵の外に出たのは稀勢の里。早くも、レジェンドの全勝優勝は立ち消えとなった。

一方、遠藤にとっては、明日からの対戦は関脇以下の力士ばかり。あと3敗で乗り切れば、貴乃花でも、なしえなかった、横綱以下上位陣との初挑戦での勝ち越しも夢ではなくなった。

よし、今日からは、気持ちを入れ替えて、稀勢は14勝1敗のサブ・レジェンド初優勝、遠藤は8勝7敗で三役昇進で行こう!!!

世紀の対決

稀勢、土俵の外に

勝ち名乗りは、新鋭遠藤に。

11日目に大阪府立体育館に応援にいきますが、それまで両力士とも負けないで!

約束を守ってくれたら、お二人に美女を世話します。

歌舞伎座二階の松園さんと深水さんの美人画です。絵から抜け出してくれるかな。

 

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鳳凰祭三月大歌舞伎 

2014-03-13 11:44:13 | Weblog

歌舞伎座新開場柿葺落公演がはじまったのが去年の4月。そして、この3月が柿葺落公演の締めとなる。はじめも観たから、最後もと、出掛けた。また、”歌舞伎座松竹経営百年/先人の碑建立一年”の記念でもあり、歌舞伎座の座紋である”鳳凰丸”に因んで”鳳凰祭”と銘打たれている。

鳳凰丸

はじめの演目は。壽曽我対面

この演目は去年の浅草新春歌舞伎でみている。そのときは海老蔵が、巻狩りの総奉行、工藤祐経役だったが、今回は梅玉。親の仇を目の前にして、血気にはやる、曽我五郎に橋之助、それを抑える曽我十郎に孝太郎が。華やかな祝祭劇。

そして、身替座禅(みがわりざぜん)

恐妻家で浮気性の右近が、なんとか、せんだって、知り合った花子に逢いたいと策を練る。最近夢見が悪いので、諸国の寺々を参拝したいと奥方に申し出る。しかし、許されず、結局、仏堂で一晩だけ座禅したらということになる。それならばと、右近は身替りに太郎冠者を置き、自分は花子に会いにいく。一夜の浮気をして、えへらえへらした顔で帰ってくる。そして、座禅衾で顔を隠している身替りに、とうとうと一部始終の楽しかったことや奥方の悪口を述べる。ところが、衾の中に居たのは、食事を届けにきたとき事情を知り、激怒し、自分がその中に入った奥方だったのだ。大爆笑。奥方には、入場してきただけで笑いをとった、な、なんと、吉右衛門!いかにも怖い奥方という顔(爆)。右近には菊五郎。これがまた、うまい、うまい。ああ、面白かったなあ。

封印切 近松門左衛門の”恋飛脚大和往来”のひとつ。原作は四部構成だったが、現在はこれと”新口村(にのくちむら)”だけ。今年の新春浅草歌舞伎で、愛之助の忠兵衛、壱太郎の梅川 で新口村を観ているので、両方、みたことになる。

遊女の梅川(扇雀)は飛脚問屋の亀屋の養子、忠兵衛(藤十郎)と深い仲になっている、忠兵衛が見受けをしようと、前金は払ったが、残金が工面できないでいる。そこへ、ライバルの丹波屋八右衛門(翫雀)がやってきて、見受けの代金250両を払おうとする。しかし、梅川と忠兵衛の仲を知っている治右衛門(我當)は受け取らない。八右衛門は悪態をつき、忠兵衛の悪口を言う。気が短い忠兵衛は、隠れていた二階から降りてきて、言い争いになる。そして、挑発にのって、蔵屋敷で預かった公金の封印を切ってしまうのだ。このお金で、見受けはできたが、封印切りは死罪となることを梅川に告げ、ふたりはそこを寂しく去るのであった。なんと、親子で恋人役

そして、待ってました、玉三郎!二人藤娘。もう一人の藤娘は七之助。背景は小村雪岱が六代目菊五郎のために描いた「藤娘」の原画に忠実な樹影にしたというんで楽しみにしていた。

真っ暗な会場。突然、明かりが入り、皆、うつくしい舞台装置におどろきの声をあげる。背景の中央の太い松が一本、左右に枝を伸ばしている。そこに藤が絡み、無数の花房が、華やかに垂れている。これが雪岱か。このうつくしさにみとれて、一息つくと、舞台中央のうつくしい藤娘が目に入ってくる。七之助だ。また、みんながため息をつく。そして、目を花道に向けると、そこには、さらにうつくしい玉三郎が。もう、これだけで、帰っていい、という満足感。まるで、名画をみたような。

ふたりの”藤の精”が藤の花の枝をもって舞う。玉三郎はむろんのこと、七之助もいいですね。えびぞりになる舞いでは若さの七之助に軍配(笑)。何度か衣装替えもあって、そのたんびに魅せるし、ほろ酔い加減もあったり。華やかで艶やかで。すばらしい舞台だった。

そうそう、雪岱原画についての玉三郎の言葉。「藤の花をくぐる振りを入れた舞台が主流ですが、それは元の絵をアレンジし、花房を下げているから。原画通りならくぐらない」と玉三郎。雪岱は、玉三郎が愛する泉鏡花の本の装丁や挿絵でも知られる。「彼が描いたままに踊りたい。画家が藤娘に抱いた美意識を、より近く感じられると思うんですよ」(朝日新聞デジタル)

・・・・・

観客席にも千両役者が。二階正面に小泉元首相がいました。おばさんたちに大人気。一階席から手を振ったり、サインをもらいにいったりと(笑)。ぼくも休憩時間に二階に上がり、遠くから写真を撮ったつもりだったが、パソコンでみたら、別の白髪頭の人だった

でも、群がるおばさんたちは撮れました。ここに見えている白髪頭は小泉さんではなく、その右で隠れている。

先人の碑

瓦にも鳳凰丸が。

ポスターにも鳳凰丸がいっぱい。来月も鳳凰祭の冠がつく。

 

 

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玉縄桜、見頃に 大船フラワーセンター

2014-03-12 06:38:04 | Weblog

大船フラワーセンターが育成した、わが大船の桜、玉縄桜がいよいよ見頃を迎えました。では、まず、ぼくがタマ三郎と名付けた、入口、近くのタマ縄桜一家のスターから。

八分咲きくらいかな。お見事、フラワーセンターの玉三郎!ぼくはネ、今日、これから、本物の玉三郎をみに行きます。七之助との共演で”二人藤娘”。小村雪岱が戦前、描いた「藤娘」の原画をもとにした舞台装置もみもの。楽しみ!

桜娘

そして、タマ縄桜一家のお母さん、”肝っタマ母さん”。原木です。シャクナゲ苑の淵に。

 あと、写真は載せないけどネ、タマタマ姉妹、すっかり大きくなったタマらんちゃんとタマすーちゃんも元気に花を咲かせています。その後、タマ縄桜一家はどんどん増殖して、もう、名前をつけていないが、みんな元気。そうそう名無しの権兵衛のひとりがメジロと遊んでいました。


河津桜のカワちゃんだって、5年ほど前に苗が植えられたけど、もうすっかり大人びて、りっぱになったノダ。もっと、仲間を増やしてあげて。

そして、ここではタマ三郎に負けない美貌のオカメ桜。箱根山中にいっぱいのマメザクラと、カンヒザクラの交雑種。さくら界の七之助。

待ってました!

 大寒桜のカン三郎は、開花宣言!

 温室育ちのヒスイカズラ(翡翠蔓)も咲きはじめました。まず三つ。植物界のカワセミとも猿之助とも。宙吊りが得意!

サンシュユ(山茱萸)もいっぱい。5,6本が満開。フラワーセンターきっての綱渡りの名手。

そして、ぼくの愛人、ひねまる子ちゃん。ひねた枝振りから、そういうあだ名を付けましたが、もう10年もたって、すっかり大人っぽくなった。くねくねした身体つきで、妖艶ささえ感じる。あだ名も変えなければ。そうだ、クネまる子ちゃんに。でも女学生みたいに、いいつけ外交されたら困るな でも、この娘は春眠暁を覚えずで、いつまでも芽をさまさないから、しばらくは安心。

黒やなぎ徹子さんも元気です。わたしはネ、春場所の黒星配給係長なのよ。むかしから稀勢の里関のフアンなので、ライバルの力士に黒星をくばってんノ。昨日は鶴竜に配っときました。今日は白鵬に。うししし。

稀勢、3日目も白星。全勝街道ばく進!

実りある場所になりそう。はやくもひよこが。

むべなるかな。稀勢、連続優勝で横綱昇進予感の図。ボタニカルアート展も開催中。





 

 






 

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3月11日14時46分 大船観音さまの鐘の音

2014-03-11 18:22:20 | Weblog

大船フラワーセンターからの帰り道、柏尾川沿いを歩いていると、突然、ゴーンと鐘の音が。ひととき置いて、またゴーン。大船観音さまの山の方から聞こえてくる。時計を見る。14時46分だった。そうか、東日本大震災が起きた時間。鎮魂の鐘だ。ぼくは、すぐに、一分間の黙とうに入った。その間、さらに、いくつかの鐘の音が鳴る。

今朝から、なんとなく落ち着かず、いつもは朝方に済ます、ブログ記事もなかなか筆が進まなかった。途中で放り出し、外に出た。自然とフラワーセンターに足が向かった。ワイフから玉縄桜が見頃になっていると聞いていたから。たしかに、玉縄桜はじめ、春の花々が一斉に咲きはじめてきていた。

そこで、しばらく、のんびりしてからの帰路、前述の鐘の音に遭遇したのだった。不思議なことに、鐘の音を聞く直前まで、大震災のこと、とくに原発事故のことを考えていた。どうして、あんな不完全な技術を、よりによって世界一の地震国に導入したのだろうか。そのころ、積極的に推進していた「大政治家」の顔や、知っていて、知らんぷりしていた「大科学者」の顔を思い浮かべ、悔しくなっていたところだった。

2万人を超す犠牲者を出し、まだ、26万人の方が避難されているという。ぼくが、できることは、ただ祈るだけだ。

たまたま、その時間帯に、大船の観音さまの前を通り、鎮魂の鐘の音を聞くことができ、かつ、お祈りできたのは、幸運だった。ありがとう、観音さま。今年、節分に参加したご利益かもしれないと思った。

フラワーセンターには、春がやってきていた。

 

 

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膨らむ、お月さまとカンヒザクラの蕾

2014-03-10 20:56:44 | Weblog

一昨日が上弦の月で、今日は、少し膨れた月齢8・8のお月さま。ぼくの散歩道のカンヒザクラの蕾も膨らんできて、開花直前の蕾齢8.8のつぼみ 。満月は1週間後。開花はもう直前の風情。春は名のみぞ、風の寒さや、ですが、着々と春は進行中ですね。

稀勢の里の春も進行中。二日目も、好敵手、栃煌山を撃破し、連勝。

 

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ぼくの大相撲春場所予想 稀勢、レジェンドの全勝優勝

2014-03-10 09:34:13 | Weblog

初場所が終わったばかりと思っていたのに、もう春場所。恒例の、(初日を観ての)大相撲予想を行いたいと思います。

まず、はじめに、十両時代からのご贔屓力士、稀勢の里から。綱取りだった先場所も、真央ちゃんみたいに大事なところで転んでしまった(笑)。でも、真央ちゃんはショートで16位だったが、フリーでは、トリプルアクセルも決め、パーフェクトな演技をやり遂げた。五輪6位でも、永遠に語り継がれる、感動的なレジェンドの演技となった。

さて、稀勢の里。真央ちゃんの演技をみて期するところがあったに違いない。よし俺も、これまで、フアンの皆さんを裏切ってばかりきた、今場所こそはレジェンド、伝説の相撲をとろうと。えっ!大丈夫?と首をかしげる人あらば、思い出してくれタマエ。稀勢はレジェンドの相撲をいくつもとっている。白鵬の、双葉山の記録に迫る連勝をストップさせた。その後の白鵬の再連勝記録にも待ったをかけた。もともと稀勢はレジェンドの男なのだ。

でも、今場所はまだ、足の親指の怪我が完治していないようだし、無理だろう、という人あらば、怪我の貴乃花が武蔵丸を破り、優勝したことを想いだしてタモレ。ロス五輪で怪我の山下が金メタルをとったことを想いだしてタモレ。レジェンドには怪我がつきものナノダ。

さて、人を感動させるほどの、レジェンドの場所だったと言わせるためには、白鵬、日馬富士を豪快に投げ飛ばし、綱取りの鶴竜を土俵にはわす。もちろん、下位力士には取りこぼしはしない、真央ちゃんのフリーの演技のようにパーフェクトでなければならない!すなわち、全勝優勝だ!!!そして、天皇杯を受け取るときには、大粒の涙を流す。ここで、日本中が感動の渦に。翌朝の朝日の見出しは”鬼の眼にも涙”。素直に喜ばない(爆)。

つづいて、綱取りの鶴竜。優勝はありえない。これまで、挑戦してきた、当時の把瑠都、琴欧洲、そして稀勢の里以上の力があるとは思えない。10勝がいいとこ。日馬富士は勢いにのっても11勝程度。栃煌山も同程度の活躍が期待できる。

さて、期待の遠藤。初日はあわや鶴竜を仕留めたかの善戦。この調子なら勝ち越しもと期待される。でも、あの貴乃花でも、初挑戦は7勝8敗。今場所は、これを目標にすればよいと思う。さて、白鵬はどうか。やはり一番強いのには、間違いない。14勝で準優勝としておこう。

稀勢のレジェンドの場所になるはずだから、大阪まで行って、応援するつもり。ホテルも二泊三日で予約したし。ただ、稀勢がはやばやと崩れ、アンチレジェンドの場所になった場合には、大阪府立体育館には行かず、くやしいけど、あべのハルカス に登るノダ。

。。。。。

では、ぼくの春場所の星取り予想。前頭3枚目までの力士。

稀勢の里15勝0敗(優勝)、白鵬14勝1敗、日馬富士11勝4敗、鶴竜10勝5敗、栃煌山10勝5敗、豪栄道9勝6敗、琴奨菊8勝7敗、琴欧洲8勝7敗、遠藤7勝8敗、豊ノ島6勝9敗、松鳳山6勝9敗、隠岐の海6勝9敗、高安6勝9敗、玉鷲5勝10敗、栃の若4勝11敗、魁聖4勝11敗

初日の熱戦

鶴竜、遠藤にあわやの一番。

日馬富士、豊ノ島にあわやの一番

稀勢の里、レジェンドの第一歩。

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湯河原美術館 平松礼二と竹内栖鳳

2014-03-09 09:13:56 | Weblog

幕山での梅見物を終えて、午後は美術館に出掛けた。一度、行ってみたいと思っていたところ。湯河原駅から奥湯河原方面のバスに乗って、10分もすると湯河原町立美術館に着く。美術館内に”平松礼二館”があり、常設館もある。小さな美術館だが、これまた、唯、美しくの作品がいっぱいだった。

平松礼二館では”ジャパンデザイン/かざりの美学”展、そして常設館では”美・人”展の企画展示が開催されていた。

まず、平松礼二について。鎌倉にお住まいで、毎年、ぼんぼり祭に作品を出されている。それに、ぼくが箱根に行くと必ず寄る、成川美術館ではよく平松作品を観る。文芸春秋の表紙絵も10年ほど担当されていた。山種美術館賞、MOA岡田茂吉大賞も受賞している。

作品は、鮮やかな色彩で、装飾画的に描かれる日本の自然が多い。まさに飾りの美学、ジャパンデザイン。うっとりするくらい、唯、美しく。山水ジャポン、紅白富士、松竹梅ジャポン、海を渡る、などの作品がずらりと。さらに、梅のシーズンに相応しく”梅”の特集展示も。たぶん、幕山梅林を描いたと思われる、”梅の宴”(絵ハガキ購入)など5点。

そして、平松礼二というと、モネの睡蓮。パリ郊外のジベルニー村に四季折々に訪ね、そこの睡蓮を描いた。後に、モネ財団から”モネの池の睡蓮の株”を譲り受けた。その株分けが、ここの庭園の池に。睡蓮の咲く頃、また訪ねてみよう。

庭園の、睡蓮の池。寒桜も咲いていた。

平松礼二 ”梅の宴”

平松礼二 ”海を渡る”

そして、”美・人”展では、ポスターを飾る、室井東志生の”月映”や深水に師事した立石春美の”黒楽”などの美人画を楽しめる。そして、常設展でびっくり。竹内栖鳳の作品がずらりと並んでいる。何故かというと、栖鳳は、この付近の天野屋という旅館に逗留し、東本願寺の障壁画を作成していた。その後もここが気に入って、敷地内にアトリエをつくり、(リューマチの療養もあって)10年間ほど、亡くなるまで晩年を過ごしたのだ。そのアトリエはその後、安井曾太郎が引き継いだ。湯河原ゆかりの画家なのだ。ついでながら、平松礼二は曾太郎を尊敬していて、文春の表紙絵も曾太郎から何代かのちに引き継いだ。

六曲一双屏風の”喜雀”が目を惹く。28羽の雀が背景のない金屏風に描かれ、そのうち、22羽が左隻に、という面白い構図。対照的に動と静を表しているとのこと。金を拾う雀という、おめだたいものだそうだ。”うさぎ”のカワイイことったら。これぞ、栖鳳って感じ。絵ハガキもあったので購入した。そうそう、旅館で愛用してたという、鉄瓶に”風竹”を描いたものもありましたよ。

竹内栖鳳 ”宇佐義”

午前は梅見、午後は美術展と、”唯、美しく”の一日だった。湯河原はまだまだ見所がありそうなので、奥湯河原も含めて、いつか、探検してみようと思った。

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湯河原梅林(幕山) 唯、美しく 

2014-03-09 06:23:16 | Weblog

3年振りに、湯河原梅林に行ってきた。行くたんびに思うけど、ここは、やっぱり神奈川県下一の梅林だと思う。なんせ、幕山の中腹に4000本程の紅梅白梅が、隙間なく咲き乱れているんだから。まるで、桃源郷みたい。最近、観てきた美術展のタイトルにみたいに、”唯、美しく”、どこまでも。

珍しく、踊り子号の自由席がいっぱいでやっと座れた。河津に向かう人が大部分だろうと思ったら、湯河原でもだいぶ降りた。駅前のバス停まで行くと、長蛇の列にびっくり。係の人が、今年一番の行列です、でも、一番の見頃ですよと、太鼓判を押してくれた。3台目位のバスだったが、次々と来てくれたので、15分待ちくらいでOK。道路もスムーズ。早く家を出て、良かった。

幕山公園に到着。すぐに梅林の全景が目に入ってくる。写真では、あのスケール感はなかなか出ないが、まずは、遠景から。湯河原梅林屏風の左隻と右隻です(笑)。


そして、梅林に近づく。

山の右方面に、枝垂れの白梅の群れが。今まで、印象が薄かったが、ここ、数年で一気に成長したのか。素晴らしい枝垂れの梅林になっていた。

淡路枝垂れという品種のようだ

普通の梅林なら、これだけで満足しちゃいそう。でも、さらに山を登ってみる。まだまだ、唯、うつくしく咲き乱れるウメ。

大きな岩が多いのでロッククライミングの練習をしていた人がいた(笑)。

ただ、こういう大きな岩は、登るのを禁止されている。

山にはいくらでも登ってもいい。尾根の木々がうつくしい。

お花見弁当を食べる人々

ぼくも、湯河原のB級グルメ、坦々焼きそばと熱燗カップでランチを 3年前のンブログをみたら、同じことをしていた(大汗)。ちょっぴり辛くて、おいしい焼きそばでしたよ。広場のベンチはいっぱいだったので、川沿いの岩に腰かけ、川のせせらぎを聞きながら、食事。

その上、妙なる琴の音も聞こえてきて、まるで天国にいるような気持ちだった。曲目が、”千の風になって”だったし。

そして、ぼくは十分、満足して、湯河原梅園を後にした。この日はそれだけでは終わらなかった。まだまだ、唯、美しくの場面が待っていた。それは、次回のブログ記事で。

そうそう、スミレの初見もありました。さすが湯河原。

猪の初見もしたかったんですが。残念でした。

 

 

 

 





 

 

 

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