ブリュッセルからルクセンブルグへ。
急行列車ICで3時間。
駅から100mのCity Hotelへ。
小さなホテルだが、一応4つ星だった。
大昔、社会の時間に「ベネルックス三国」
という言葉を聞いたことがあった。
確か、ベルギー、ネーデルラント(オランダ)、ルクセンブルグの
3か国の集合を指し示す名称で、
この3か国はいずれも立憲君主制を採用しており、
周辺の国に比べて国土が狭く、大国に対抗するために
緊密な経済協力を行っている、と習ったような気がする。

確かに、ベルギーにもオランダにも王宮があった。
初めてのルクセンブルグ、どのような国なのか、ワクワクしながら、
すぐに市内観光へ出かけた。


昔、ルクセンブルグへ行ったという友人から
「ミニトレインに是非乗るといいわよ。」と聞いていたので、
早速チケット売り場へ出かけたが・・・・
何とこれがチケット売り場だった。
この車の後に回ると・・・



眼下には深い谷があり、
「えっ、ここの下にはどういうふうに行くのかしら。」
と驚くほどの景色が広がっていた。
日本語イヤホーンガイド付きチケットを購入して、
トレインに乗り込もうとしたら、
「このチケットはバスのものだ。」と言われ、このバスに乗せられた。


途中乗り降り自由のHop and hopというシティバス。
乗って初めて気付いたが、
この町は新しい街と古い街がはっきりと分かれ、
EUの拠点としての新しい町には、超近代的な建物が立ち並び、
旧市街地には、1000年の歴史が保存されている。
新市街と旧市街の間には深い渓谷があり、その渓谷に沿って
14世紀から15世紀にかけて街の周りをぐるりと取り囲むように、
環状城壁が築かれていたが、1867年に永世中立国になった時に、
その壁がほとんど取り壊され、現在、一部残っている城壁と要塞が
ユネスコの世界遺産に指定されているという。
途中、バスを降りて「三つのどんぐり」と呼ばれるチュンゲン要塞に行った。

963年にボックフェルゼンという岩山に城砦を築いたのが
この街の始まりと言われているが、
その後、グルゴーニュ公国、スペイン、
オーストリア、フランスなどの支配を受けて今があるという。
この「三つのどんぐり」はオーストリアが造った物で、
今は美しい森の中にあるが、周りの城壁の壮大さに、
かつての人民の苦労がしのばれ、
今、この景色を観光で見ることの出来る私達は
本当に幸せだとつくづく思った。


