4月12日
もう何年も忙しくて、大好物の飯盗人を作る時間がなく、
気が付くと大きく育ち過ぎていて、時期はずれ・・・
いつも後悔していたのだが、今年も危うかった。
このところずっと天候が安定せず、
急に雨が降ったりひどい風が吹いたり、
今年もダメかな、と思っていた矢先、
夫が大きな籠に2杯分の木の芽を枝先から切り落として、
台所に置いてくれていた。
母と二人で4時間かけて葉っぱだけを切り、
茹でたらたったこれだけ・・・
軸が固かったので、さらに細かく切り、軽く水を切って、
生醤油だけで煮詰め、
フライパンで乾煎りしたシラスを加えて出来上がり。
ようやく、数年ぶりに山椒の佃煮が出来た。
舌先が痺れるような、強い香りと、醤油の香ばしさ、
シラスとの相性の良さ、
これがあれば何杯も御飯がいただけそう・・・・
経験から得たポイントは、決して酒やみりんなどを入れないこと。
入れると、理由は分らないが、葉っぱが固くなってしまうから。
これは全て母の手探りの経験から教えてもらった物。