5月18日
ひと月ほど前、フラワーアレンジメントの教室で、
「ねぇ、ねぇ、皆でどこかへ行きましょうよ。」と声をかけられ、
言い出しっぺのまさみさんがこの企画を見つけてきた。
東京バス旅行センター、25周年ミステリーツアー第3弾。
参加者仲間は先生を含め女性8名。
どこに行くのか、全く知らされず、出発前に配られた用紙に
クイズのように答を書き込みながら進む内、
栃木に向かっていることに気付いた。
鹿沼土の積んである地域を抜けて、山の奥の奥、
大きな鳥居をくぐると、古峯神社だった。
我々は誰一人として知らなかったが、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀り、個人の神社で、
日光全山26院80坊の僧たちの修行の霊地になっているそうだ。
そして、驚くことに職員が100名もいるとのこと。
バス3台分の乗客が大きな座敷に座り、昼食。
コンソメスープやお蕎麦は食べ放題ということだったので、
何人かは「お代り分の蕎麦の方がおいしい。」
と言いながら、楽しんでいるようだった。
食事が終わると、それぞれに神社内、庭園の散策。
御祭神の使いである天狗は飛翔して
崇敬者に降りかかる災厄を除災する、という信仰があり、
ここは天狗の宿として広く知られているという。
高尾山の天狗もそういう理由だったのか・・・初めて知った。
古峯園「こほうえん」と呼ばれる庭園は管理が行き届き、
新緑やツツジ、シャクナゲなど
たくさんの木々や花々が美しく広がっていた。
そして、ミステリーツアーはまだまだ続き、土産物屋で漬物を買い、
小さなポリ袋に詰め放題のピーナツを苦心して詰め込み、
東京ドーム10個分の道の駅「ろまんちっく村」でアイスクリームを食べ、
さらに、ファーム「おのぐち」で畑から直接小松菜を4株ずつ自分で採り、
最後に、東北自動車道、羽生パーキングエリアで休憩。
ムムッ、なんだこの建物は・・・・「鬼平江戸処」と書いてある。
江戸時代、ここ羽生の隣町に江戸の要所「栗橋関所」があり、
日光街道に位置し、約250年にわたり
「入り鉄砲と出女」を取り締まる重要な役目を担ってきたという。
池波正太郎氏の「鬼平犯科帳」の世界をここに再現したのだとか。
残念ながら、たった20分ほどの休憩では
何も見ることが出来なかった。
いつか、ゆっくりと来てみたい・・・
とにかく、盛り沢山で、ゆっくり楽しむ時間はなかったが、
今まで行ったことのなかった栃木県を、少しのぞくことが出来、
しかも、普段はほとんど個人的に話すこともなかった方達と
たくさんの交流が出来、とっても楽しい一日だった。