「朝の10時にホテルを出なければならないから、絶対ダメ!」と
夫に言われながら
「2時間もあるから大丈夫。往復40分もかからないから・・・・」
と、朝食も摂らず、ナボーナ広場の近くで開かれる朝市に出かけた。
早朝のナボーナ広場
女性5人で、どうしても欲しい物があり、出かけたのだが、
ホテルまでの帰り道、恐ろしい渋滞に遭い、
途中でバスを降り、テルミニ駅からタクシーに乗り換えた。
ところが、運転手は我々の様子で
時間に追われていることが分ったのだろう、
普通17€(ユーロ)の距離を20€と言い、のみならず、
20€札を出したにもかかわらず、「これは5€札だから足りない」と
さらに15€を要求された。
仲間の学生が「確かに20€払った。」
と言ったが、「No!]と叫ぶので、
彼女は狐につままれたような顔をしていた。
もう、ホテルの前では数分後に出発するために、
他の仲間達が待っており、
話し合いの余地はなく、仕方なくさらに20€を出すと、
先程の5€を投げるように返した。
結局、彼女はそのような汚い5€札は初めから持っておらず、
騙されたことは自明の理だった。
大慌てだったので、見透かされていたのかもしれない。
35€も取られ、悔しくて悔しくて・・・
ホテルで用意してくれたタクシーの運転手が、
テルミニ駅で「17€」と言った時、
私はたいした英語もしゃべれないくせに
「あなたは正直な人だ、さっき乗った運転手は
同じ距離だったにもかかわらず、
35€を取った・・・」と必死にメチャクチャな英語で文句を言うと、
「35?35?」と何度も聞き返し、
「同じ仲間がそのようなひどいことをして申しわけなかった・・・」
と謝ってくれた。
・・・・が、夫には
「あれだけ朝のラッシュはすごいからだめだと言っただろう・・・。」と
ひどく叱られるし、お金は損するし、惨々だった・・・
・・・・でも、欲しかったものはgetした・・・
ずーずーしいかしら?違ったらご免なさい。
ピクルスさん、毎回、何か恐ろしいことに遭遇します。
文句を言えばきりがありませんが、
やはり、日本はすばらしいということに気付かされます。