小さな鏡の縁にシックなバラとカシワバアジサイの白、
イーゼルの上に置いて、又は壁にかけて、邪魔にならない大きさ、
一つ一つに心を込めながら作った。
2ヶ月ほど前に、古い友人から突然のお電話をいただいた。
子供達が小さかった頃、バイオリンのお稽古でお世話になっていた彼女。
お会いしなくなってからかれこれ25年、
今はお年賀状でお互いのことを報告しあう程度になっていた。
手術が出来ない「がん」・・・・と伺いひどくショックだったが、
お声は相変わらずとてもお元気で、
前向きの生活を送っていらっしゃることに少し安堵した。
以来、心の中にいつも塊があるのだが、お電話をしようと思っても、
抗がん治療の後はしばらく辛いの、
と言われた言葉を思い出し、ついつい躊躇してしまう。
お伺いするのは、もう少しお元気になられてからにしよう。
枕元に置いていただいて、紅を差したり、ほつれ毛を指で直したり・・・、
きっと笑顔がこぼれるだろう・・・
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