一般質問 発言書
1
日本共産党の大橋満でございます。今回の衆議院議員選挙の結果は、アメリカべったり、大企業奉仕で、国民の暮らしや平和を壊してきた自民・公明政権が、国民の厳しい批判を受け、歴史的大敗を喫しました。
日本共産党は、7.03%を獲得しました、もし全てが比例選挙なら34人分の支持を得ながら、今の選挙制度の下で9議席を確保し、改選前の議席を守るこ とが出来ました。今回のように大変むつかしい条件の下で、日本共産党にご支持をお寄せ頂い た市民の皆様、猛暑の中で大奮闘して頂いた・支持者の皆さん、・後援会の皆さん・党員の皆さんに心から感謝致します。また、今後のご協力をよろしくお願い 致します。
日本共産党は、あたらしい政権の下で、選挙公約を実現するために、後期高齢者医療制度の廃止、派遣労働法の抜本改正、子供の医療費の無料化制度の実現など、国民の願いを積極的に提案し、その実現のために頑張ります。
その一方、「財界中心・軍事同盟中心」の政治の下で起きている問題点を根本から正し、憲法改悪・消費税増税・比例選挙の定数削減などには反対します。
何よりもこの向日市議会で、市民要求を実現し、市民本位の議会運営に責任を果たし、社会の進歩のために全力を尽くすことをお約束致します。
さて今回の質問の第1は、 平和市長会議に加盟された動機と、今後の平和行政の基本と決意についてお聞きします。
そのⅠ、として 戦争しない国を建設するために、市長が出来ることについて問う
Ⅱ、 戦争しない国を建設するために、向日市教育長として、努力して欲しいことについて問う
Ⅰ、 戦争しない国を建設するために、向日市長が出来ることについて問う
1、憲法・ 第9条、第25条を守ることについて市長の考えを問う。
私は、今まで何度か憲法問題について質問しましたが、答弁は憲法の全てを守りますというもので具体的な内容の答弁は余りお聞きしませんでした。
そこでお聞きしたいのは、行政として憲法を守るために積極的に何をするのか、ということであります。
もし守られていない出来事に対しては、守りなさいというアクションを起こすのか、どうか という問題であります。その点はどの様にお考えでしょうか? お聞きします。
憲法第9条は、【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】を決めているわけです、
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
と謳われていますが、2項が邪魔になるとか、自衛隊を書き込めとかいろんな意見がありますが、市長は、全く変える必要がないと考えておられますかお聞きします。
次ぎに、第25条(生存権,国の義務)についてでありますが、
1 すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。と謳われています。
平和市長会議は、資料の通り、ナガサキアピールの行動提起の3、として、
人権を擁護し、飢餓、貧困、差別、暴力、環境破壊などの地球的規模の諸問題解決に 向けて誠実かつ速やかに取り組むこと、となっております。この点についてはどのようなことをしなければならないと考えておられるのか、お聞きします
2、非核三原則を守ることについて、核持ち込み密約があったことについて問う。
私は、以前議会からの視察で岩国市に行ったことがあります。岩国市のマイクロバスが、基地のまわりを回ってくれました。案内の職員は「広い芝生の中ほど に少しふくれた場所がありますが、あの下は核兵器庫になっています。」と無造作な説明で、ビックリしましたが、地元の人は核の持ちこみは当たり前なので す。
また、共産党国会議員団の基地調査では、説明員が来るまで応接室で待たされたそうですが、随行員が何となくそこにおいてある基地内の電話カードを見ていたら、核弾薬庫00番と書いてあり、調査の目的の半分以上が説明前に明らかになったそうです。
このように以前から、国是である非核三原則の一つ「核の持ちこませない」は破られているということは既成の事実だったようなのですが、最近新聞雑誌をにぎ わしているのは、政府高官の口から、「アメリカとの核密約は古くから行われており、核は持ちこまれていた」という証言は、国民を驚かせており、密約の公表 と、速やかな廃棄を要求する声が広がっています。
市長は、非核三原則を守ることについて、核持ち込み密約があったことについて、どう思われますか、どのようにして、非核自治体を広げ、非核日本を建設するために力を尽くそうと決意しておられますか お聞きします。
3、今後は、どこの国とも軍事同盟を結ばず、平和条約を結ぶことについて問う。
市長は以前から、日本の外交は、日米安保条約を基軸に進めなければならないと言う
こ とを言われていましたが、安保条約は軍事同盟であります。平和市長会議のメンバーが軍事同盟に賛成しているのは少しまずいと思うのです。再検討しなければ ならないのではないか、お考えをお聞きします。軍事同盟よりも米国をはじめ、どの国とも平和友好条約を結ぶべきだと思うが どう思われますか お聞きしま す。
4、オバマ大統領の核兵器を無くす考えについてどう思われるか、その考えを問う。
本年4月米オバマ大統領はチェコのプラハで、アメリカの外交政策として核兵器廃絶に向けて取り組むことを表明し、核保有国との交渉をはじめ、国際会議でも同趣旨の演説を行い、北朝鮮とも話し合いをはじめています。
市長が、平和市長会議に加盟するきっかけにもなったのではないかと推察しますが、どう考えておられますか、また市民に対して平和市長会議に加盟した動機や、平和のために何がしたいのか、呼びかけても良いのではありませんか、お聞きします。
5、今年の原水爆禁止世界大会で核兵器を廃絶する道筋について議論された。来年5月ニューヨークで、NPT再検討会議が開かれる。核廃絶への良い機会だと思うがどうか。
平和市長会議のナガサキアピールでも明らかなように、NPT再検討会議、ジュネーブ軍縮会議、国連総会のいずれかを通して、国際社会は核兵器のない世界に向けての積極的な交渉を2010年に開始しなければならない。と呼びかけています。
さらに国連事務総長の主導で2009年9月21日の国際平和デーが、「大量破壊兵器の軍縮を!」のテーマを掲げていることに注目するよう各市長に呼びかける。とあり積極的な行動が呼びかけられています。そのことに対して、市長の見解を求めたい。
6、平和市長会議の決定について、積極的に協力すべきだと思うが市長の見解を求める。
以上いろいろな点について質問したが、市長は加盟されてまだ日は浅く、平和市長会議についての予算も充分でなく、来年度から積極的に参加して頂きたいと考えている。
しかし、アピールを出すなど、予算を余り使わなくても、出来ることは多くあると思う。今年度と来年度からの取り組みの基本についてお考えをお聞きしたい。
同時に担当部署において、平和市長会議の歴史や、取り組み内容など広島文化センター内にある事務局とも良く連絡・相談し、積極的な提案が出来るよう準備する必要があると思うが、担当部長の答弁を求めたい。
Ⅱ、 戦争しない国を建設するために、世界平和都市宣言市の教育長として、 努力して欲しいことについて問う。
1、野中広務さんの「しんぶん赤旗」のインタビューについて、(資料添付)時代認識、および、その考えの中で、教育長として全く違う考えだという点があれば、その考えをお聞きしたい。
衆議院議員引退後の野中広務氏の「平和の語りべ」としての活動は、マスコミでも良く取り上げられており、「しんぶん赤旗」インタビューは、時期的には遅 かったと思います。宿敵だった共産党のしんぶんにでるのも時代がそうさせていると本人がいっておられるように、時代は大きく変わってきたといっておられま す。
教育長は、野中さんの府会議員・副知事・国会議員・自民党役員や官房長官時代を含めよくご存知だと思うのです。
オバマ大統領演説、民主党政権誕生間近、久嶋市長の平和市長会議加盟などの情勢下で教育行政も平和行政を重視するように変わらなければならないと思うのです。
これまでの市教委のように府教委のご機嫌ばかり伺っていては、時代錯誤になってしまうと言わねばなりません。
そこで、野中さんのお考えは同調できる部分が非常に多いと思うのですが、この点は自分と違うという点についてお聞きしたいと思います。
2、中でも歴史認識として、明治の富国強兵に始まり、敗戦へという「狂った時代」にもどるな、という認識については、どう思われるか、問う。
さらに、教育については、明治の富国強兵から敗戦に至った「狂った時代」とまで
言われ、近現代史の勉強をせよと強調されています。 特にこの考えはどう思われますか。野中さんに対してということではなく、考え方に対するご意見を求めたいと思います
3、「教科書選定」について、向日市では以前から「扶桑社」のものは適切でない、ということで選定からはずしてきているが、教育長の見解を求める。
最近新聞やネットを見ていると、愛媛県の今治市教育委員会と上島町教育委員会が、
2010、 11年度に使用する中学校の歴史と公民の教科書に「つくる会」歴史教科書を採択したと報道されています。この本は、太平洋戦争を「大東亜戦争」と表記し、 アジア解放の役割を担ったかのように描いています。公民教科書は、憲法「改正」と国防の義務を強調しています。
だから「つくる会」歴史教科書の採択は、「戦争へつながる一切の協力をしてはならない、」という野中さんの思いにも反するものです。向日市では以前から「扶桑社」のものは適切でない、ということで選定からはずしてきているが、教育長の見解を求めるものであります。
4、司馬遼太郎の遺言に反して「坂の上の雲」が、NHKで放映されるが、近現代史を歪めるものとして、中止せよの声が多く出されている。
正しい歴史を教える責任がある教育委員会としての見解を、お聞きしたい
この質問は、教育長にNHKに抗議してくれというものではなく、公共放送が、司馬遼太郎さん自身が晩年になり、自分の近現代史の調査研究が不充分だったこ と、特に日本の朝鮮侵略と同化政策全体を、朝鮮人の立場から全く研究していなかったことを反省され、「坂の上の雲を映像化しないこと」を公然と文書に残し ておられるのにも関わらず、これからアジアの時代といわれているときに、なぜ、朝鮮蔑視、朝鮮侵略から中国大陸侵略へと進んでいった歴史を肯定的に描いた ものをNHKが取り上げているのかと批判が起こるのも当然です。
野中さんが指摘されている近現代史についての認識が、NHK上層部に全く欠如して
いることの証拠でもあります 。正しい歴史を教える責任がある教育長としての見解を求めるものであります。
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日本共産党の大橋満でございます。今回の衆議院議員選挙の結果は、アメリカべったり、大企業奉仕で、国民の暮らしや平和を壊してきた自民・公明政権が、国民の厳しい批判を受け、歴史的大敗を喫しました。
日本共産党は、7.03%を獲得しました、もし全てが比例選挙なら34人分の支持を得ながら、今の選挙制度の下で9議席を確保し、改選前の議席を守るこ とが出来ました。今回のように大変むつかしい条件の下で、日本共産党にご支持をお寄せ頂い た市民の皆様、猛暑の中で大奮闘して頂いた・支持者の皆さん、・後援会の皆さん・党員の皆さんに心から感謝致します。また、今後のご協力をよろしくお願い 致します。
日本共産党は、あたらしい政権の下で、選挙公約を実現するために、後期高齢者医療制度の廃止、派遣労働法の抜本改正、子供の医療費の無料化制度の実現など、国民の願いを積極的に提案し、その実現のために頑張ります。
その一方、「財界中心・軍事同盟中心」の政治の下で起きている問題点を根本から正し、憲法改悪・消費税増税・比例選挙の定数削減などには反対します。
何よりもこの向日市議会で、市民要求を実現し、市民本位の議会運営に責任を果たし、社会の進歩のために全力を尽くすことをお約束致します。
さて今回の質問の第1は、 平和市長会議に加盟された動機と、今後の平和行政の基本と決意についてお聞きします。
そのⅠ、として 戦争しない国を建設するために、市長が出来ることについて問う
Ⅱ、 戦争しない国を建設するために、向日市教育長として、努力して欲しいことについて問う
Ⅰ、 戦争しない国を建設するために、向日市長が出来ることについて問う
1、憲法・ 第9条、第25条を守ることについて市長の考えを問う。
私は、今まで何度か憲法問題について質問しましたが、答弁は憲法の全てを守りますというもので具体的な内容の答弁は余りお聞きしませんでした。
そこでお聞きしたいのは、行政として憲法を守るために積極的に何をするのか、ということであります。
もし守られていない出来事に対しては、守りなさいというアクションを起こすのか、どうか という問題であります。その点はどの様にお考えでしょうか? お聞きします。
憲法第9条は、【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】を決めているわけです、
1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
と謳われていますが、2項が邪魔になるとか、自衛隊を書き込めとかいろんな意見がありますが、市長は、全く変える必要がないと考えておられますかお聞きします。
次ぎに、第25条(生存権,国の義務)についてでありますが、
1 すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。と謳われています。
平和市長会議は、資料の通り、ナガサキアピールの行動提起の3、として、
人権を擁護し、飢餓、貧困、差別、暴力、環境破壊などの地球的規模の諸問題解決に 向けて誠実かつ速やかに取り組むこと、となっております。この点についてはどのようなことをしなければならないと考えておられるのか、お聞きします
2、非核三原則を守ることについて、核持ち込み密約があったことについて問う。
私は、以前議会からの視察で岩国市に行ったことがあります。岩国市のマイクロバスが、基地のまわりを回ってくれました。案内の職員は「広い芝生の中ほど に少しふくれた場所がありますが、あの下は核兵器庫になっています。」と無造作な説明で、ビックリしましたが、地元の人は核の持ちこみは当たり前なので す。
また、共産党国会議員団の基地調査では、説明員が来るまで応接室で待たされたそうですが、随行員が何となくそこにおいてある基地内の電話カードを見ていたら、核弾薬庫00番と書いてあり、調査の目的の半分以上が説明前に明らかになったそうです。
このように以前から、国是である非核三原則の一つ「核の持ちこませない」は破られているということは既成の事実だったようなのですが、最近新聞雑誌をにぎ わしているのは、政府高官の口から、「アメリカとの核密約は古くから行われており、核は持ちこまれていた」という証言は、国民を驚かせており、密約の公表 と、速やかな廃棄を要求する声が広がっています。
市長は、非核三原則を守ることについて、核持ち込み密約があったことについて、どう思われますか、どのようにして、非核自治体を広げ、非核日本を建設するために力を尽くそうと決意しておられますか お聞きします。
3、今後は、どこの国とも軍事同盟を結ばず、平和条約を結ぶことについて問う。
市長は以前から、日本の外交は、日米安保条約を基軸に進めなければならないと言う
こ とを言われていましたが、安保条約は軍事同盟であります。平和市長会議のメンバーが軍事同盟に賛成しているのは少しまずいと思うのです。再検討しなければ ならないのではないか、お考えをお聞きします。軍事同盟よりも米国をはじめ、どの国とも平和友好条約を結ぶべきだと思うが どう思われますか お聞きしま す。
4、オバマ大統領の核兵器を無くす考えについてどう思われるか、その考えを問う。
本年4月米オバマ大統領はチェコのプラハで、アメリカの外交政策として核兵器廃絶に向けて取り組むことを表明し、核保有国との交渉をはじめ、国際会議でも同趣旨の演説を行い、北朝鮮とも話し合いをはじめています。
市長が、平和市長会議に加盟するきっかけにもなったのではないかと推察しますが、どう考えておられますか、また市民に対して平和市長会議に加盟した動機や、平和のために何がしたいのか、呼びかけても良いのではありませんか、お聞きします。
5、今年の原水爆禁止世界大会で核兵器を廃絶する道筋について議論された。来年5月ニューヨークで、NPT再検討会議が開かれる。核廃絶への良い機会だと思うがどうか。
平和市長会議のナガサキアピールでも明らかなように、NPT再検討会議、ジュネーブ軍縮会議、国連総会のいずれかを通して、国際社会は核兵器のない世界に向けての積極的な交渉を2010年に開始しなければならない。と呼びかけています。
さらに国連事務総長の主導で2009年9月21日の国際平和デーが、「大量破壊兵器の軍縮を!」のテーマを掲げていることに注目するよう各市長に呼びかける。とあり積極的な行動が呼びかけられています。そのことに対して、市長の見解を求めたい。
6、平和市長会議の決定について、積極的に協力すべきだと思うが市長の見解を求める。
以上いろいろな点について質問したが、市長は加盟されてまだ日は浅く、平和市長会議についての予算も充分でなく、来年度から積極的に参加して頂きたいと考えている。
しかし、アピールを出すなど、予算を余り使わなくても、出来ることは多くあると思う。今年度と来年度からの取り組みの基本についてお考えをお聞きしたい。
同時に担当部署において、平和市長会議の歴史や、取り組み内容など広島文化センター内にある事務局とも良く連絡・相談し、積極的な提案が出来るよう準備する必要があると思うが、担当部長の答弁を求めたい。
Ⅱ、 戦争しない国を建設するために、世界平和都市宣言市の教育長として、 努力して欲しいことについて問う。
1、野中広務さんの「しんぶん赤旗」のインタビューについて、(資料添付)時代認識、および、その考えの中で、教育長として全く違う考えだという点があれば、その考えをお聞きしたい。
衆議院議員引退後の野中広務氏の「平和の語りべ」としての活動は、マスコミでも良く取り上げられており、「しんぶん赤旗」インタビューは、時期的には遅 かったと思います。宿敵だった共産党のしんぶんにでるのも時代がそうさせていると本人がいっておられるように、時代は大きく変わってきたといっておられま す。
教育長は、野中さんの府会議員・副知事・国会議員・自民党役員や官房長官時代を含めよくご存知だと思うのです。
オバマ大統領演説、民主党政権誕生間近、久嶋市長の平和市長会議加盟などの情勢下で教育行政も平和行政を重視するように変わらなければならないと思うのです。
これまでの市教委のように府教委のご機嫌ばかり伺っていては、時代錯誤になってしまうと言わねばなりません。
そこで、野中さんのお考えは同調できる部分が非常に多いと思うのですが、この点は自分と違うという点についてお聞きしたいと思います。
2、中でも歴史認識として、明治の富国強兵に始まり、敗戦へという「狂った時代」にもどるな、という認識については、どう思われるか、問う。
さらに、教育については、明治の富国強兵から敗戦に至った「狂った時代」とまで
言われ、近現代史の勉強をせよと強調されています。 特にこの考えはどう思われますか。野中さんに対してということではなく、考え方に対するご意見を求めたいと思います
3、「教科書選定」について、向日市では以前から「扶桑社」のものは適切でない、ということで選定からはずしてきているが、教育長の見解を求める。
最近新聞やネットを見ていると、愛媛県の今治市教育委員会と上島町教育委員会が、
2010、 11年度に使用する中学校の歴史と公民の教科書に「つくる会」歴史教科書を採択したと報道されています。この本は、太平洋戦争を「大東亜戦争」と表記し、 アジア解放の役割を担ったかのように描いています。公民教科書は、憲法「改正」と国防の義務を強調しています。
だから「つくる会」歴史教科書の採択は、「戦争へつながる一切の協力をしてはならない、」という野中さんの思いにも反するものです。向日市では以前から「扶桑社」のものは適切でない、ということで選定からはずしてきているが、教育長の見解を求めるものであります。
4、司馬遼太郎の遺言に反して「坂の上の雲」が、NHKで放映されるが、近現代史を歪めるものとして、中止せよの声が多く出されている。
正しい歴史を教える責任がある教育委員会としての見解を、お聞きしたい
この質問は、教育長にNHKに抗議してくれというものではなく、公共放送が、司馬遼太郎さん自身が晩年になり、自分の近現代史の調査研究が不充分だったこ と、特に日本の朝鮮侵略と同化政策全体を、朝鮮人の立場から全く研究していなかったことを反省され、「坂の上の雲を映像化しないこと」を公然と文書に残し ておられるのにも関わらず、これからアジアの時代といわれているときに、なぜ、朝鮮蔑視、朝鮮侵略から中国大陸侵略へと進んでいった歴史を肯定的に描いた ものをNHKが取り上げているのかと批判が起こるのも当然です。
野中さんが指摘されている近現代史についての認識が、NHK上層部に全く欠如して
いることの証拠でもあります 。正しい歴史を教える責任がある教育長としての見解を求めるものであります。
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