選挙のときだけ注目される「女(おんな)」ですが、閣僚はたったの二人。
「政治」は「男の世界」の最たるものといわれていますが、民主党さんも、やっぱり
といいましょうか、まだまだ責任ある仕事は、おんなに任せられない、と思っているのかしら??
一昨日の毎日新聞のテレビ欄の下に、ドッキリする「タイトル」見つけました。
「その時女は、ほほ笑んだ」
なんだろうと思って読んでみたら、今回の選挙(政権交代)で注目の女性たち。
記事自体より、見出しをつける「整理部」に問題がありそうですね。
人気ブログランキング(社会・経済)に参加中
応援クリックしてね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
「女(おんな)」ときたら、「男(おとこ)」もあるだろうと思って捜したら、ありました。
昨日の夕刊の、一面裏にひっそりと(前日と比べれば・笑)、「その変化、とまどう男たち」。
一昨日の記事の写真は、カラーで福田さんの笑顔、
昨日は、モノクロのやつれた麻生さんがとぼとぼ歩く姿。
これからはじまる「福田さん」と、これでおわりの「麻生さん」
分かりやすいといえば、わかりやすいのですが・・・・。
これが、民主党が政権をとったことに「とまどう」男たちの姿なのか??、
記事自体はでかくて読み応えもあるのですが、やっぱりなんかタイトルと内容がそぐわない。
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
「政治」は「男の世界」の最たるものといわれていますが、民主党さんも、やっぱり
といいましょうか、まだまだ責任ある仕事は、おんなに任せられない、と思っているのかしら??
一昨日の毎日新聞のテレビ欄の下に、ドッキリする「タイトル」見つけました。
「その時女は、ほほ笑んだ」
なんだろうと思って読んでみたら、今回の選挙(政権交代)で注目の女性たち。
記事自体より、見出しをつける「整理部」に問題がありそうですね。
特集ワイド:’09天下の秋 ルポ・民主党政権誕生/上 毎日新聞 2009年9月16日 衆院選から17日。ようやく民主党政権が発足する。歴史に刻まれるであろう鳩山政権誕生の日を見た。【政権交代取材班】 ◇鳩山氏の妻、小沢ガールズ、新人秘書…その時女は、ほほ笑んだ 東急田園調布駅から歩いて鳩山邸に向かう。道路には会社からの迎えとみられる黒塗りの車が何台も停車している。朝も夜も警備員が立っている豪邸もある。 鳩山政権が誕生する16日午前8時45分、鳩山由紀夫民主党代表は、報道陣が待ち受ける自宅前に現れた。空をちらりと見上げ、「よい天気ですね。昨日、お清めの雨が降りましたからね」。妻、幸さんはこのハレの日には姿を見せなかった。かつて鳩山氏はこう言った。「私のように四角四面の人間が、その日によって形が変わるような女性と一緒になれたということは、私にとって本当にありがたいことなんです」「女房と出会ってからの人生は、それまでよりはるかに変化に富んで、面白いんですよ」 ■ 永田町の議員会館は数日前から新旧入れ替えでごった返していた。ファクス機を売り込もうと、事務機器メーカーのキヤノンやリコーのセールスマンが廊下でうろうろ。議員宿舎に入れない新人議員をねらったホテルの営業マンもいる。名入り手帳や名刺を印刷・販売する大槻勝美さんも注文取りに励んでいた。元自民党員、党本部に日参して仕事をとった。でも自民党が野に下った1993年以来、他の党にも販路を開拓していったという。 初めて議員会館の部屋に入った民主党の磯谷香代子氏(43)は緊張した面持ちで、「私がどうして注目されるのか分かりません。目立つために仕事をするわけではない。一日一日しっかりやりたい」。 大学卒業後、親の看病をしながら10年間アルバイト生活をしてきた。公示3日前に比例候補が足りなくなった民主党から打診があった。「仕事を辞める必要がなく、立候補に必要な住民票をその日のうちに出せる人」という条件に当てはまり、名簿に掲載され、国会議員になったシンデレラガールだ。左胸に仮の議員バッジが安全ピンで留められていた。 第1議員会館の6階は小沢ガールズ・ストリートと呼ばれる。小沢一郎民主党幹事長の605号室の近くに青木愛氏(44)、田中美絵子氏(33)などが事務所を構えた。 613号室の三宅雪子氏(44)は「小沢先生をたいへん尊敬しているので、ガールズと呼ばれる年ではないが、気にならない。今はひとくくりにされているが、これから自分を出せばいい」。激戦を演じた福田康夫元首相の事務所は隣の隣。15日に上京し、さっそくあいさつに行った。「ご本人はいなかったけれど……」。部屋割りに関して「真隣でなくて良かったなあ」と言いながら、「私自身は意識してません」。女は強い。 衆院に49年いた海部俊樹元首相が使った部屋には、民主党新人の小室寿明氏(48)が入る。事務所開設の準備をしていた秘書の河野あをいさんは1度の面接で採用された。「お見合いと同じですね」。河野さんの周囲には落選した自民党議員の秘書が民主の新人議員に雇用されるケースもある。「こんな時代ですから、民主党か自民党に就職したいとみんな言っています」 ■ 国会に行く。階段にも赤じゅうたんが敷かれ、歩くと靴のかかとがフカフカ沈む。幅約1・6メートル、長さ約4キロ。1平方メートルあたり2万2050円というから、総額1億4112万円か……。新人議員もこの上を歩き、壁も床も大理石のトイレを使い、「先生」と呼ばれるうちに、エラそうになるのだろうか。大槻さんが言っていた。「いや、へんな人がすり寄ってくるからだよ。自民党議員がすっかりいなくなった滋賀とか大変だよ」 15日に開かれた民主党の新人・元職ガイダンスはホテルニューオータニで開かれた。官房長官に内定している平野博文氏が143人の新人議員を前にして、「野党と違い与党となったので周りの目が厳しくなる。新地で羽目を外したりしないように。杉村太蔵君みたいな行動に気をつけろ」と注意したという。 民主党の母体となった旧民主党は96年9月に結成された。苦節13年、野党暮らしに耐えた古参の議員たちも政権交代を実感している。 埼玉3区から選出された細川律夫氏(66)は先週初め、高知市長、高知県議会議長と面会した。7期目で「初めて受けた」当選祝い。実は細川氏は民主候補が全敗した高知県の出身。「これまで『ついで』に寄られたことはあったけど。与党とのパイプ役を作るためなのか」と、戸惑う。官僚の変わり身の早さにも舌を巻く。野党時代は国民の共有財産である情報を出し渋られたが、省庁から来る説明担当は課長から局長級に「昇格」した。 国会内の売店「新美堂」では「政権交代紅白まんじゅう」の売れ行きが良い。店主の桜井吉男さん(63)によれば、首相の顔入り菓子は小泉政権で登場。「小泉(純一郎)さんの菓子はかなり売れたが、安倍(晋三)さん、福田(康夫)さん、麻生(太郎)さんと段々、売り上げが減っていった」 人形町にある「亀井堂」は鳩山氏の顔の焼き印をつけた瓦せんべいを投開票日翌日に新発売。佐々木顕二社長は「通常の新製品の数十倍のペースで売れている。小泉さんに比べても倍以上」とほくほくだ。問い合わせ電話やファクスが数百件あり、16日には「天下り許しま煎餅(せんべい)」のキャッチフレーズで小沢氏、菅直人氏、岡田克也氏の焼き印入りの瓦せんべいも売り出す。 田園調布駅前の「鳥〓(えい)」で、鳩山氏が好きだという煮込みとモモ焼きを食べてみた。うまい。鳩山氏から「おかあちゃん」と呼ばれる小野田勝美さん(67)は「人生で最高の宝物だね。だって、日本の総理大臣だよ」と涙ぐんだ。「公邸に住んだら来られなくなるのかね。お忍びで来てくれるといいけど」 ■ 外国人はこの政権交代をどう見たのか。ドイツ日本研究所のアクセル・クライン主席研究員は「民主党も勝てば自民党と同じ。長く政権に座ればいずれ権力保持だけが目的となる」と冷静だ。 投開票日前夜の鳩山演説には外国人記者も詰めかけた。だが、外国メディアが注目したのは「魂が三角形のUFOに乗って金星に行ってきた」「トム・クルーズを前世で知っている」などの発言で知られる妻の幸さん。米CBSテレビの人気トークショーは3日、「日本のファーストレディーがおかしい10の理由」を放映。司会者が「海王星へ日本大使として任命されることを望んでいる」「猫のようにみゃーみゃーと話す」などと話した。同局の別のトークショーも6日、幸さん、E・T・、トム・クルーズの合成写真を放映した。 16日朝の国会正面玄関前。取り囲む報道陣のフラッシュの中を、新人議員たちが歩いて行く。まるでファッションショーだ。大理石の階段を上って行く議員たちの後ろ姿を見ながら、期待と不安が押し寄せてきた。 ============== ◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を t.yukan@mbx.mainichi.co.jp ファクス03・3212・0279 毎日新聞 2009年9月16日 東京夕刊 |
人気ブログランキング(社会・経済)に参加中
応援クリックしてね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
「女(おんな)」ときたら、「男(おとこ)」もあるだろうと思って捜したら、ありました。
昨日の夕刊の、一面裏にひっそりと(前日と比べれば・笑)、「その変化、とまどう男たち」。
一昨日の記事の写真は、カラーで福田さんの笑顔、
昨日は、モノクロのやつれた麻生さんがとぼとぼ歩く姿。
これからはじまる「福田さん」と、これでおわりの「麻生さん」
分かりやすいといえば、わかりやすいのですが・・・・。
これが、民主党が政権をとったことに「とまどう」男たちの姿なのか??、
記事自体はでかくて読み応えもあるのですが、やっぱりなんかタイトルと内容がそぐわない。
特集ワイド:’09天下の秋 ルポ・民主党政権誕生/下 毎日新聞 2009.9.17 ◇前首相、元総務相 国交省キャリア 自民党職員…その変化、とまどう男たち 「すっかり秋めいてきましたね」。声を掛けると、こちらに目は向けず麻生太郎前首相はニヤリと笑った。17日午前8時45分、東京・渋谷の麻生氏の自宅前。いつもの2倍、40分をかけたウオーキングの後だった。顔には汗が噴き出していた。 秋晴れの朝、麻生氏は、池のある公園や小学校脇などをぐるぐる回り、時折、SPに「ここは大きな家だろ。○○さんの家だ」などと語りかけた。たまにすれ違う近所の人には笑顔であいさつするが、「鳩山内閣の顔ぶれはどうですか?」などと記者が尋ねても一切答えず表情は硬い。 麻生氏の豪邸から地下鉄半蔵門線渋谷駅まで歩く。雑踏で生ゴミをつつくハトがいる。改札口に近づくと、約30人のホームレスが等間隔に敷かれた1畳ほどの段ボールの上に横になっていた。公邸を出て自宅に戻った麻生氏はこれから毎朝、この光景を見るのだろうか。一瞬考えたが、すぐにそんなわけはないと思い直した。前首相が地下鉄に乗るわけがない。 ■ 霞が関・国土交通省。16日に前原誠司氏(47)の大臣就任が決まると、多くのキャリア職員があきらめにも近い、さえない表情を見せた。 民主党は、高速道路の無料化や群馬県の八ッ場(やんば)ダム建設中止を掲げ、国交省と対立してきた。居酒屋タクシーの件でも先頭にたって集中砲火を浴びせた。 50代の幹部が言う。「民主党の国交省いじめはひどすぎた。正直、民主党大臣の指示には素直に従えないだろう」 八ッ場ダムの建設中止は、来年夏の参院選まで見据えたパフォーマンスととらえていた職員も。道路局や河川局に勤務した別の幹部は「建設中止は簡単に主張できる公約だ。参院選が終わってしまえば、結局は造ります、となるのではないか。河川局は10、20年の視野で仕事をしている。最長4年の政治家とは違う」とプライドをみせていた。しかし前原国交相が中止を明言。「大変なことになるかもしれない」と厳しい顔になった。 11日にテレビで「地元住民がダム工事の発注延期について、国交省の現地事務所に説明を求める」というニュースが流れた時は、40代の職員が疲れた表情で吐き捨てるように言った。「民主党に言ってくれよ」 元大蔵官僚の衆院議員、古川元久氏(43)が民主党の立場を説明する。「警戒したり戸惑ったりしている官僚はいる。でも彼らだって今のままでいいなんて思っていない。無駄なことでも慣例でやってきた部分がある。僕もそうだったけど、本当にやりがいがあったことなんて1割。仕事のやり方を変えることは彼らにもプラスなんですよ」 埼玉県の上田清司知事(61)は民主党の八ッ場ダム政策について、「勇み足もいいところでしょうね」とばっさり。ダムの事業費の7割はすでに支出した。本体工事の中止で620億円が浮くが、自治体が負担している利水分の費用など法律的に返還すべき金額は計1460億円にもなる。「建設中止でかえって国庫からの支出が増える。予算節約対象の事業に入ること自体が初歩的なミスだ」 上田知事は96年から03年まで民主党の若手ホープ議員として活躍した。政権交代を評価しつつ、古巣のマニフェスト(政権公約)には批判的だ。「今回は、小沢民主党の、勝つためなら何でもあり、が強く出た政策。体系的なものはあまりない。今から国家戦略局を作るというが、本来は明確な国家戦略が先にあるべきでしょ。でも、詰めていくとばらけるんで、基本政策は封印して、食いつきやすい個別政策だけを放り投げた」 それに有権者が食いついたわけでもなかった。「自民党のオウンゴール。鳩山ブームでも小沢ブームでもない。勝手に自民党が転げ落ちた」 ■ 16日、首相指名を受けた鳩山由紀夫氏は終始、緊張した表情をしていた。 その直後、弟の鳩山邦夫元総務相が国会内で感想を語った。「民主党をつくる時、『私はあなたを総理にしてみせる』と兄に豪語した。それから長い道のりで、兄弟げんかもあったけれど、兄が目標に到達したことを心からお祝い申し上げたい。ありとあらゆる機会に兄を刺激してきた者としては、本当に良かったなと思います」 兄を祝福した後は、少し穏やかな表情に。「兄が小学4年、私が小学2年の時から、兄が高校2年になるまで、夏休みはチョウ採集のネットを持って、2人でいろんな所に行った。純真だった時代から私も兄も随分変わったと思うけれど、あれだけチョウを追い回していた兄が、自然を愛した思いを政治にぶつけて自然との共生をやってくれたらありがたい」。ただ、環境と日本郵政問題では「私が一番いいアドバイザーになれるんじゃないですか」とアピールすることも忘れていなかった。 鳩山首相に続き、いち早く官邸に入ったのは小沢一郎幹事長だった。小沢氏を幹事長に選んだことについて、上田知事は「肉を切らせて骨を断ったということじゃないですか」と話した。「小沢さんを排除できるかといえば、結局、波乱要因ができてしまう。さりとて黙っていると、党も政府も侵食してくるから」 「平成の闇将軍」「剛腕」といわれる小沢氏。なぜ民主党は小沢氏に従うのか。 93年にできた「非自民」の細川政権は7党8会派。結局、各党が持論をむき出しにして分解した。小沢氏の強引さに反発して、同氏抜きの自社さ政権作りに尽力した民主党の衆院議員、五十嵐文彦氏(60)はひどく後悔した。「自民が変節し、暴走し始める」と気づいたときには遅かったのだ。別の議員(66)も「自民党の賞味期限は93年には切れていたのに、自社さ政権が政官癒着体質の自民党を延命させた。そのせいで世の中が遅れた。反小沢で分裂したあのときのてつは踏まない」。 「長かった。野党ってつらかった」と語るのは参院議員の岡崎トミ子氏(65)。16日の首相指名後に96年から共に歩んできた鳩山氏と握手した。「政策実現には数の力が必要だと思い知った。(小沢氏は)選挙戦にも党の重し役にも欠かせない」という。 ■ 17日午前9時過ぎ、官邸に来た鳩山首相は「ご苦労さまです」と機嫌がいい。この笑顔はいつまで続くのか。 一方、職員のリストラ案も持ち上がる自民党本部。陳情も抗議も来ない。警備する警察官が言った。「静かです。ああ、激励がありました。保守政党がんばれって」【政権交代取材班】 ============== ◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を t.yukan@mbx.mainichi.co.jp ファクス03・3212・0279 毎日新聞 2009年9月17日 東京夕刊 |
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね