昨日はおひさまが顔をだしたり曇ったりで雪がちらちら降っていました。
ホワイトクリスマスにはなりませんでしたが、寒い一日になりました。
干し柿は粉をふいてきたので、紐を外して取り込みました。
もう少し水分が残っててぽってりしているほうが好きなのですが、
上手に保存するのがむずかしそうなので、ちょっとかため。
お菓子の箱に入れて、涼しい階段の下におくことにしました。
午後からは、夏草を刈ったところに、
お多福南天、ヒペリカムなど、買ってきた苗を植えました。
これでなんとか、お正月をむかえられるでしょうか。
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昨日の毎日新聞。
一面から社会面までほぼ全紙にわたって郵便不正事件の最高検の検証報告書を検証する記事。
ぜんぶをたんねんに読むと一時間ほどかかります。
紙面がおおき過ぎてコピーできないので、毎日webの記事を紹介します。
最高検検証(要旨)は1万字ほどあるので、次の記事で紹介します。
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ホワイトクリスマスにはなりませんでしたが、寒い一日になりました。
干し柿は粉をふいてきたので、紐を外して取り込みました。
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昨日の毎日新聞。
一面から社会面までほぼ全紙にわたって郵便不正事件の最高検の検証報告書を検証する記事。
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郵便不正事件:村木元局長の起訴自戒 最高検、検証報告書 高検は24日、村木厚子・厚生労働省元局長の無罪が確定した郵便不正事件の捜査・公判の検証結果報告書を法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」に提出した。消極証拠だったフロッピーディスク(FD)を軽視して村木元局長を逮捕、起訴したと自戒。大阪地検特捜部が「元局長逮捕」を目的として捜査を進め、消極証拠が上級庁に報告されなかったと認定した。再発防止策には▽特捜部に取り調べの録音、録画(可視化)を導入▽高検検事長が特捜部を指揮し、主任検事は地検と高検に全ての証拠とその問題点を報告する--などが盛り込まれた。 最高検の報告書は、大阪地検特捜部元主任検事、前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴=が改ざんしたとされるFDが、特捜部の想定と整合していなかったことが極めて重要と指摘。村木元局長の指示の有無に直接かかわる問題とし、動機とされた「議員案件」の検討が不十分だったことなどから、「証拠上の問題点を解決しないまま、局長を起訴するという判断をすべきではなかった」と批判した。 また、事件の公判で供述調書の証拠採用が却下されたことに触れ「相当とは言い難い誘導で、客観的証拠と整合しない調書が作成された疑いがある」と指摘。当時の大阪地検特捜部長だった大坪弘道被告(57)=犯人隠避罪で起訴=が前田被告に対し「何とか村木元局長までやりたい」「これが君に与えられたミッションだからな」と発言したことで、前田被告は村木元局長の検挙を必ず達成しなければならないと感じたと指摘した。証拠改ざん判明後も、徹底した調査があれば「公訴を取り消すことも検討できた」と結論づけた。 一方、再発防止策については上級庁による特捜部の指揮・指導の強化を念頭に、来年2月から高検検事長が特捜部の独自捜査事件を指揮することを義務づけ、最高検・高検に特捜係検事を配置するとした。また事件の主任検事は高検に全ての証拠書類や主要な証拠物のコピーを提出し、証拠上の問題点を報告することを義務づけた。さらに公判対策として、容疑者の身柄が拘束される事件に関し、来年2月ごろまでに容疑者の取り調べの録音・録画の方針を策定し試行を開始するとした。 他の再発防止策は▽来年4月から押収した電磁的記録媒体のコピーを作成して原本を封印し、データの解析はコピーを利用する▽取り調べメモの保管・管理の在り方について来年3月までに結論を出すよう検討する--などを挙げている。 毎日新聞 2010年12月24日 14時39分 |
障害者郵便割引不正:証拠改ざん 最高検検証「元局長起訴は誤り」 一部可視化試行へ 最高検は24日、郵便不正事件と証拠改ざん・隠蔽(いんぺい)事件の検証結果を公表した。検察側の見立てと矛盾する証拠を軽視して村木厚子・厚生労働省元局長(54)=無罪確定=を逮捕、起訴した判断に「問題があった」と認めた。再発防止策として特捜部の独自事件の取り調べの録音・録画(可視化)を2月以降に試行することなどを盛り込んだ。今後は法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」で改革策が議論される。(3面にクローズアップ、社会面に関連記事、13面に検証結果要旨) 検証結果は、大阪地検特捜部元主任検事、前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴=が改ざんしたフロッピーディスク(FD)と、他の証拠の整合が取れていないことを「極めて重要な問題だった」と指摘。前田元検事が村木元局長の関与を認める関係者の供述を過信する一方、FDに記録されたデータを軽視したと判断した。 そのうえで「逮捕の判断に問題があった」「証拠上の問題点を解決しないまま元局長を起訴するという判断をすべきではなかった」と大阪地検を批判した。改ざんが表面化した際に調査していれば「起訴取り消しも検討された」と述べた。 また、事件の背景として、前特捜部長の大坪弘道被告(57)=犯人隠避罪で起訴=から「(元局長の逮捕は)ミッションだからな」と言われた元検事がプレッシャーを感じ、元局長の検挙を「最低限の使命」と感じたと指摘。大坪前部長が捜査会議を開かなかったことにも触れたうえ、高検、最高検についても「捜査を助言する等の指導を行うことが相当だった」と指摘した。 公判で供述調書の証拠採用請求が却下されたことについては「誘導などで客観的な事実と整合しない調書が作成された」と言及した。 再発防止策では、チェック機能強化のために、来年2月から高検検事長に特捜部の独自捜査事件を指揮させるほか、最高検と高検に特捜係検事を配置する。主任検事には地検、高検に全ての証拠書類や主要な証拠物のコピーを提出し、証拠上の問題点を報告することも義務づける。取り調べの録音・録画については、来年2月ごろまでに方針を策定し、試行を開始するとした。 前田元検事が大阪、東京の各特捜部で関与した事件41件については「郵便不正事件以外に証拠の改ざんはなかった」と結論づけた。【三木幸治、鈴木一生】 ============== ■解説 ◇個人の責任、前面に 約3カ月にわたった検証の末、最高検は捜査を尽くさないまま厚生労働省元局長を逮捕、起訴した大阪地検の判断に問題があったと結論付けた。誤りを認めた姿勢を評価する声もあるが、証拠改ざん・隠蔽事件で起訴された元主任検事や前特捜部長らの批判が目立ち、個人に責任を負わせた印象がぬぐえない。 一連の事件で検察の信用は根底から失墜した。公益の代表者であるはずの検察官が、自分たちに都合のいい証拠だけを集め、容疑者を処罰しようとしているのではないか。国民はそんな不信感を抱き、検察に厳しい目を注いでいる。 こうした批判に応える形で、最高検は特捜部の捜査のチェックを強化する再発防止策を打ち出した。しかし、特捜部の一般的な捜査手法や組織の責任への言及は少なく、事件の背景まで真摯(しんし)に検証したと言えるか疑問も残る。失われた信頼を回復する道は、なお険しい。【木戸哲】 ============== ■ことば ◇郵便不正事件と証拠改ざん・隠蔽事件 実体のない障害者団体に郵便料金割引制度の適用を認める偽証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成罪などに問われた厚生労働省の村木厚子元局長(54)の無罪が確定し、大阪地検特捜部元検事による証拠改ざんが発覚した事件。最高検は無罪判決後、元主任検事の前田恒彦被告(43)を証拠隠滅容疑で逮捕、起訴。改ざんを隠蔽したとして前特捜部長の大坪弘道(57)、元副部長の佐賀元明(49)両被告が犯人隠避罪に問われた。 毎日新聞 2010年12月25日 東京朝刊 |
障害者郵便割引不正:証拠改ざん検証 「君のミッションだ」 元局長が標的、明言 ◇大坪前部長、前田元検事に 郵便不正事件などを巡り最高検が24日に公表した検証結果で、大阪地検特捜部前部長の大坪弘道被告(57)=犯人隠避罪で起訴=が、元主任検事の前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴=に「何とか村木(厚子・厚生労働省元)局長までやりたい。これが君のミッションだ」と告げていたことが分かった。元局長の部下で元係長、上村勉被告(41)=公判中=が当初の捜査に「単独犯」を主張した際には、当時の大阪高検検事長が「考えられない」と指摘していたことも判明。のちに無罪が確定する村木元局長の逮捕へと突き進んでいた。 ◆検事長も後押し 検証結果によると、前田元検事は09年4月下旬、郵便不正事件の主任として捜査を始める際、大坪前部長から「何とか局長までやりたい」「前田君、頼むな。これが君に与えられたミッションだからな」と言われた。前田元検事は、元局長の検挙が最低限の使命で、必ず達成しなければならないと考えたという。 その後、自称障害者団体から依頼された偽証明書の作成について上村被告が「独断だった」と供述。これを前田元検事が大阪地検、高検に報告すると、当時の大阪高検検事長らから「独断でやるとは考えられない」と否定されたという。 検証結果は「独断で行う合理的理由がないと考えたことに一理あるが、一つの想定に過ぎない」と指摘。「最初から特定の対象者の検挙を最低限の使命と定め、証拠の十分な吟味がおろそかになれば、捜査の基本と相いれない」と批判した。 ◆「特捜から出ろ」 大坪前部長は特捜検事が消極的な意見を述べることを好まず、意向に沿わない検察官に「特捜部から出ていってもらう」と理不尽な叱責をすることもあったという。検証結果はそのことが、消極証拠の存在や問題点の指摘を困難にしたと位置づけた。 ◆印刷日時も矛盾 検察側は04年6月上旬に村木元局長の指示で上村被告が偽証明書を作成・発行したと主張したが、初公判で弁護側は、捜査報告書に添付されたフロッピーディスク(FD)の記録から作成は6月1日未明で、検察側主張と矛盾すると指摘。それでも検察側は、1日の作成だとしても印刷・発行は後日だったとして裁判を続行した。 ところが今回の検証でFDを解析すると、印刷日時も6月1日未明だったことが判明。捜査のずさんさが改めて鮮明になった。 ◆最高検も了承 公判では、厚労省への口利き依頼を受けたと疑われた石井一・民主党参院議員を、村木元局長らの起訴まで聴取せず、総選挙後に初めて聴取したことに批判が出たが、検証結果によると、これを最高検も了承していた。 ◇終始、神妙な表情で 最高検の検証チームで座長を務めた伊藤鉄男次長検事らは24日午後、検察庁舎で記者会見し結果を公表した。伊藤次長検事は「我々の反省や決意は報告書を読んでいただければ理解してもらえる」と強調。身内による検証について「スピード感を持ってやるには自分たちでやった方がいい」と述べた。 会見には最高検の池上政幸刑事部長と三浦守検事も同席。伊藤次長検事は冒頭、村木厚子元局長や国民への謝罪、郵便不正事件捜査の問題点などを盛り込んだA4判表裏1枚のコメントを読み上げ一礼。終始神妙な表情で約1時間、質問に答えた。伊藤次長検事は検事18人で約130人を聴取した報告書を「(最高検の)総力を挙げ、それなりのものができた」と評価し「再発防止策を着実に実施し、国民の負託に応えるため最大限の努力を続けたい」と述べた。 再発防止策で触れた検事の指導に関しては「若い連中で事件をやれば偉くなれると思っている者がいれば教育していく」と指摘。一方、志布志事件、足利事件で行った検証が生かされなかったことには「事件を目の前にした時、自分の問題としてできない弱点があった」と振り返った。 会見には27日付で辞職する大林宏検事総長は出席しなかった。伊藤次長検事は「総長が辞める話とごちゃごちゃになって、検証の公表が客観性を失ってはまずい」と説明し、最後に自分が辞職(同日付)することも付け加えた。【鈴木一生、三木幸治】 ◇真摯に受け止め--大阪地検 事件の舞台となった大阪地検ではこの日、記者会見などは開かれず、大島忠郁次席検事が「検証結果を真摯(しんし)に受け止めて原点に立ち返り、適正な職務遂行を心がけ、基本に忠実な捜査・公判遂行を徹底し、信頼回復に努める」とのコメントを発表するにとどまった。地検幹部らも「しっかりと職務を遂行するだけだ」と言葉少なだったが、特捜部の捜査にかかわった経験を持つ検事からは「当たり前のことすらしていなかったのか」と、検証結果の内容について改めて驚く声も聞かれた。 「かつての大阪特捜では考えられない。いつからそんな手法になったのか……」。検事間の情報共有や部長による重要証拠の検討などの欠落などが指摘されたことについて、ある検事はあきれ顔で話した。【久保聡】 毎日新聞 2010年12月25日 東京朝刊 |
最高検検証(要旨)は1万字ほどあるので、次の記事で紹介します。
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