12月に毎日新聞で「奪われた私:DV防止法10年」の連載をしていたのですが、
岐阜県内にも、DV被害者の支援活動をしているNPOの市民グループがあります。
昨日の岐阜新聞は、その女性たちの活動を紹介していました。
関市は山県市の東隣のまちなのですが、
わたしもこの活動に賛同して、ささやかですがカンパをしています。
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岐阜県では、1月14日に「DV防止フォーラムGifu2012」が開催されます。
わたしは脱原発世界会議で横浜に行ってしまうので、
聞きにいけないのですが、関心のある方は是非ご参加ください。
1/14「DV防止フォーラムGifu2012」/奪われた私:DV防止法10年~3、4(毎日新聞)
女性のためのDV相談室
中地に新聞で正月明けから連載していた「ニッポンの女子力」は
全7回のシリーズが終わって<番外編>です。
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岐阜県内にも、DV被害者の支援活動をしているNPOの市民グループがあります。
昨日の岐阜新聞は、その女性たちの活動を紹介していました。
関市は山県市の東隣のまちなのですが、
わたしもこの活動に賛同して、ささやかですがカンパをしています。
本当の豊かさを求めて 支える手10 女性を本来の姿に 関のNPO法人 DV被害電話相談 (2012.1.11 岐阜新聞) 「こんなこと、人に初めて話します」。電話口で女性は切り出した。夫に暴力を振るわれること、怒鳴られること、いつどこに行っていたか全て調べられること、生活費をわすかしか与えられないこと--。せきを切ったように言葉があふれ出した。女性が握り占めていたのは、5年も前の新聞の小さな切り抜き。ドメスティックバイオレンス(夫や恋人からの暴力、DV)の電話相談の案内記事だった。 関市近隣の会社員や主婦ら約10人でつくるNPO法人「手をつなぐ女たちの会」は2005(平成17)年から、DVに苦しむ女性らの電話相談を無料で受け付けている。この会で中心的役割を担う会員(61)は「『支える』という言葉はおこがましくて好きでない。隣に並び、一緒に悩みたい」と話す。自身の娘がDV被害に遭った。 関市の男女共同参画フォーラムで、この会員がDV問題を取り上げた時、参加者から支援団体を作ってほしいと要望があった。主婦数人で研修や勉強会を重ねながら仲間を増やし、電話相談を受ける体制を整えた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 会員は「加害者によるコントロール状態に置かれ続けると、逃げても無駄、暴力を受けるのは自分が悪いからなどといった思い込みに陥る。相談することで、自分が理不尽な暴力を受けている状況を認識し、他にも苦しんでいる人がいると知るだけでも楽になる。苦しいと感じたなら相談してほしい」と話す。 DVが起きる背景については「男性優位の社会構造や、暴力に対する社会の寛容さがある」とみており、「個人の性格の問題ではなく、社会問題ととらえてほしい」と訴える。 相談者の多くは話をするうちに、声が軽くなっていく。夫から逃げ出して一時保護施設に避難した女性は、数百円の文房具を買った時、結婚後初めて自分で自分のためにお金を使えたと喜んだ。 会員らは、相談者自身が考え、決めて行動するのをそばで見守る。夫との主従関係の中で自分の意思を抑えられてきた女性たちに、上から指示したり考えを押し付けたりはしたくないと考える。 DVによって奪われていた力、自分本来の姿を取り戻したてくれることが願いだ。「どんな選択をしたとしても、自分で決めてここにいるという自覚は強さを生む」。苦しみを乗り越えたじょせただからこそ見えるものがあると信じている。 (古川貴子) ◇ 手をつなぐ女たちの会の電話相談は毎週木曜日の午後0時30分~同4時。電話番号は0575(25)1489。 |
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岐阜県では、1月14日に「DV防止フォーラムGifu2012」が開催されます。
わたしは脱原発世界会議で横浜に行ってしまうので、
聞きにいけないのですが、関心のある方は是非ご参加ください。
1/14「DV防止フォーラムGifu2012」/奪われた私:DV防止法10年~3、4(毎日新聞)
女性のためのDV相談室
中地に新聞で正月明けから連載していた「ニッポンの女子力」は
全7回のシリーズが終わって<番外編>です。
ニッポンの女子力<番外編>一人暮らしの高齢者つなぐネット 縁づくり自ら起動 2012年1月11日 中日新聞 元日、都内のシティーホテルで、ある「女子会」が開かれた。おせちを前に着飾った六人は、全員がおばあちゃん。けれども、「エビみたいに、腰が曲がるまで長生きしちゃった」「会話が一番のごちそうね」とクスクス笑いながらの明るい声は、まるで女子大生の集まりだ。 七十一歳から八十六歳までの六人は、ネットで知り合った「コンピューターおばあちゃんの会」の会員たち。家族がいない佐々木光子さん(85)=東京都港区=は、正月はいつもデパートのおせちを一人でつまんだ。昨年はひざの手術で三カ月入院。その間に東日本大震災があった。家族が見舞う同室の患者を横目に、心細かった。 「今年はいいお正月。だれかと一緒は、何年ぶりかしら」と声が弾んだ。 女子会は、同会代表の大川加世子さん(81)=同世田谷区=が企画した。会員同士の会合は年に数回開くが、元日は今回が初めて。五年前、母親と夫を亡くした大川さんも一人暮らし。正月は子どもや孫と過ごしていたが、今年は女子会と決めた。「震災で家族の絆が見直されたけれど、この会も立派な絆よ」 大川さんが同会を立ち上げたのは一九九七年。パソコンによるネット活用が急激に活発化する中、「高齢者の自立にもネットが不可欠な時代が来る」と感じた。持ち前の行動力で、「高齢者向けのパソコンのサロンを作ろう」と役所やコンピューター会社に掛け合った。 ところが、「おばあちゃんには無理」とつれない返事。そんな中、パソコンの使い方を教えるボランティアと出会い、自宅にサロンを開設した。それを起点にネットで仲間を集い、会員は国内外の約二百五十人にまで増えた。会員の平均年齢は七十八歳で六割が一人暮らし。悪徳商法や個人情報の流出を防ぐため、大川さんの電話による“面接”が入会の必須条件だ。 会員のメーリングリストでは一日五十通ほどのメールが飛び交い、老々介護や病気などの話題も。被災地にも十人ほどの会員がいる。福島県須賀川市の女性(76)は震災時、家に一人。夫はがんで入院中。心細い中、大川さんからの電話に「自分のことを気遣ってくれる人がいた。救われる思いがした」。 「ネットは、家にこもりがちな高齢者にこそ必要」と話す大川さん。朝、起きたらパジャマのままパソコンを開くのが日課だ。「受信メールに、人を感じる。無縁社会といわれる中、ネットが高齢者の絆となるという予感は正しかった」と小さくうなずいた。 (細川暁子) ◇ 日本社会を変えようとする女性に期待を込めた新年企画「ニッポンの女子力」。震災後、ちょっと元気がないニッポンに、優しいまなざしと温かい心で寄り添い、行動する女性はまだまだいる。番外編で紹介しよう。 <メモ>東京都港区の自治体シンクタンク「政策創造研究所」によると昨年、同区内で近くに親族がいない高齢者の3割が正月三が日を1人で過ごした。国内の65歳以上の独居高齢者は増加傾向。女性は5人に1人で男性の2倍の割合。 ●取材を終えて 前任地の滋賀で、支え合う80代の独居女性たちを取材した。毎日、悪い足を引きずりながら、井戸端会議に集まり、声を掛け合っていた。一方で東京の女子会。地縁でも血縁でもない、“ネット縁”での新年会はいかにも都会的。だが、中身は同じ井戸端会議だ。ネットは高齢者を支える道具になっている。 |
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