みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

ネット選挙ゼミナール@仙台(6回シリーズ)/6時間目・メール/投票依頼、有権者は禁止

2013-07-19 21:20:48 | ほん/新聞/ニュース
7月19日は土用の入り。
21日は土用の丑の日です。

例年なら梅雨が明けて本格的な暑さがやってくる頃ですが、
今年は7月中旬から暑い日が続いています。
きょうは比較的、からっとして過ごしやすい日でした。

とはいえ、外仕事は、
太陽が高くなる前の朝方と、陽が陰ってくる夕方にして、
暑い日中は、家のなかでの仕事をしたり、用事に出かけたり。

暑くなると、外でのランチは
ざる蕎麦やうどん、冷やし中華などの麺類で済ませることが多いです。


ときどき、更科に食べに行った人から、
持ち帰り用の冷やしたぬきも届きます。
  
生めん3人分。
私が約一人分、ともちゃんが二人分(笑)。

アマゾンで注文した熊本産のそば粉(ひきぐるみ)と
玄蕎麦(種まき用)も届きました。

さっそくガレットを作ってみました。

香りと味がわかるように、チーズを入れただけのシンプルなもの。
外はパリッと中はもっちり、けっこういい感じにできました。

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話しは変わりますが、
参院選も終盤、投票日まであと3日です。
河北新報の選挙特集で、7月11日から6回シリーズで、
「ネット選挙ゼミナール@仙台」が連載されていました。

「ネット選挙」でのいろんなツールを、時限ごとにわかりやすく解説。
今日が最後の6時間目です。

1時間目から6時間目までネットにアップされているので、
まとめて紹介します。

  ネット選挙ゼミナール@仙台/6時間目・メール/投票依頼、有権者は禁止  

 インターネットで情報交換するツールの「元祖」とも言えるメール。ツイッターやフェイスブックと同様にネット選挙でも役立つと考えがちだが、そうでもない。
 「メールで投票を呼び掛けることができるのは政党と候補者だけ。有権者にはできません」。ゼミ講師で東北福祉大教授の萩野寛雄さん(43)が説明する。
 政党と候補者も、不特定多数にメールを送りつけるのはご法度だ。有権者が自分のアドレスを通知し、受信に同意した場合に限られる。
 宮城学院女子大4年の鎌田知里さん(21)は「自分から候補者のホームページに行って、わざわざ登録するんですか? 無理ですね」と率直に感想を口にした。
 普段から大量の迷惑メールに頭を痛め、知人のメール以外は読まずに削除する人は多い。政治家の支持拡大の手段として決して効率は良くない。
 ここで議論が少々脱線した。ネット選挙でメールの望ましくない利用法として想定されるのが付き物の「怪文書」だ。
 従来は郵便代がかさむ上に投函(とうかん)の手間もかかったが、メールならこれらを一気にカットできる。一時的に取得できる「捨てアドレス」を使えば、発信元も特定されない-。
 怪文書談議は学生たちの興味を引いたが、東北大3年の大高志織さん(20)は「ネットの売りは双方向性のはず」と指摘。「メールであれツイッターであれ、一方通行のメッセージで政治への関心が高まるのかな」と首をかしげた。
 ネット選挙先進国の韓国では、選挙のたびにツールの主役がメールからツイッター、そしてスマートフォン(多機能携帯電話)へ入れ替わった。
 東北福祉大准教授の尹永洙(ユン・ヨンス)さん(44)は「日本でも何度か試行錯誤し、一番効率的な手段に落ち着くだろう」とみる。
 ゼミは今回で最終回。東北大4年の大沼遼さん(21)は「ネットを使いこなせば当選できるのではなく、結局は日ごろの草の根の活動が大事と分かった」と振り返った。
 うなずく学生たちを前に、萩野さんが結んだ。
 「今は大きな変化が見えなくても、将来は閉塞(へいそく)感を打ち破るアリの一穴になるかもしれない。ネット選挙が対話型の市民社会を築くきっかけになるといい」

[メール]ネット選挙では携帯電話の「ショートメッセージ」のサービスもメールに含まれるが、フェイスブックなどのユーザー間でやりとりする「メッセージ機能」は該当しない。政党や候補者など送信元には氏名とメールアドレスの表示が義務付けられている。
2013年07月19日金曜日  河北新報


  ネット選挙ゼミナール@仙台/5時間目・ブログ/日常活動の質と量反映  

 「簡易日記サイトと言われるブログはネット選挙のツールとしては淘汰(とうた)されてしまうのか?」。ゼミの5時間目はこんな議論に発展した。
 ブログはホームページに比べ開設や更新の作業が簡単にできる。日常行動や考えたことを記録する手段として、芸能人やスポーツ選手の間にも広く定着した。ネット選挙解禁によって選挙運動期間中でも更新が可能になった。
 「でもブログはなかなか更新されないし、文章が長い。じれったい印象があって、ツイッターやフェイスブックほど見ませんね」。山形大3年の高橋萌絵さん(21)はブログの効果を疑問視する。
 韓国のネット選挙事情に通じる東北福祉大准教授の尹永洙(ユン・ヨンス)さん(44)=行政学=は「韓国でブログは候補者の一方的な宣伝の場と受け取られ、選挙では役に立たないと考えられている」と指摘する。
 昨年末に行われた韓国の大統領選では、メッセージ機能があるスマートフォン(多機能携帯電話)用のアプリ「カカオトーク」を使った情報のやりとりが有権者の投票行動に最も影響を与えたという。
 ブログはグーグルやヤフーといった検索サイトで探すことができ、同じ考えや趣味の仲間などを見つけやすい。一方で情報が自動的に届くツイッターと違い、自ら探しに行かなければならず手間が掛かる。
 書く側には「炎上」の懸念もつきまとう。不用意な書き込みに、閲覧者の批判や中傷が殺到する現象だ。
 最近では、受診した病院の応対に立腹して批判を書き込んだ岩手県議のブログが炎上。本人が記者会見を開いて謝罪した数日後、自ら命を絶つ衝撃的な結末となった。
 「字数に制限があるツイッターとは異なり、しっかりした内容を日々書き続けるのは大変」
 過去に自分でもブログを開設したことがある東北大大学院修士1年の福長悠さん(24)は「文章で訴える力がある人ほどブログを活用するのかもしれない」と分析する。
 やりとりを聞いていた東北福祉大教授の萩野寛雄さん(43)は「有権者に考えを直接伝えるのに有力なツールなのは間違いない」とした上で「引きつける中身があるかが常に問われ、日ごろの活動の差が出やすい」と締めくくった。

[ブログ]「ウェブ上の記録」を意味する「ウェブログ」が語源とされる。日本では2002年ごろから急速に普及した。個人やグループ、企業などが運営し、一般的に日記のように日々更新、公開される。写真も掲載できる。読者が意見や感想を記すコメント機能もある。
河北新報 2013年07月18日木曜日


  ネット選挙ゼミナール@仙台/4時間目・ホームページ/情報「一方通行」の恐れ 

 教室のモニターに、政党ホームページ(HP)のトップページが映し出された。党首のアップ写真を囲む美しいデザイン、レイアウトが目を引く。
 「政党にとってHPは制約のない広報紙。ゼミの3時間目で学んだ動画サイトと同様、既成メディアのフィルターを通さずに情報を出せる貴重なツールです」
 講師の東北福祉大教授萩野寛雄さん(43)がネット選挙におけるHPの特長を解説した。ネットによる選挙運動の解禁でHPは、それまで禁止されていた選挙運動期間中の更新が可能になった。
 東北大4年の大沼遼さん(21)は「公示後も最新情報をチェックできれば投票先の判断材料の参考になる」と言う。第3極が乱立した昨年12月の衆院選でも、各政党のHPを参考に投票した。
 一方で気掛かりなこともある。政党の資金力の差が、HPの出来栄えに影響しかねない点だ。
 「イメージに流されず公平に見ないと」と自戒する大沼さん。萩野さんが「HPは一方通行の情報発信になりがち。有権者は判断力が問われている」とうなずいた。
 萩野さんによると、商品やサービスを売って対価を稼ぐ活動(マーケティング)に対し、政治活動は政策実現を公約して票を得る「ポリティカルマーケティング」と解釈できる。
 売れる商品には、開発の過程で顧客ニーズが反映されている。政策も民意を踏まえて立案されるのが望ましいが、萩野さんは「双方向性に劣るHPは民意集約のツールとしては弱い」とみる。
 関心の薄い有権者をどうHPに呼び込むか。東北福祉大4年の佐藤麻里絵さん(23)は「検索サイトでトップに表示されていれば、のぞくかもしれない」と答えた。
 情報にたどり着くのに便利なグーグル、ヤフーといった検索サイト。ネットの「玄関口」として普及が進んでいる。
 この便利なツールにも十分注意が必要だ。2009年に米国フロリダ州であった市長選。相手候補の名前を入力しても自分に関係するHPに誘導されるよう、検索サイトと料金契約した候補がいた。
 相手側の非難を受けリンクは中止されたが、萩野さんは「選挙が一企業に牛耳られる危険もあるだけに怖い。日本でも起きないとは限らない」と指摘した。

[ホームページ]個人や団体などがインターネット上で公開している一連の記事(ウェブページ)群。テキストや画像、動画などを埋め込むことができる。本来は複数のウェブページをひとまとめにした「ウェブサイト」のトップページの意味だが、日本ではサイトそのものを指して使われる。

河北新報 2013年07月17日水曜日


  ネット選挙ゼミナール@仙台/3時間目・動画サイト/閲覧者コメントも表示 

 参院選(21日投票)で各政党や陣営がビデオカメラ、タブレット型端末を活用している。候補者の第一声や街頭演説などの様子を撮影し、動画サイトに投稿、公開するのが目的だ。
 「無料閲覧では再生速度が遅いなど利用が制限されるサイトもある。僕はあまり積極的には見ていませんが」。東北大4年の大沼遼さん(21)が控えめに語る。
 ネット選挙ゼミの講師を務める東北福祉大教授萩野寛雄さん(43)がパソコンを手元に引き寄せた。
 画面には政党ホームページのトップページ。リンクをクリックすると動画サイトに飛んだ。党首らが有権者に政策や投票を直接訴える。テレビCMを思わせるその精巧な作りはさながら「ミニ放送局」だ。
 萩野さんは「新聞やテレビは政策や政局を『良識』というフィルターにかけて発信する。既成メディアに不満を抱く政治家がここぞとばかり、ネットで生の訴えを届けようとしている」とみる。
 次に萩野さんは、宮城選挙区の候補者ホームページへ移動した。宮城学院女子大4年の鎌田知里さん(21)の目が動画の再生回数を示すカウンターに留まる。候補者本人が登場する複数の動画が数十~数百回の再生にとどまっていた。
 当選に必要な数十万票のレベルとは隔たりがある。「票が欲しいという熱意は伝わってくるが、まずは有権者をサイトに呼び込む仕掛けが必要では」と鎌田さんは指摘した。
 選挙と動画の歴史は1960年の米大統領選にさかのぼる。ケネディとニクソンによる初のテレビ討論。ケネディが自信に満ちた印象を視聴者に与え、優勢だったニクソンに逆転勝ちしたとされる。
 ケネディはメーキャップをして番組出演。ここから「印象操作」という言葉も誕生した。半世紀を経た今、動画サイトは閲覧者のコメントをリアルタイム表示する機能も持つ。
 萩野さんは「印象操作が懸念される一方でコメント欄の双方向性を上手に活用すれば、動画サイトは民意集約の新たなツールにもなり得る」とまとめた。
 ゼミは前半の最後となる3時間目が終了。東北大大学院修士1年の福長悠さん(24)は「政治や選挙について学生同士で討論し、その動画を投稿したら若者の関心が深まる」と提案した。

[動画サイト]不特定多数が投稿した動画を視聴する「共有サイト」、動画がライブ配信される「中継サイト」に大別される。前者がユーチューブやニコニコ動画。ユーストリームやニコニコ生放送などは後者に当たる。2000年代の半ばごろから普及が進んだ。
 河北新報 2013年07月16日火曜日


ネット選挙ゼミナール@仙台/2時間目・フェイスブック/活動内容 日記風に発信(河北新報 2013年07月12日金曜日)

ネット選挙ゼミナール@仙台/1時間目・ツイッター/短文手軽さ もろ刃の剣(河北新報 2013年07月11日木曜日)
 インターネットを使った選挙運動が今回の参院選(21日投開票)から解禁された。ホームページにツイッター、フェイスブック…。有権者はネット選挙の各ツールとどう向き合うべきか。ネット教育に力を入れる東北福祉大(仙台市)の教授らが講師となり、在仙大学生がゼミナール形式で特性や注意点などを学んだ。ツールごとに紹介する。(6回続き)


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