みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

瀬戸内寂聴「夏の終り」映画化・熊切和嘉監督/寂聴が40歳で発表した小説を満島、綾野らで映画化

2013-09-06 21:00:25 | ほん/新聞/ニュース
先日テレビを見ていたら、冷凍食品の美味しさランキングの番組をやっていました。

スナック類の第一位は、テーブルマークの「ごっつ旨い 大粒たこ焼き」。
「ごっつ旨いお好み焼き」は、美味しいのでたまに食べますが、たこ焼きは未体験。

数日後にバローに行ったら、冷凍食品コーナーで見つけました。
定価はけっこう高かったのですが、半額だったので買いました。

   
 テーブルマーク「ごっつ旨い 大粒たこ焼き」

○袋から「ソース、マヨネーズ風ソース、かつお節、青のり」を取り出して、
ソースはお湯か水で解凍します。、 ソース類をあらかじめ解凍しておいてください。

   
○凍ったままの「たこ焼き」のみを、紙トレイに入れたまま、
ラップをかけずに電子レンジで5分間加熱します。

   
○できあがったたこ焼きに、
「ソース、マヨネーズ風ソース、かつお節、 青のり」をおこのみでかけます。

お昼ごはんに何もなかった日に、説明通りに作って食べてみました。

タコもしっかり入っていて、カリカリのとろとろでおいしいです。
とはいえ、アツアツなのでやけどしないように注意が必要です。

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話しは変わりますが、
瀬戸内寂聴さんの「夏の終り」が映画化されて、
8月31日から「全国で公開」されています。

二人の男のあいだでゆれる女・・・。
瀬戸内寂聴さんの著書は、瀬戸内晴美のころからだいたい読んでいますが、
女性を書いた『青鞜』とか『かの子撩乱』、
自身の体験を書いた『夏の終り』はけっこう好きな小説でした。

満島ひかりさんが主演というのも興味があって、
観てみたいので上映している映画館を調べてみたら、
岐阜ではやってなくて、近いところでは名古屋市内の2館のみ。

ちょっと遠いのですが、何とか観に行きたいと思っています。

 夏の終り:寂聴が40歳で発表した小説を満島、綾野らで映画化
2013年08月31日 毎日新聞

 尼僧で作家の瀬戸内寂聴さんが、自身の体験をつづり40歳のときに発表したベストセラー小説を映画化した「夏の終り」(熊切和嘉監督)が31日、公開された。瀬戸内さん自身が「自分の作品の中で最も好きなもの」だという原作で、満島ひかりさん、綾野剛さん小林薫さんが出演している。

 昭和30(1955)年代。染色家の相澤知子(満島さん)が一緒に暮らす小杉慎吾(小林さん)には妻子がいる。自宅と知子の部屋を行ったり来たりする慎吾との関係は8年にもなるが、知子はその生活に満足していた。そんなある日、かつて関係があった木下涼太(綾野さん)が知子を訪ねてくる。それをきっかけに、2人はまたよりを戻してしまい……というストーリー。

 原作では、知子は38歳。それを10歳ほど若い1985年生まれの満島さんが演じるのはいささか若過ぎないかと思われたが、そこを演技力でカバーしている。2人の男のどちらにも引かれてしまう女性を、ときにサバサバと、ときにつやっぽく演じてみせる。一方、涼太役の綾野さんは、男の色気を放ちながら、独り占めできない知子のぐちにイライラを募らせる精神的危うさも表現。そんな2人の関係を薄々感じながら、妻とも知子とも関係を続ける優柔不断男を小林さんが好演している。彼らの危うい三角関係をまとめたのがラブストーリー初挑戦の熊切監督。内容が内容であるだけに攻め方を間違えると淫靡(いんび)な作品になりそうだが、熊切監督は昭和20〜30年代の風景とともに、しっとりとした大人を感じさせるラブストーリーに仕上げた。31日から有楽町スバル座(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

 <プロフィル>
 りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションをへてフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。


  瀬戸内寂聴「夏の終り」映画化…熊切和嘉監督「新しい文芸もの」への挑戦  

 瀬戸内寂聴のロングセラー小説「夏の終り」の映画化に、熊切和嘉監督=写真=が挑んだ。2人の男性の間を行き来する女性の微妙な心理を描くことに、「新しい文芸ものが撮れる予感がした」と話す。

 染色家の知子(満島ひかり)は、妻子のいる年上の作家、慎吾(小林薫)と付き合っていた。8年間にわたる慎吾との生活は、知子にとって、穏やかそのものだったが、かつての恋人、涼太(綾野剛)が現れ、2人の関係に変化が生じる。

 瀬戸内自身が投影されているという知子は、涼太を受け入れたと思ったら拒んだり、週の半分を妻子と過ごす慎吾のもとを突然訪ねたりする。

 そんな女性像を、熊切監督は「奔放で衝動的な性格は、人によっては受け入れ難く、身近にいると大変だと思うだろう。その一方で、今の自分を捨てて、この人のためにだけ生きてみたいと思わせるような女性でもある。文芸映画ではあまり見たことがないキャラクター」と受けとめた。

 同時に、「3人の恋愛関係の不可解性」や「男のダメぶり」が、「原作小説が書かれた50年前より、今の方が通じる」と感じた。

 「鬼畜大宴会」「青春☆金属バット」「莫逆家族 バクギャクファミーリア」など、これまでの作品では、抑制できなくなった感情の発露としての暴力を描くことが多かった。しかし、今回は男女の感情の機微を描くことに焦点を絞った。

 「爆発しそうだけど、爆発し切れない。叫ぼうとしても叫び切れないといった感情の領域に踏み込もうと思った。若い時だったら、この映画は撮れなかったでしょうね」

 主演の満島に対し、「前から一緒に仕事がしたいと思っていた。健康的というより、独特の個性を持っている」と語る。そして、「瀬戸内さんを演じるつもりはない」と言う満島に、「僕も瀬戸内さんの若い頃を描くという意識はないので、それでいいです」と伝えた。ところが、完成した映画を見た瀬戸内に「原作に忠実でした」と言われ、「驚いたけれど、うれしかった」と振り返る。
 「夏の終り」は31日公開。
(2013年8月23日 読売新聞)


  「夏の終り」(クロックワークスほか)…物憂い昭和 揺れる女

 妻子ある年上の男と、かつて駆け落ちした年下の男。2人の男の間で揺れる女の情念が、物憂い雰囲気で描かれる。

 1962年に発表され、瀬戸内寂聴が作家としての地位を確立した同名の私小説を、熊切和嘉監督が映画化した。

 舞台は昭和30年代。週の半分は妻の家に帰る作家の慎吾(小林薫=写真右)と暮らす知子(満島ひかり=同中央)のそれなりに平穏な生活は、涼太(綾野剛=同左)の突然の訪問で狂い始める。涼太は12年前に出会って恋に落ち、知子が家庭を捨てて駆け落ちした相手だった。男の優しさと情けなさを全身に漂わせる小林と、嫉妬に燃える男の弱さを陰りの中に見せる綾野。対照的な男を演じる2人が好演。両方を捨てきれずにずるずると関係を続ける知子の心情が不思議と納得できる。

 知子は慎吾との長すぎる関係に疲れ、涼太との愛欲にも満たされない。まだ戦争の影を引きずり、高度成長の明るさも完全には見えていない時代。2人の男との異なる愛に溺れる女の姿に、社会を覆う不安感が重なり、否定しながらもひかれてしまう。

 満島が、女の悲哀と迷い、そして芯の強さを表情豊かに演じた。だが、どうしても若々しさが出てしまい、12年前に子供を捨てて若い男に走り、今は年上の男と不倫しているという女の年輪があまり伝わってこないのが残念。回想場面と現実場面が区別しにくいのもそのためだろう。衣装やメーク、編集などにもう少し工夫が必要だったのではないだろうか。1時間54分。有楽町スバル座など。(編集委員 福永聖二)
(2013年9月6日 読売新聞)



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9月5日(木)のつぶやき

2013-09-06 01:08:53 | 花/美しいもの

<女たちの韓流・44>「夫婦クリニック 愛と戦争2」~家族の実態に迫る~  山下英愛 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=121…


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