みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「どんな小さな動きにも対抗していこう」ジェンダー本撤去事件に勝利宣言/『ふぇみん』9・15

2006-09-21 07:50:45 | 「ジェンダー図書排除」事件
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今朝は、放射冷却でこの秋一番の冷え込み。

8月26日に福井で、開催した「ジェンダー図書排除を問う」集会の記事が、
9月15日号の「ふぇみん」に載りました。

この集会のことは、翌日の新聞にも大きく載り、
主催者として、各紙の記事を紹介しました。
全面開示は勝利の証(9.27記事)

「ふぇみん」の記事は、どの新聞よりも大きくて
縮小しないと、スキャナに取り込めないくらいで、
内容も読みごたえのある力作。



それもそのはず。
執筆者は、「まぼろしの原告」でもある
赤石千衣子さんです。
赤石さんの許諾を得て、全文を紹介します。

 -------------------------------- (無断転載禁止) -----------------------------------
『ふぇみん』9月15日号(2面)
 [福井発]ジェンダー本撤去事件に勝利宣言 
情報公開・住民監査請求駆使して153冊のリスト公開へ
「どんな小さな動きにも対抗していこう」上野千鶴子さん

 8月26日福井市内で、生活学習館「ユー・アイふくい」からジェンダー関連本が排除された問題で市民集会が開かれた(主催は福井「ジェンダー図書排除」究明原告団および有志)。「福井発・焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)事件」と言われるこの事件。8月11日150冊の本のリストが公開となっていた。

 集会は福井県民会館の大会議室が満員。福井県の地元グループも集会準備から参加。著者・出版社・近隣県の市民など180人が参加した。
「今日はまず、私たちの勝利だということを確認しましょう」と上野千鶴子さん(東京大学教員)が言うと満員となった会場からは拍手がわいた。
 これまでの経緯を集会第1部で報告した主催者の今大地はるみさん(敦賀市議)、岐阜の寺町みどりさん、寺町知正さん、上野千鶴子さんの話から辿ってみる。

◆世界日報の記事で153冊排除が明らかに

 「ユー・アイふくい」(地上3階・地下1階)は、県の女性センタ機能とーと生涯学習機能を兼ね備えた複合施設。2004年から県議会でジェンダーフリー教育が問題になり、昨年から生活学習館の図書が問題にされていた。
 そして今年4月28日付けの世界日報が「ジェンダー関連本150冊排除」と報じたことで、事件が明らかになった。その記事によると福井県男女共同参画推進委員の要求によって上野千鶴子さんの『スカートの下の劇場』、福島瑞穂さんの『結婚はバクチである』など21冊の題名を示して150冊を排除したという。
 これに驚いた福井県敦賀市議の今大地はるみさんたちは、すぐに排除本リストと関連文書の情報公開を求め、「ユー・アイふくい」に抗議し、県民の税金で買った本を排除したのだから税金の無駄遣いだと住民監査請求を出した。
 5月16日、排除されていた本は書架に戻った。しかし、6月に情報公開されたリストは黒塗りの枠のみだった。
 また関連文書の情報公開により05年秋には、同じ男女共同参画推進委員から3冊の本に関して「男女共同参画の推進に不適切なものは排除してほしい」と苦情申出があったことが明らかになった。男女参画・県民活動課は「男女共同参画に関する考え方については様々なものがあり、それらに関する情報の提供は学習するうえで必要であると認識している」と回答していた。
 しかし、さらに今年1月から2月にかけて、この男女共同参画推進委員から排除を求める本のリストが提示されて排除が求められると「なんの意思決定もなしに」(寺町みどりさん)排除が行われたことが判明した。
 
 ◆訴訟を前提に情報公開請求したら

 その後6月にI(アイ)女性会議などにより、抗議集会が開かれた。
 再度、訴訟を前提に上野千鶴子さんら21人は排除された本のリストの情報公開を求めた。7月に、再度黒塗りのリストが公開された。そこで、情報公開を裁判で求めることを公表した。
 すると、提訴2週間前の8月11日、急に県はリスト作成者が同意したためという不可解な理由で、150冊の排除本リストを公開した。「情報公開は知事の決定のはずなのにリスト作成者の同意だけで決定するというのもおかしい」(情報公開に詳しい寺町知正さんの指摘)。
 さらに上野さんらが公開質問状を出すと集会直前になって撤去や戻した経緯について回答してきた。県は「…申出が口頭で相当回数あったため、申出にかかる図書の内容を了知しておく作業が必要であると考え、一覧表に掲載されている図書を一時的に書架から移動したもの」など苦しい回答だ(この日は追加で排除すべきという37冊のリストも出した)。
 生活学習館の定池りゆ子館長は「個人のひぼう中傷などの内容はなかったから書架に戻した」と話したが、そのこと自体が憲法に禁じている検閲にあたるという認識はないようだ。
 
◆他の地域でも図書排除の可能性が高い

 第2部は県議会でも問題とされた『結婚帝国 女の岐れ道』の著者上野千鶴子さんと信田さよ子さんの丁々発止のトーク。信田さんは「家族は危険であると書いたら危険な本だと言われた」と。
 第3部のリレートークではI女性会議福井の白井信子さん、ウィメンズフォーラム福井の菅井純子さん、公開質問状を出している市民オンブズマン福井などが発言。
 この排除本リストを作成した男女共同参画推進委員の男性らが「男女共同参画にふさわしくない本は排除されるべき」と発言し、騒然となる場面もあった。
 上野千鶴子さんは「同じことが全国で起こっているかもしれない。歴史には一歩前進二歩後退もありうる。君が代の強制や性教育・ジェンダーフリー教育へのバッシングは同じ人たちが動いている。自分の足下がくずされる前に察知し、手に入れた権利は闘って守ろう」とよびかけた。
 8月29日には改めて153冊の図書の撤去とその後の検査・復帰、その男女共同参画推進委員の行為について苦情申出を80人の名前で行った。
                             (赤石千衣子)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生活学習館「ユー・アイふくい」から排除された本リスト(例)
『男でもなく女でもなく』蔦森樹著
『「主人」ということば』福田真弓著
『フェミニズムとエコロジー』青木やよい
『ジェンダー』原ひろ子他著
『離婚判例ガイド』二宮周平著
『買売春解体新書』上野千鶴子、宮台真司
『学校をジェンダーフリーに』亀田温子著
※ジェンダーフリー、フェミニズム、性教育、買売春、非婚・離婚やシングルに関するものがあげられている。
(ふぇみん婦人民主新聞 2006.9.15)
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福井県男女共同参画推進条例による「苦情申出書」(8.30)

「ふぇみん」はわたしも愛読しています。

見本紙はお送りできますのでお申し込みは以下へ。
ご住所、お名前を明記してください。
femin@jca.apc.org
「ふぇみんはジェンダーの視点で社会を読み解く新聞です」


ところで、
今朝の新聞は「安倍新総裁」誕生の記事が満載。
どの新聞にも、「国家主義的なタカ派」の安倍氏の
「ナショナリズム」を警戒する言葉がある程度ならぶ。
とはいえ、「ジェンダー」に言及している新聞はない。
新総裁のブレーンは、バックラッシュ派ばかり。

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安倍人脈:次期政権像を探る/1 ブレーン政治 

第2回東京ー北京フォーラムで挨拶をする安倍晋三・内閣官房長官=東京都千代田区丸の内で2006年8月3日午前9時40分、野田武写す ◇合議で「参拝、明言せず」--「草の根保守」形成狙う

 東京・赤坂の全日空ホテルの一室で6月30日、安倍晋三官房長官、側近の下村博文衆院議員に加え4人の学者・有識者がだ円形のテーブルを囲んでいた。伊藤哲夫・日本政策研究センター所長、島田洋一・福井県立大教授、西岡力・東京基督教大教授、八木秀次・高崎経済大教授の4氏。出席者はクッキーをつまみながら、A4の1枚紙に目を凝らした。
 「春秋例大祭での参拝を基本とし、終戦記念日の参拝にはこだわらない」「自身の参拝については行く、行かないは明言しない」--。ペーパーには、安倍氏が首相になった際の、靖国神社参拝に関する対処方針が個条書きされていた。
 この日欠席した中西輝政・京大教授を4氏に加えたメンバーは、安倍氏を支えるブレーン「5人組」(関係者)として、今春から安倍氏と数回会合を重ねている。関係者によると、安倍氏は一連の会合で「(75年の)終戦記念日に参拝した三木武夫元首相以前は、首相の参拝は春秋の例大祭に行われていた。『三木首相以前』に戻すべきだ」と主張した。「対処方針」は、安倍氏と5氏らの議論を結実させたものだった。8月4日、安倍氏が4月15日に靖国参拝したことが明らかになった時、安倍氏はこの「言わない」対処方針を忠実に実行した。
 保守系シンクタンクを運営する伊藤氏は、安倍氏や中川昭一農相が97年に作った「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の結成に関与するなど、安倍氏と長い親交がある。島田、西岡両氏はともに、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)の幹部。中西、八木両氏は保守系シンクタンク「日本教育再生機構」設立準備室の代表発起人と代表を務める。
 会合で、出席者の一人は、靖国神社境内にある歴史博物館「遊就館」に、「(ルーズベルト米大統領は)資源に乏しい日本を禁輸で追いつめ、開戦を強要。参戦によってアメリカ経済は完全に復興した」と説明した展示物の存在について事実関係に問題があると指摘した。協議した結果、神社側にパイプのあるメンバーを通じ、見直しを働きかけることにした。
 参加者の一人は「安倍氏は自分の行動は自分で判断するタイプ。ブレーンなるものは存在しない」と語る。だが、参加者の経歴は異なるものの、外交、教育分野などで安倍氏の政策を側面支援してきた点で、全員は共通している。過去、学者ら識者の意見を活用した首相は、戦前では近衛文麿氏、戦後では大平正芳、中曽根康弘両氏が知られる。特に中曽根氏は「ブレーン政治」と呼ばれるほど、学者を重用した。次期首相就任が確実視される安倍氏が、5氏の意見をどう政策に反映させていくのか。
 こうした保守系ブレーンと連動し、安倍氏が探っているのが民間で活動する「草の根の保守」ネットワークの形成だ。
 幹事長代理時代の04年秋、自民党本部に保守系地方議員のほか、西尾幹二・電気通信大名誉教授、「救う会」の佐藤勝巳会長ら約25人が集まった。
 安倍氏が「手本」として目指したのは、キリスト系宗教団体などとの連携を強め、政権を運営したブッシュ政権の選挙手法「グラスルーツ・コンサバティブ(草の根保守)」の日本版だ。安倍氏はあいさつで、教育分野で安倍氏の政策に近い山谷えり子氏が同年の参院選で上位当選したことにふれ、「自民党にとって画期的だった。自民党の結党理念は憲法改正だ。真の保守と連携していきたい」と述べた。
 会合では「自公連立」も俎上(そじょう)に乗り「自民党と保守系地方議員との草の根のネットワークを強めるべきだ。その結果、(自民党を支える)公明党・創価学会票に勝るとも劣らない票が得られれば、自民党も変わる」などの意見も飛び出した。
 総裁選で安倍氏を支援する民間団体の「『立ち上がれ!日本』ネットワーク」は29日、東京都内でシンポジウムを開く。「呼びかけ人」に名を連ねるのは伊藤、中西、西岡、八木の4氏だ。来月1日の安倍氏の出馬会見を目前に、水面下で培われた人脈が表舞台に姿を見せることになる。
   ×  ×
 「ポスト小泉」レースで次期首相への就任が確実視される安倍官房長官。よりどころとする人脈をさまざまな角度から探った。=つづく
(毎日新聞2006.8.29)
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ほっといたらマイノリティや弱者切り捨ての政治になるのは明白。
あきらめないで、「どんな小さな動きにも対抗して」
声をあげていこう、と思う。

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「福蕨の桃」川中島エクセラが届いた/果物がおいしい秋。

2006-09-20 13:01:00 | おいしいもの/食について
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久々野町(高山市)の長瀬さんから桃が届いた。


長瀬さんは古い友人で、長年、有機農法一筋で
長瀬さんの栽培しているりんごや桃・梨を共同購入していた。
特に、桃は農薬を多投する果物で、無農薬栽培が難しいなかで、
「ネットで調べたがうちの桃が全国一、農薬が少ないと思う」。
味はもちろん折り紙つき。

  

今朝届いた桃は「川中島エクセラ」という初めての品種。
まん丸の薄桃色で「川中島白桃」より小ぶりとのこと。


実は固いけれど完熟しているとのことなので、
ワクワクしながら、さっそく食べることにした。
皮をむき始めると、まっ白な果実が現われて
芯が赤い。種が小さいのにおどろいた。
白桃系の特徴なのか?エクセラ固有の性質だろうか?

お皿に盛りつけても、こんなに美しい。


一口食べると、上品な甘さ。
実はかたいけど、未熟なカリカリした感じではなく、
緻密な独特の歯ざわりで、甘い香りが広がる。

「福蕨の桃」は、この品種で最後。
これからは、梨・洋ナシ、りんごと続く。
長瀬さんは、りんごの有機栽培農家なので、
りんごもたくさんの品種を栽培していて、
秋が深まるとともに、その時期に一番おいしい品種が届く。
特に、10月からの真っ赤な「レッドゴールド」、
晩生種の「むつ」と「ふじ」は絶品で、
これが同じリンゴなのか、と思うほどの美味しさ。

  
「福蕨のくだもの」の共同購入をやめてから、
ずっとお店でリンゴや桃を買う気がしなかった。

お互い5人の子持ちの有機農業の生産者だったことあり、
親しくつきあってもらっていたが、最近は忙しくてごぶさたしてた。
今年は長瀬さんのリンゴを毎月注文しようと思っている。

「福蕨のくだもの」を食べたい方は、
TEL/0577-52-2494
FAX/0577-52-2994へ。
福蕨のHPはこちら


ところで、
昨夜は京都から下の子が帰ってきたので、
野菜たっぷりの「ちゃんぽん麺」を作りました。



こちらは、黒豚入り特製「マーボなす」。


「天高く馬肥える秋」

人間も、だよなぁ


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萩3種/白萩・江戸絞り・飛鳥野萩and秋明菊

2006-09-19 12:04:44 | 花/美しいもの
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赤とんぼが飛びはじめ萩が咲くと、秋が来たなと思う。

「秋の七草」のひとつで、「草かんむりに秋」と書く萩は、
まさに、秋の花です。
わが家に咲いているのは、白萩・江戸絞り・飛鳥野萩の3種。
最初に「江戸絞り」が咲きはじめ、昨日「白萩」が咲きました。



萩(マメ科)

 
飛鳥野萩(あすかのはぎ)

古くから愛されてきた萩には全国にいろんな種類があります。

今朝のNHKで紹介していた「ミヤギノハギ」は、
秋前から咲くから別名「ナツハギ(夏萩)」。
和名の「宮城野萩」は、仙台近くの宮城野に咲いていたからとか、
美しい花をつけるから美弥してつけたとかいわれる。
「飛鳥野萩」は、飛鳥野に咲いていたのだろうか。

清楚な「白萩」も大好きです。



昨年、白萩の苗を植えたまま忘れていたら、
今年、花を花を咲かせてくれました。


   

  
  


白地に赤がはいる変わり咲きの「江戸絞り」も、
一つ一つの小花がとてもきれい。
大きくなった吾亦紅(ワレモコウ)の下に、
今を盛りと花をびっしりつけています。

  

    


江戸絞り

地上部は一部を残して枯死するため、毎年新しい
芽を出すことから「はえぎ(生え芽)」となり、
しだいに「はぎ(萩)」に変化した、とか。


赤花の秋明菊(ハドスパン)も満開近し。

  



  

もうすぐ白花も咲きそうです。

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「ジェンダー」への介入~上野千鶴子/信濃毎日新聞【月曜評論】より

2006-09-18 18:03:55 | 「ジェンダー図書排除」事件
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「全国市民オンブズマン福岡大会」で福岡に行っていたのですが、
昨夜、間一髪でぶじ帰ってきました。
「のぞみ」と「ひかり」はすでに運休。
山陽新幹線は、わたしたちの飛び乗った「こだま」が最後。
台風に追いかけられながら乗り継ぎ、の綱渡りはスリル満点(笑)。
次からは、「博多~広島」間がすべて運休でした。

そういえば、福岡の地震の日のときも、わたしが乗った後の「のぞみ」が、
線路上に何時間も立ち往生してましたっけ。

帰宅したら『世界日報』の、12日から16日までの連載、
特集「『ジェンダー図書撤去』はなぜ起きたか」全5部が届いていました。

(1)は8月26日の集会の記事(9/12)です。
【「焚書坑儒」と騒ぐフェミニスト 非公開から一転、県が書名公開】
紙媒体の「世界日報」ははじめて読みました。

全文を紹介すると著作権にも抵触しますので、
連載の結びの部分だけ引用して紹介します。

---------------------------------------------------
 【『ジェンダー図書撤去』はなぜ起きたか(5)】
暴走のDNA、“基本法”に健在
除去し、不毛の対立に終止符を

 ・・・・・・・・・・・・・
 だが、今回の一連の騒動の本質は、男女共同参画推進員の指摘が不適切であったとか、県の対応がまずかったという次元の問題ではない。男女共同参画社会基本法に埋め込まれた「暴走のDNA」(昨年5月の自民党の「過激な性教育・ジェンダーフリー教育に関する実態調査プロジェクトチーム」のシンポでの阿部晋三幹事長代理の発言)こそ、今日の混乱や対立の元凶なのだ。 
 これに歯止めをかけるため、自民党は先の第2次基本計画改定時に「ジェンダー」に関する注釈を付けた。言ってみれば応急措置のようなもの。
 だが基本法にはいまだに「暴走のDNA」は温存されているのである。これにメスを入れない限り、今後も各地で不毛の混乱・対立が展開されるのであろう。
 福井での騒動は、そのことを改めて実証した事件であった。
(鴨野守) =おわり=
(世界日報 2006.9.16)
--------------------------------------------------------------


9.22追記
上記の「世界日報の」引用記事中、「暴走のDNA」と書くべきところを、「暴走の遺伝子」と打ち間違えて今日まで記事をアップしていました。執筆者の鴨野さんから間違いを指摘されましたので、お詫びして訂正させていただきます。(みどり)
 


やっぱり!
かれらのねらいは「男女共同参画社会基本法」改廃のようです。

「現地で取材した」と書いてありますが、
わたしのブログネタがけっこうあるみたい・・・?
執筆者はひょっとしたら常連のお客様かな(笑)。

自民党PT(プロジェクトチーム)と「基本法」については、
信濃毎日新聞の「月曜評論」で上野さんも言及されていますので、
以下に、全文を紹介します。
 
------------------------------------------------------------
 【月曜評論】(信濃毎日新聞)
 「ジェンダー」への介入   上野千鶴子

 日本各地で男女共同参画行政への揺り戻し(バックラッシュ)が始まっている。
 今年の1月に東京都が国分寺市の人権講座の講師にノミネートされたわたしに、「ジェンダーフリー(社会的・文化的な性差の解消)という用語を使うかも」というだけの理由で介入した国分寺市事件。この3月に、千葉県議会が県女性センター設置のための条例案を否決して、同県内の3館が事業停止に追い込まれた千葉県議会事件。そして4月に発覚した、゛福井県焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)事件 ゛・・・。
 福井県のケースは、県生活学習館「ユー・アイふくい」の開架書架から、ジェンダー関連の図書153冊が撤去されたという事件である。そのなかに、わたしの著書が共著も含めて17冊も入っていた。市議らの抗議によって書籍はもとに戻ったが、その後も書籍リストの情報公開をめぐって福井県の迷走が続いた。
    *      *
 自民党が「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」をつくったのが2005年。官房長官に就任する前の安倍晋三氏が座長、現男女共同参画、少子化担当政務官の山谷えり子氏が事務局長を務めた。全国から3500の実例が集まった、というが、その大半は根拠の薄弱な伝聞情報。それにもとづいて「ジェンダーフリー」を使わないという内閣府の通達を引き出し、はては「ジェンダー」という文言の削除を要請するにいたった。
 第20期の現日本学術会議には、「学術とジェンダー」の課題別委員会があるが、すでに世界的に確立した学術用語である「ジェンダー」に対する政治的な介入に警戒を強めている。山谷氏に至っては、「無償労働」や「家族経営協定」も不適切と主張している。「家族経営協定」とは、農家の嫁の無償労働の経済評価を求めて、戦後各地の農村ですすめられてきた 家族の民主化運動の目標ではなかったか。
 一部には男女共同参画社会基本法の改廃をめざす動きもある。基本法は99年に国会で全会一致で可決されたもの。前文には「21世紀の我が国社会を決定する最重要課題」とあるのに、数年のうちに起きたこの揺り戻しは何だろう。
    *      *
 ポスト小泉の総裁レースは安倍氏独走と言われている。靖国参拝をめぐって安部氏のタカ派ぶりが争点になっているが、彼の政治姿勢に危惧(きぐ)を持つのは外交についてばかりではない。女性に人気があるといわれるソフトな外見の背後に、保守的な家族観がある。氏のブレーンと言われる中西輝政、八木秀次、西岡力氏らは、保守系論壇誌の常連執筆者で、「日の丸・君が代」を推進し、「慰安婦」を否認する「新しい歴史教科書」づくりに関係した人たちだ。
 歴史のなかには「一歩前進二歩後退」の例がいくらでもある。この30年、女性を取りまく状況は大きく改善した。今の若い女性は、あたりまえのように大学に進学し、企業で働くことを人生の選択肢のうちに入れ、結婚したからといって退職を強制されず、セクハラを受ければ告発する権利を持っているが、どれも先輩の女性たちが苦闘のなかから手に入れたものだ。既得権と思っているものも、闘って守らなければたやすく失われる。女性が元気になることを、喜ぶ人たちばかりではない。
 「女は台所にひっこんでいろ」と言われる時代がまた来るかもしれないと思えば、今度の総裁選のもうひとつの争点は「ジェンダー」だということを忘れないでいたい。
(うえの・ちづこ 東大大学院人文社会系研究科教授)
 (2006.9.4 信濃毎日新聞)
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ところで、
今日はこれから、
上野千鶴子さんの『生き延びるための思想』(岩波書店)の読書会。
今年は「む・しネット」の自主企画「プロジェクトe」。

そのココロは、
「本を読むのはecstasy」。
ほんと、めちゃしびれます(笑)。


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全国市民オンブズマン福岡大会に参加。/9.16~17

2006-09-17 06:56:54 | 市民運動/市民自治/政治
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岐阜を出る頃は薄暗かったのに、
刻々と明るくなる空は、うつくしい朝焼け。
名古屋に向かう電車のなかから、日の出を見た。


10時頃、福岡に着いた。
レールスター

地図で探しながら会場に到着。
  

11時からの打ち合わせをすませて、
近くの博多ラーメンのお店で腹ごしらえ。
  

「全国市民オンブズマン福岡大会」1日目は、午後1時から6時まで。

「行政の姿がみえますか?-民営化の透明度を検証しよう」



スタートは全体報告。
「外郭団体の委託料」と「指定管理者制度」の調査報告。
最新の全国調査のデータをもとに興味深い報告。

  

待ってました! 浅野さん!

基調講演は、浅野史郎さんの
「知事室から見た市民オンブズマン」。
予想通り、のっけから岐阜県の裏金の話が出て、
「会場には火付け役の寺町さんとみどりさんも来てます」
と紹介され、参加者の視線が集中(ハズカシっ)。

いつものことだけど、
浅野さんの講演は、聞く人を飽きさせない名調子で、
会場に笑い声があふれた。


後半は、「談合・入札改革」「情報公開」「議会改革と政務調査費」。
資料も中身もずっしりと聴き応えがある。
『情報公開」のときに、知ちゃんが岐阜県の報告をした。

興味深かったのは「包括外部監査の通信簿」。
「オンブズマン大賞」は島根県。
「外部監査の手法と報告書は宝の山。市民も活用できる」。
オンブズ的な行政評価と評価手法は、
市民派議員にも必需品になるだろう。
最後に、「今日の参加者は340人」と発表があった。

交流会は、宿泊先の「アークホテル博多ロイヤル」。
二次会には行かずに、早々に部屋に引き上げてきた。
  

今日は二日目。
テーマ報告は「警察問題」と「住民訴訟の行政裁量」。
全国各地からの報告もたのしみだ。

とはいえ、台風が九州を直撃しそうとのことだ。
ぶじ帰れるかなぁ。


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白から赤へ酔芙蓉・スイフヨウ

2006-09-16 12:13:08 | 花/美しいもの
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福岡・天神のドトールコーヒーからこんにちは。
フローズンマンゴーを飲みながら、
記事をアップしています。
昨夜寝たのは1時頃、起きたのは4時で、
始発の博多行き「のそみ」でやってきました。
心配していた台風の影響はまだのようで、
外は晴れてきました。

一昨日、一輪だけ咲いていた酔芙蓉。


翌日には3輪になっていました。
花色は、さいしょは真っ白ですが、
お酒が入ったように、ほんのりピンク色。
  

  

  
ときどき外に写しにいくのが楽しみなくらい、
グラディションがとてもきれい。


まだこんなにたくさんのツボミがあるので、
当分はたのしめそうです。
  

夕方、ピンクの花は、一夜あけると、

 

真っ赤な泥酔状態になって、しぼみます(笑)。


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図書の撤去・選別は「検閲」です。/図書館の自由に関する宣言

2006-09-15 23:47:03 | 「ジェンダー図書排除」事件
まずは
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依頼原稿を書き終えたんだけど
「字数オーバー」で、アタマはふらふら。
もうこれ以上自分では減らせないので、
少しくらいの増減はなんとかなるという言葉にすがって
えいやっ、と送った(少しくらいじゃないんだけど・・・・)。
ぶじ本屋さんに並んだら、またお知らせします。

ということで、朝一でアップしようと思っていたブロクも、
またこんな時間になってしまった。
頭はまだ福井バージョンなので、原稿のテーマに合わせて、
福井発のこんな記事を紹介しておきます。

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ジェンダー本 一時撤去問題
 県生活学習館(福井市)で男女共同参画関連の蔵書約150冊が一時撤去された問題で、本の移動のきっかけとなった図書リストを提出した福井市の男性(51)らが13日、上野千鶴子・東大教授の著書「スカートの下の劇場」など10冊について、「男女共同参画ふさわしいか疑問」などと、西川一誠知事に対して苦情を申し立てた。
 県に提出された申し出書は、この男性ら114人の連名。上野教授の著書など10冊を「特に不適切」として、県の見解を示すように求めた。
 さらに県が蔵書の内容を検討し、不適切な場合には、その本を排除することは「『言論の弾圧』『検閲』にまったくあてはまらない」とも主張している。(北村剛史)
(2006.9.14 日刊県民福井)
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ジェンダー本 「再検討すべき」
男性ら県に申し出
 県生活学習館がフェミニズム関係の図書約150冊を一時撤去した問題で、撤去を求めていた県男女共同参画推進員の男性らが13日、県に対し、「書架に戻した書籍が男女共同参画に必要かどうかを再検討するべきだ」との内容の苦情申し出を行った。
 男性の意見に賛同した計114人が連名で提出。申し出は、3月に撤去したことを評価する一方、男女共同参画に関係のない、個人の中傷がないかの視点で確認して書架に戻したことに対しての苦情。また、撤去リストにあった上野千鶴子・東大教授の著書など10冊について男女共同参画ふさわしいかどうかの回答も求めた。
 この問題では、上野教授ら80人も、一時撤去したことに反対して県に苦情を申し出ている。
(2006.9.14 読売新聞)
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「ジェンダー本問題 撤去求めた男性ら知事に苦情申し出」

 県生活学習館の書架からジェンダー関連の本約百五十冊が一時外された問題で、男女共同参画にふさわしくないとして撤去を求めた福井市の会社員、近藤實さん(51)ら県民九十人を含む六都府県の百十四人が十三日、県男女共同参画推進条例に> 基づく苦情申し出書を西川知事あてに提出した。
 百五十冊について同館が、誹謗や中傷の有無を確認しただけで、内容が男女共同参画にふさわしいかを確認せずに書架に戻したことなどを不服としている。近藤さんらは、申し出書の県男女共同参画審議会への諮問を求めた。県男女参画・県民活動課は「適切に対処したい」としている。近藤さんは県男女共同参画推進員。
(福井新聞 2006.9.14)
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「県が蔵書の内容を検討し、不適切な場合には、その本を排除することは
「『言論の弾圧』『検閲』にまったくあてはまらない」(日刊県民福井)
って、まだ言ってるなんて(怒)。
懲りないひとたちです。

推進員の近藤氏は、今回の「苦情申し出書」で、
図書館にも言及しているようなので、
以下に「図書館の自由に関する宣言」を紹介します。
検閲については、明確です。

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「図書館の自由に関する宣言」
第4 図書館はすべての検閲に反対する
1 検閲は、権力が国民の思想・言論の自由を抑圧する手段として常用してきたものであって、国民の知る自由を基盤とする民主主義とは相容れない。
 検閲が、図書館における資料収集を事前に制約し、さらに、収集した資料の書架からの撤去、廃棄に及ぶことは、内外の苦渋にみちた歴史と経験により明らかである。
 したがって、図書館はすべての検閲に反対する。
2 検閲と同様の結果をもたらすものとして、個人・組織・団体からの圧力や干渉がある。図書館は、これらの思想・言論の抑圧に対しても反対する。
3 それらの抑圧は、図書館における自己規制を生みやすい。しかし図書館は、そうした自己規制におちいることなく、国民の知る自由を守る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日の「産経新聞」の社説にも、
「福井の図書排除は行き過ぎ」と書かれています。

千葉県船橋市立西図書館「図書廃棄事件」についても言及していますが、
この事件は、昨年7月14日、最高裁判決が確定しています。
わたしたちも、今回の事件の「まぼろしの訴訟」の立論に引用する予定でした。
ダメ押しで、最高裁判決もアツプしておきます。

「公立図書館の図書館職員は,公立図書館が上記のような役割を果たせるように,独断的な評価や個人的な好みにとらわれることなく,公正に図書館資料を取り扱うべき職務上の義務を負うものというべきであり、閲覧に供されている図書について,独断的な評価や個人的な好みによってこれを廃棄することは,図書館職員としての基本的な職務上の義務に反するものといわなければならない。」
「公立図書館が,上記のとおり,住民に図書館資料を提供するための公的な場であるということは,そこで閲覧に供された図書の著作者にとって,その思想,意見等を公衆に伝達する公的な場でもあるということができる。したがって,公立図書館の図書館職員が閲覧に供されている図書を著作者の思想や信条を理由とするなど不公正な取扱いによって廃棄することは,当該著作者が著作物によってその思想,意見等を公衆に伝達する利益を不当に損なうものといわなければならない。そして,著作者の思想の自由,表現の自由が憲法により保障された基本的人権であることにもかんがみると,公立図書館において,その著作物が閲覧に供されている著作者が有する上記利益は,法的保護に値する人格的利益であると解するのが相当であり,公立図書館の図書館職員である公務員が,図書の廃棄について,基本的な職務上の義務に反し,著作者又は著作物に対する独断的な評価や個人的な好みによって不公正な取扱いをしたときは,当該図書の著作者の上記人格的利益を侵害するものとして国家賠償法上違法となるというべきである。」
(最高裁(第一小法廷)平成17年07月14日判決)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●最高裁(第一小法廷)平成17年07月14日判決
〔憲法・公共施設・国賠1条-公立図書館司書による特定書籍廃棄と著者の権利/船橋西図書館〕
判決文 全文 
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☆ 最高裁第1小法廷;「つくる会」関係者著作の図書館蔵書処分は違法(05年7月14日)=
 千葉県船橋市立西図書館の女性司書が01年8月、同館の除籍基準に該当しないにもかかわらず、「教科書が教えない歴史1」など、97年、従軍慰安婦問題を取り上げている教科書などを「自虐的」だと批判し、独自の歴史教科書をつくって中学校に広げる目的で設立された「つくる会」や同会関係者の著書30冊を含む計107冊(原告の著書以外で廃棄されたのは、西部邁氏の著書43冊と渡部昇一氏の著書25冊)を廃棄したことに対して、同会と井沢元彦氏ら著者7人(うち1人は死去)が「一方的に排除する思想弾圧で、表現の自由や著者の人格権を侵害された」などとして、市と司書を相手に計2400万円の損害賠償を求めていた訴訟の上告審判決があった。
 判決は、市側の「市民の閲覧権侵害には当たるが、著者の権利侵害にはならず、原告への賠償義務はない」との主張を退け、著者の思想の自由や表現の自由が憲法で保障された基本的人権であることを重視した上で、「公立図書館は住民のほか著者にとっても公的な場で、著者には思想や意見を伝えるという法的に保護される利益がある」「著者が意見などを伝える利益は、法的保護に値する人格的利益だ」との初判断を示し、「職員の独断的な評価や個人的な好みで著書を廃棄することは、著者の利益を不当に損なうものだ」として、つくる会側の主張を退けた2審・東京高裁判決を破棄、審理を同高裁に差し戻し、賠償額を算定するよう命じた(職員個人に対する上告は既に最高裁で退けられている)。
 なお、1審・東京地裁は「司書が個人的な好き嫌いの判断で大量の蔵書を廃棄したのは、本を所有する市に対する違法行為だが、著者との関係で違法となることはない」「蔵書をどう扱うかは原則として市の自由裁量」などとして原告の請求を棄却、2審・東京高裁も「購入された書籍の閲覧方法などに不適切な点があっても、著者の法的な権利や利益に侵害があったとは言えない」として控訴を棄却していた。
 船橋市は翌02年、この司書を減給の懲戒処分とし、廃棄図書のほとんどは司書らが同じものを寄付して補充している。
 なお、1928(昭和3)年の図書館の使命は「思想善導」であるとの名の下で、侵略戦争に協力させられた反省から、日本図書館協会は1954年にその行動規範として「図書館の自由に関する宣言」を採択しているが、“図書館の憲法”とされるこの宣言では、権力の介入拒否だけでなく「思想や宗教による著作の排除や館員の個人的関心や好みによる資料の選択をしない」と自らの管理責任も強調している。
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明日は朝一番で、福岡で開催される
市民オンブズの全国大会にでかけます。
岐阜県の裏金問題について、ともちゃんが報告を頼まれたので、
きゅうきょ、参加することにしました。

基調講演は、浅野史郎さん。
また浅野さんにお会いできるのが楽しみです。


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おいしい秋ナスとカボチャ料理/岐阜県知事、職員を刑事告発。

2006-09-14 20:56:55 | 市民運動/市民自治/政治
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8月7日にきり戻したナスに花が咲き、
秋茄子がとれはじめた。
  

植えてある本数が半端じゃないし、このところ雨が多いので、
ともちゃんがバケツに一杯収穫してきた。

秋茄子は種も水分も少なくて、味が濃い。
圧力鍋で、シンプルにナスを炊いた。

調味料は、煮物に万能の黄金比といわれてる、
醤油1:酒1:みりん1:水3。+生姜少々。
圧力鍋いっぱいのナスを低圧で煮たら、
ひたひたでちょうどよい味にしあがった。
最後は焦げないように水分を飛ばして出来上がり。



ナスに味をしめて、カボチャも同じく圧力鍋で炊いた。

  
煮崩れせずにほっこりとしあがった。


こちらは、昨日作った菊カボチャとピーマンと玉葱のカレー。
ピーマンとバナナピーマンの皮が硬いので
煮込んで姿かたちがわからないほどくたくたに。  

 
苦みばしったピーマンとカボチャカレーは美味でした。

今日は朝から、残り物のカレーシチューを食べながら、
福井県・焚書坑儒事件をテーマに依頼された原稿書き。

事実経過を間違えないようにと今までのブログを読み始めたら、
あっという間にお昼になってしまい・・・・・
TVを見たら、古田知事が岐阜県の裏金問題で、
職員を刑事告発した、ニュースが流れていた。

  

「本日づけで不正資金問題で岐阜県警本部長に告発状を提出。・・・・」

おっ、今日は「プール資金問題」ではなく「不正資金問題」と言っている。
ちゃんとHPやブログで裏金問題の情報を収集してるのかも。
と思いながら、うとうとと昼寝をしてしまった。

届いた夕刊各紙にも、「組合元役員を告発」の記事が一面に並ぶ。

岐阜県裏金 組合元役員を告発
業務上横領容疑 1000万円引き出す

 岐阜県庁の裏金問題で、古田肇知事は14日、業務上横領の疑いで総務部に所属する課長補佐の男性職員(49)を県警本部に告発したことを明らかにした。男性職員は、県職員組合の書記次長などの役員在任時に、プールされた裏金を管理していた組合管理口座から計1000万円余を引き出したとされる。県警は告発を受理した。
 今回の問題で、県が職員を告発するのは初めて。古田知事は「県が職員を告発したことは過去例がない。残念の極み。無念だ」と語った。
 告発された職員は1997年10月から2000年10月まで組合書記次長、その後、03年10月まで同副委員長を務めた。
 県によると、この職員は会計責任者だった書記次長当時、「岐阜県職員組合中央執行委員長」名義の口座を開設し裏金を管理していた。副委員長になる際、口座を後任に引き継がず、01年4月に解約。残高約1000万円のうち500万円を引き出し、新たに「岐阜県職雅(みやび)会」名義の口座を開設して残り500万円を入金した。同年10月にはこの口座も解約して全額現金化。県は2度の解約時に現金化した計1000万円について、横領の疑いを強めた。
 裏金管理は書記次長の担当で、県は2つの口座は職員が個人的な目的で自ら管理していたとみている。県は使途などは明らかにしていない。
 この職員については、弁護士でつくる第三者組織の検討委員会も「告発を検討すべき優先度が高い」と要請し、県が最優先して告発を検討していた。県は今後、このほかの悪質な私的流用についても告発を検討する方針。古田知事は、この男性職員については「懲戒処分を行う方向で検討する」と述べた。
 告発された職員はこれまでの本紙の取材に、1000万円の引き出しについて「分からない。今は組合が調べている」と答えた。告発を受理した県警の江間庄一刑事部長は「すみやかに捜査をしていきたい」とコメントした。

 ◇「重く受け止める」
 <岐阜県職員組合三浦孝雄委員長の話>組合としてあらためて本人から事情聴取をするなど、告発するかどうか検討していたところだったので、突然の告発に驚いている。組合の元役員が告発を受けたことを重く受け止めている。

 ◇告発の元役員、私印で口座開設
 岐阜県庁の裏金問題で、県に刑事告発された男性職員(49)が裏金を入金し直すため開設した「岐阜県職雅会」名義の口座は告発された職員の私印で開設されていたことが県職員組合などの調べで分かった。
 組合関係者らによると、職員が組合の書記次長当時に裏金の管理に使っていた「岐阜県職員組合中央執行委員長」名義の口座は組合の公印が使われていたが、「岐阜県職雅会」の口座の印鑑は職員本人のものだった。
 「岐阜県職雅会」名義の口座は、200万円、300万円と2回に分けて引き出され、01年10月に解約されていた。
 この職員は組合の内部調査に現金を引き出したことを認めたが、「組合費に使った」などと私的流用を否定。詳細については「覚えていない」と話しているという。

 ◇「裏金調査委」を岐阜県議会が設置
 岐阜県庁の裏金問題で、県議会は14日、「不正資金問題調査検討委員会」を設置した。県の第三者組織の検討委員会報告の検証や調査、再発防止策の提言などをする。県議会が、事実の検証などに取り組む組織を設置するのは初めて。
 議長の諮問機関で、メンバーは各会派の代表ら県議15人。ほかの県議の出席や質疑も認める。県は、県職員の処分や再発防止策を盛り込む「県政再生プログラム」を今月末までにまとめる方針で、県議会の意見も同プログラムに反映させる。
(中日新聞 2006.9.14)


というわけで、
福井・焚書坑儒事件については書くことは多いはずだけど、
当事者だしよい原稿にしなくちゃ、と欲が出て考えがまとまらなくなってしまい、
原稿の仕事ははかどらず、こんな時間になってしまった(トホホ)。

こうなると、ブログはもうお荷物である。
ほんと、つぎばきの記事になってしまって・・・・(アーァ)。

明日が締め切りだから、心機一転に期待して、
今日は早く寝て、早く起きて書くことにしよう。

おまけ。



酔芙蓉が咲きました。

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あなたも一緒に!裏金を全額返還させよう!/岐阜県裏金問題で「住民監査請求」を開始。

2006-09-13 11:58:28 | 岐阜県裏金問題
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一昨日、岐阜県庁で「裏金に対する住民監査請求を開始する」
記者発表をしました。
昨日の新聞各紙に大きく報道され、
共同通信の配信や日経の記事など全国記事になり、
遠くは北海道からも反響がありました。

  

長年の間、裏金にまわされていたお金は、
岐阜県だけの税金ではありません。
とうぜん国庫補助金も入っているわけですから、
国からも補助金から費消された分を返還するように言われています。
つまり、
全国のみなさんの税金がネコババされたというわけです。

「プール資金問題」検討委員会も古田岐阜県知事も、
12年分の17億円でお茶を濁そうとしているので、
今回、住民として、20年分の裏金の全額の返還と、
梶原前知事の1億8千万円の退職金の返還等を求めて、
広く「住民監査請求」を呼び掛けることにしました。

だいたい、12年でも17億円では少なすぎるし、
「裏金」を「プール資金」という言い方も納得できません。

請求人には、制度上、岐阜県の住民しかなれませんが、
お知り合いに岐阜県民がいらっしゃいましたら、
是非、住民監査請求運動のことをお知らせください。



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                         2006年9月11日
     岐阜県庁ぐるみの裏金事件に関する住民監査請求運動の
         提案と請求人の募集のお知らせ
                    「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」 
                     事務局/寺町知正 
                    「市民オンブズマン・ぎふ」代表/弁護士・安藤友人 
                     事務局/弁護士・山田秀樹
                     (この運動の問い合せ、連絡先)
                      山県市西深瀬208
                       Tel/fax 0581-22-4989 寺町方

 私たちは、「全国市民オンブズマン連絡会議」に岐阜県内で加盟している団体です。「県民ネット」は、県のお金の使い道や情報非公開などで訴訟などもたくさん行い、今回発覚した、前知事らの訴訟費用が裏金から出されていたことに、強く憤慨しています。「市民オンブズマン・ぎふ」は、弁護士を中心に、全国オンブズのランキング調査などに協力してきました。
 岐阜県庁ぐるみの裏金事件に、岐阜県民の怒りは爆発寸前です。巷の声は、「裏金は全部返せ」「返したら済むわけではない、トップや幹部、関係者には刑事罰や厳しい処分を」・・・と極めて厳しいもの。岐阜県政はじまって以来であることは、当然です。
 しかし、古田知事は、県民の気持ちを逆なでするかのように、9月5日の記者会見で、過去12年分約17億円(利息含む)だけの返還を求める意向を明らかにしました。同時に、幹部の刑事責任の追及には消極的であることが伝えられています。
 このような状況に至っては、全国の納税者らの重大な関心事に、岐阜県民として、地方自治法第242条第1項に定められた住民監査請求を行わざるを得ないと考えます。
つきましては、今回、標記の2団体が協力して運動を進め、広く県民に呼びかけ、署名感覚で賛同者(監査請求人)をつのることになりました。ぜひとも、ご協力ください。

● 手続とスケジュール
1. 署名用紙と方法の説明書きの入手方法(1.2いずれかの方法で)
   (記名用紙は随時複写してください)
 ★ webページ(HP) 「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネット」
   にアクセスし、「説明書と記名用紙」をダウンロードする。 
 ★ 事務局0581-22-4989に「裏金監査請求資料と送り先」を明記して請求する。

2. 返送方法および返送期限
  記入済みの署名用紙を標記の「岐阜県山県市西深瀬208 寺町方」まで郵送する。

 期限 ⇒ 9月28日木曜日 必着 
            9月29日(金)午後2時半 県監査委員事務局へ提出
             (同行希望者は2時に県庁2階ロビーに集合)

3. 請求内容
  記名用紙記載の「趣旨」で請求。提出書面の「理由」などは今後に整理。(ご意見歓迎)

4. ご意見や裏金情報など、歓迎。事務局までどうぞ。

5. カンパ大歓迎です。  郵便振替 00800-1-114469 
           「くらし しぜん いのち 岐阜県民ネットワーク」     
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 署名用PDFはここから
● 署名・記名用紙と住民監査請求事項
 岐阜県庁ぐるみの長年の裏金作り・隠し・費消事件にかかる支出及び財産の管理に関して、違法もしくは著しく不当であるから、関係者に次の趣旨の措置をするよう住民監査請求する。
 1.過去20年分の裏金の全額の返還(含む利息) 
 2.当該期間の監査委員に支給した給与・報酬・手当等の全額の返還 
 3.梶原前知事の退職金全額の返還 
 4.以上3項につき知事等権限ある者の怠る事実の是正
 5.個別外部監査の求め

※ 請求権者は、法律上の行為能力が認められる限り、成年・未成年、国籍を問わない
 同住所は"でもよい 氏名だけは自ら署名すること 認印でよいが印は必須 職業も適宜でよいが必須

返送先  〒501-2112 岐阜県山県市西深瀬208 寺町方   tel/fax 0581-22-4989
   期限  2006年9月28日(木) 必着
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新聞を読んだ人から、「住民監査請求に加わりたい」
「わたしも署名を集めたいけど、どうすればいいのですか」
と問い合わせが相次いでいます。
今回の事務局は、わたしが一手に引き受けていますので、
「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネット」から書名用紙を取り出していただくか、
midori@kenmin.netまたは0581-22-4989へ
請求いただければ、FAXまたは郵送で上記の用紙をお送りします。

ところで、わたしたちの県民ネットとの裁判で負けた訴訟費用を
梶原前知事たちが「訴訟費用貸付制度」で借りていたことに憤慨していたのですが、
今日の読売新聞によると、ことはもっと悪質でした。
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岐阜県、「裏金減らす」目的で訴訟費用貸し付け制度

 岐阜県庁の裏金問題で、裏金を原資に県職員組合に設けられた訴訟費用貸付制度について、制度を設けた組合の元幹部が、組合の調査に対し「(口座の裏金を)少しでも減らしたかった」と話していることが12日、わかった。
 同制度を巡っては、梶原拓前知事が約1050万円を借り入れ、現時点でも約700万円が未返済のまま。制度設立時の“動機”が、こうしたずさんな運営につながったとの指摘が出ている。
 この元幹部は、県の調査チームに対し、「組合員の生活を守るために制度を作り、裏金を充てた」と証言していた。ところが、職員組合の調査には、「(裏金を)少しでも減少させたいとの思いから、委員長と相談して裏金で貸付制度を設けることにした」と、これまでの証言を覆した。
 貸付制度を設けても、職員組合に移し替えられた裏金の総額が減少するわけではないが、最初に入金された口座などから、別の目的で金を動かすことで、裏金としての性格が薄まる、との思いがあったとみられる。
 調査チームによると、貸付制度は1998年度に職員組合に移し替えられた裏金の中から、約670万円を原資に設けられ、現在は約6000万円で運営されている。
 貸付制度はもともと、職務に関し訴訟を起こされた場合、弁護士費用などをまかなう目的で設けられた。敗訴や和解が確定した場合、返還することが定められているが、同組合では「制度の趣旨からも強制はなじまない」などとして、梶原前知事にも返済を求めることはしてこなかった。
 自治労岐阜県本部の三尾禎一委員長は「返還期限を規約上に明記しているのに、金の返還を求めないのは、運営がずさんと指摘されても仕方ない。利用も一部の人にとどまり、そもそも制度として成り立っていないのではないか」と指摘している。
(2006年9月13日3時5分 読売新聞)
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この制度自体が、裏金を減らす目的で設けられていたのです。
返してもらうつもりなんて、最初からなかった!
返すつもりも、毛頭なかった。
ということは、
これって「(裏金の!)贈収賄」か「労使の便宜供与」という
立派な犯罪ではないかと思うのですが・・・・・。

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上野千鶴子さんインタビュー 「安倍氏は日本版ネオコンの領袖」~インターネット新聞JANJAN

2006-09-12 06:53:05 | ジェンダー/上野千鶴子
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昨日の「インターネット新聞JanJan」に
上野さんのインタビュー記事が掲載されていた。

自民党総裁選挙がはじまって二日目、タイムリーな企画だ。

JanJanは、ブックマークにもリンクしてあるけれど、
上野さんの許可を得て、記事を紹介します。

市民メディア・インターネット新聞JANJAN(2006.9.11)  
安倍氏は日本版ネオコンの領袖―上野千鶴子氏インタビュー 2006/09/11
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 自民党総裁選は安倍晋三氏の独走状態。安倍政権が誕生するのはほぼ確実な状況になっている。北朝鮮拉致事件での厳しい姿勢で知られている安倍氏だが、実は女性学の担い手からは「バックラッシュの急先鋒」として警戒されている。歯切れのよい論理を展開するフェミニズムの旗手・上野千鶴子東大大学院教授に、フェミニストから見た安倍晋三像について聞いた。

 一問一答は以下。電子メールによる書面回答。

――総裁選の各候補をどう見るか。どのような人物像か。特に有力な安倍氏についてのご意見を伺いたい。

 安倍晋三氏は、幹事長に就任する前まで自民党が2005年につくった「過激な性教育・ジェンダフリー教育実態調査プロジェクトチーム」の座長を勤めた人物。その事務局長を勤めた山谷えり子氏が、男女共同参画および少子化担当大臣の猪口邦子氏と対極的な見解をもちながら同担当政務官に就任したのは安倍氏の推薦と言われている。男女共同参画行政を後退させる保守勢力がリーダーとかつぐきわめて危険な人物。拉致問題でのタカ派姿勢といい、靖国参拝といい、外交問題が争点となっているが、そればかりでなく国家主義と家族主義を強化する日本版ネオコンの領袖であり、最悪の選択だと思う。

――安倍氏独走となった原因は何か?本人のマスク、小泉氏の後ろ盾、ほかの候補者との兼ね合い、など。

 甘いマスクが女性に人気があるというが、信じられない。
 小泉氏はポピュリズムの政治に長けているから、「党益」を考えて安倍氏を推したのだろうが、政策的には後継者となりえない。「国益」を考えて財界が推すような、ニューライト的な保守合理主義者(福田康夫氏がそのひとりだが)の人材が自民党にきわめて少なくなったことが問題だ。

――もし安倍政権になった場合、どのような政治になるか。政策など。

 小泉政権はネオリベとナショナリズムの奇妙な結託だったが、少なくともネオリベ的合理主義があった。安倍政権がネオコンとナショナリズムの同伴なら東アジアにとって危険。国際的にもリーダーシップを失うばかりか、「国益」をも損ねる。ネオリベのもとで息を潜めていた旧保守勢力が復活し、格差社会の不満を吸収するネオ・ナショナリズムと合体すると、日本の進路は危うい。

――安倍政権になった場合、フェミニズムはどのように対抗するのか。

 これまで獲得してきた権利を、ひとつひとつ現場で闘って守る水際の攻防戦をやるほかない。地方政治では、首長選や地方議員選などにかつてない動きがある。首長選は住民投票の性格を持つから、女性票のゆくえが影響力を持つ。地方政治に期待したい。

――来年の参院選の行方は。野党との対決をどうみるか。

 昨年の衆院選での自民大勝が小選挙区制のトリックだったことは周知のとおり。選挙区制を変えることは至難だから、同じメカニズムを反自民の流れに利用するほかない。民主党も第2自民と言われるが、民主党の求心力に期待せざるをえない。共産党を含む野党共闘に、各党が現実的になるべきだと思う。公明党はどのみち政権党についてくる。ポスト小泉の安倍政権の「失速」が追い風になるはずだから、この機をつかめない野党に存在価値はない。

(編集部) ◇
自民党総裁選特集/インターネット新聞JANJAN(2006.9.11)
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上野さんのことばには共感するところが多い。

「これまで獲得してきた権利を、
ひとつひとつ現場で闘って守る水際の攻防戦をやるほかない。」

同感である。

「地方政治では、首長選や地方議員選などにかつてない動きがある。
首長選は住民投票の性格を持つから、女性票のゆくえが影響力を持つ。
地方政治に期待したい。」

地方政治づくりなら、わたしにもかかわれます。

来年4月の「統一自治体選挙」まであと半年。
バックラッシュ派も「変えるなら地方から」と
統一選に狙いを定めてまさに正念場。

ネットワークをひろげて、ひとりでも多くの、
「ジェンダーの視点で働く市民派女性議員」を増やしたいですね。

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足腰を強くするには、まずおいしいものを食べないと!
と、
ここからは、カボチャのお話。
 
そうめんカボチャ      伯爵(はくしゃく)

ウリやスイカノ収穫はひと段落。
畑には、いろんなかぼちゃが実りの秋を迎えました。


これは、めずらしい「そうめんカボチャ」。
  
輪切りにして10分ほどゆでます。
  

火が通ると、糸状の実が自然にほぐれてこのとおり。
  

淡白ですがほんのり甘くて、
しゃきしゃきした食感は、サラダや酢の物に最適。

ピーマンとバナナピーマンは千切りにしてチンジャオロース。
(左は豚モモ肉、右は牛モモ肉)

真っ白な伯爵カボチャは、ホクホクして甘いので、
小豆と一緒に「いとこ煮」をつくることに。
  

おかずというよりは、
薄味で炊いて、おやつにしようと思ったのですが・・・・・・
ブログの記事を書いていて、焦げつかせました。
食べられないほどではなかったのですが、
出来上がりの画像は、想像にお任せします(笑)。


 

今年も、食欲の秋がやってきました。

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コメント (2)
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