常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

2016年02月02日 | 日記


きょうも小雪が舞っている。雲から薄日がさして、梅の鉢の枝に一輪が恥ずかしそうにほころんだ。梅は中国原産で、梅(めい)が転じて梅(うめ)になったとものの本に書いてある。中国の国花でもある。舶来尊重が日本人の伝統なのだろうか、万葉集の時代は桜よりも梅が貴族の間で珍重された。花中四君子とは、中国で尊重される四つの花で、梅、蘭、竹、菊がこれである。

盆梅の枝垂れし枝の数へられ 松本たかし

人は雪がちらつく中でも、梅の少しずつ咲く様子を見ることに飽きることはない。梅の花に向かいあうと、この春がどんな便りをもたらしてくれるのか、期待がふくらんで心が開かれていく風である。
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