蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の物語」

2010-05-31 | 映画
映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転手になった男の物語」(5月29日/封切り)を観た。

中井貴一、良い年の取り方をしている、と感じた。
そう男前でもないのに、結構いい役柄、超・善人役をゲットしている。
演技力は、評価できる。
友和サンと百恵さんの、御次男さん(三浦貴大)が出ていたが、
今回は、映画初出演ということもあってか、
表情って、ほとんど変わらなかった。
カタい。
将来に期待しての起用?
あるいは、親の口きき? 
まだ、そのあたりのエピソードを調べていないが、どうなんだろう???


ここらあたりから、ネタバレになってしまいます。
映画をご覧になる予定の方は、ここでストップを!!


奈良岡朋子、いいオバアサンの役。
この映画は、善人だらけ。
出来過ぎ感はある。
第一、憎ったらしい盛りの大学生の娘が、あんなに出来た子供に育つなんて。
しかも、その後、新卒で、田舎で(3Kの)福祉の仕事に就く。
(あるいは、大学在学中のバイトかも知れないけれど?)
お父さんが、エリートのポジションを捨てて、新人運転手になるより、
そっちのほうが、私は驚きだった。

そして、奥さん役は、高島礼子。
ハーブのお店を開いたばかり。
その忙しい合間をぬって、出来る限り、出雲の、夫の母親が入院している病院に顔を出す。
余命三か月と知って、毎日、大学生の娘が世話をする。

しかしながら、実際のお世話をするのは宮崎美子扮する、ヘルパーさん。
そして、介護関係のスタッフ。

おばあさんは、倒れてからも、「自分の田舎がいい、東京は嫌だ~」と
東京に身を移すことを嫌がったので、
一人息子としては、無理やり東京へ引っ張って行くわけにもいかないし。

奥さんは、東京に残っていても、批難される事もない。
最後のシーンも、奥さんは出雲に戻るなどとは、一言も言っていない。
東京に、持ち家があって、仕事もあるし。
妻は、自分の東京での生活パターンを変えなくてもいいので、
イイとこ取りの暮らし方に、心の中で「やった~」と、心躍りしてたかも。


世の中、変わりましたね。
私が妻なら、心苦しくて、ちゃんと見れません、この映画。
余命というはっきりした確定した年月が区切られているから、周りの人も行動予定が立てやすいけれど
あれが、高齢の母親が、いつまでも死なない人なら、家族は、100歳までも介護しないといけないわけで。

何事も美しく作られすぎているように思ったけれど、
それはそれで、妻達には、甘い夢が見られる映画なのでしょう。
夫の小さい時からの夢、よりも、私は、妻側からの現実面ばかりが目についた。
いじわる、根性悪、怠け者妻、そんな自分がいた。


実際の事態が発生したら、いったいどうなりますことやら・・・。

それにしても、おばあさん、一人暮らしの田舎のお家、キレイすぎないか?
畑で野菜の世話に追われつつ、
高齢で、あそこまで、家をキレイに整理整頓、掃除してるって、スーパーおばあさんだ。


しかし、清らかで美しい涙をはらはらと(いつもの如く)流させていただきました。
(現実は現実として)、
こんなふうだと、いいのになぁ・・・。





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ほどほどが、いちばんイイ

2010-05-29 | わたし
書きかけると止まらない
サービス精神の全くない、私のブログは続きます。



苦労に苦労を重ねて、苦渋、辛酸をなめて乗り越えてきた人生を送った人と
全く苦労の「く」の字も知らずに、おめおめと生きてきた人(→私)

この差は大きいだろう。

戦争に駆り出され、戦地に赴き、戦友を多く失いながら
おめおめと生きて帰ってきた兵士のような、そんな、恥ずかしながらの余生???

ただただ、ぼーーーっとしている、
仙人より、さらに実体のない、霞(かすみ→「からすみ」、ではありません)を食べて生きている私。

(でも、私が見た、東南アジアの多くの人々、
何をするでもなく、道端で、ぼーーーーーーっとしてました。
日本人なら、長時間、何もせず、ぼーーーっとするほうが、かえって苦痛かも知れませんね)


苦労してきた人は、その苦労で得た人生のノウハウを、
今後、困っている人へのアドバイスをしたり、ボランティアとして活かせる。
あるいは、苦労をかけ続けてきた人に、これから思い存分、ねちねちと復讐して
人生の収支決算、帳尻を合わせるのも、このうえなく楽しいお返しプレゼントかも知れない。
そんなこと、キレイさっぱり忘れて、人生後半を悔いなく楽しむ、というのが、
模範優等生の回答だろうか。

ツライ話や苦労話に対抗できる話などまるでない、
かといって、自分の周りのことを語ると、嫌なヤツになってしまうこと、間違いなし。
飛びぬけて素晴らしければ、語る価値があるだろうけれど。
何事も中途半端は、よろしくない。


中途半端な幸せ、充足感に満たされ、
ぼーーーっと、主食は、霞の私としては、今後も人畜無害のエコ人生を送りそうだ。

何事も、ほどほどが、私には合っている。



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ブログにみる、人生いろいろ

2010-05-28 | 人生
昨日は、前々回のブログに書いた、壮絶人生の、とあるお方のブログにのめりこんでいて、
スポーツデーを半分、パーにした。

ホンモノの作家さんとして活躍している、学生時代の元クラスメートから直接手にした、
出来たてホヤホヤのハードカバーの書籍でも
実のところ、まだ読んでいないのに(ごめんなさん、Tセンセ)
ほんの数日前に、たまたま見つけたブログに、こんなに時間を忘れるほど、ハマってしまうとは・・・。

(同時進行の、フランス文学は、どうなった・・・?? 
→電車での移動中に、少しずつ、読んでます)

彼女は、スゴイ。
文才や、表現手法、切り口もさることながら、やはり内容(ストーリー)が肝心。
その、特異な体験がまず存在したうえで、テーマ性、作者の意図、信念・ポリシー、視点、
捉え方、感じ方が散りばめられていることで、厚み、深みが増す。

同じ体験をしたとしても、いろんなタイプの表現があるだろうが、
やはり、その体験そのものが、スゴイ。
彼女のブログは、心理描写が絶妙な毒を持っていて、面白いのだが、
それとはまた違った手法としては、
心理的描写は一切せず、体験だけを淡々と客観的に描写し、
読者に、それぞれに感じ取ってもらう、という方法もある。


戦争、病、宗教、民族・・・そういったテーマなら、壁が厚く、重すぎて、
安易にはコメントなど出来ないが、
どこの家庭にでもある出来事(彼女のような家庭は、直接、実際には知らないけれど)
それがテーマなだけに、身近に考えさせられる。

夫が浮気常習犯であること、それに立ち向かう果敢な妻、そういった役どころ。
同じようなことで泣かされた経験のある妻たちからは、共鳴の声があちこちであがる。
そういう夫を持ったことがない妻からは、自分の立場を保守したうえで、応援エールを送る。

私は、まだ半分も読んでいないのだが、日中だけでなく、夜中にも、また読んだ。
(今朝は、起きるのが辛かった)
まだ後半もあるので、楽しみにしている。


人生いろいろやな~と、感じる。
いやはや、いやはや。
他人サマのドラマを垣間見て、
自分は、なんと書くネタのない平凡な人生を送っていることか・・・と思う。

読破していない状態から、感想を言うのもはばかられるが、
人生の大事なキーワードは、お金。
そして、物事を、どの角度から見るか。

当事者、関係者、他人、その立場によって、見方、関わり方は変わる。
さらに、下から見る、上から見る、斜めから見る、見る角度によって変わる。
他人のせいにするのか、自分が悪いのか、いかに事態を客観的に見ることができるか。

ものごとの捉え方にもよる。
プラス思考か、マイナス思考か。楽天主義か、悲観主義か。
性格も大いに関係している。

回りにいる人々にも影響される。どういった人々か。
自分の実家、友達、結婚後の実家、親戚、交友関係。

事態を、その人その人なりに受け止めた後、どう対処するか。
度重なる経験と学習により、方向性が見えてくる。
かじ取りが、人生の方向性を決める大きな役割を果たす。

いろんな要素が組み合わされて、ストーリーは展開され、登場人物の行動が描かれる。
ドキュメントなので、多少のデフォルメはあっても、リアリティ、迫るものはある。
だから多くの読者の心をつかみ、連日、訪問数はすこぶる賑やかなことになっている。


私なら、どうしたかなぁ。

シュミレーションしようとしても、浮気症の夫というイメージが、現実としてどうも想像しがたい。
では、想像しにくいシミュレーションに、あえて、トライしてみよう。
もし、自分が男だったら?
江戸時代に生まれていたら? 
戦争の真っただ中なら? 違う民族に生まれて弾圧されていたら?
自分か家族が、不治の病に冒されていたら?
息子が超有名な、プロ野球の選手だったら?
自分が、県知事だったら? 王族だったら?
・・・etc・・・仮定パターンが多すぎて、収集つかなかくなってきた・・・。

(さすがに、もし、蝶々に生まれていたら?というところまでは、いかないけれど)


もう少し、具体的なシュミレーションをしてみよう。

もし、年収が今の三分の二だったら?
もし、家が、今の面積の半分だったら?
もし、夫が、私より身長が3センチ低かったら?
もし、夫が、私より偏差値が10ポイント低かったら?
もし、ご近所に、ヘンな人が住んでいたら?
もし、今の地域に住んでいなかったら?

「私なら、こういう人を選ばない」と言い放ってしまえば、それまでだ。
そこからの展開はない。
だれだって、初めからわからない。
思うようにならないのが、人生の面白いところ・・・らしい。


私は、シッカリしていない、ちゃらんぽらんな性格で、仙人のような暮らしをしている。
生活感がない、とよく人に言われる。
(蝶々願望のせいか?)
生々しいことは、苦手。
素手で虫を触れられない、土をさわれない、ダメっ子、もやしっ子。
(でも、ゴキブリ退治は、けっこう、得意)
そういう地に足付けて生きていない人間から見ると、
他人様はすべて、小説の登場人物のように見えてしまう。
それも、よくないのだが。
ここまできたら、あとは、もうすこし、この路線で延命させてほしい。

と、話が脱線、抽象的になってきた。
(途中で、うんざり。ここまで読んでくださっている人は、少ないでしょう・・・)



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さあ、今日も、彼女のブログの続きを読みたいと思っています。

いつもの、作り込んだシリーズとは違う、日常のデイリー報告ブログの中で、
彼女は言っていました。
「あら、フツーのブログ書くのって、すんごい楽ちん」と。

それを読んで、自分のフツーの日記ブログの力不足を思い、赤面し、
私はちょっと目まい、頭痛がしたような気になりました。





蝶になりたかった人

2010-05-26 | 
長女Mは、3箇所の幼稚園に通った。

東海地方のH市の幼稚園では、初めて通った幼稚園を一学期だけで中退。
人生で初めての挫折は、早くもやってきた。
夏休み以後、なだめても、すかしても、行こうとしない。
アメもムチも、泣き落としも、全くキキメなし。
ものすごく固い意志。

その後、近畿地方の田舎町の町立幼稚園に一年、
別の街の私立幼稚園に一年、転々とした。


その2つ目の幼稚園の担任の先生に、個人面談でこう言われた。
「Mちゃんは、少し幼稚なところがあります。
『大きくなったら何になりたい?』と聞くとMちゃんぐらいの年齢では、
お巡りさんとか、トラックの運転手さん、ケーキ屋さん、お花屋さん、といった答えが多いです。
でもMちゃんは、『蝶になりたい』って言うんです」

先生は幼稚だとおっしゃるけれど(→まあ幼稚園だし) 、私は素晴らしい発想だと思った。
蝶になったあとのことなんか考えてないだろうけど(考えていたら、スゴイんだけど)、
さすが私の子!と妙な感慨に耽った。
今のブログタイトル「蝶になりたい」は、そこから頂いた。

靴下も、模様やワンポイントなどを外側から見えるようにして穿かせても、
いつも内側にして、左右反対に穿くM。
「どうして、いつも反対に穿くの?」と聞くと、
「だって、外側に模様があると私が見えないから。私から見えるようにしてる」

なるほど・・・、一理ある。

ヒミツのアッコちゃんの手鏡を欲しがり、それを手に入れると
「テクノクマイコン、テクノクマイコン、○○に、なーれ!」と熱心に鏡に話しかけていた。
オトナになってから、「あれは、どういうつもりやったん?」とMに聞くと、
「おかあさん、なんであの鏡は変身できないってこと、教えてくれへんかったん?」
「え?本気で変身できるって信じてるなんて、夢にも思わへんかったわ・・・」


ヒラヒラ、大好き
ピカピカ、大好き

わぁキレイと、安っぽい偽物のゴテゴテした、悪趣味の飾りものを見て感激するM。
3~4歳児ぐらいでは、美の本質や、真偽のほどは、わからないだろうけれど。
でも、日常的にホンモノに接するようにしないと、こりゃあ、この子の美意識、
おかしなものになってしまうのでは???と、ちょっと悩んだ。
私が、もの心ついた時から毎日見ていた、実家に掛けてあった絵だって、
ニセモノかも知れなかったし。(ホンモノかも知れないけれど)


七五三もピアノの発表会も、お姫様スタイル。
口を尖らせて、たいそう緊張した面もちで、記念写真に収まっている。

どれだけたくさんの時間、ノート・キリヌキ型のプリンセスの着せ替え人形で遊んだことか・・・。
首がぐにゃぐにゃになるので、首に裏から固い紙で補正して、
来る日も来る日も、紙のドレスを、紙のお姫様に着せかえて、妹Rと遊んでいた。

そんな日が懐かしい・・・というよりは、信じがたい。


コワイ姉御に変身したのは、いったい、いつからか?
蝶々どころか、組長になってしまった。



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こんなこと、書いているのがバレたら、Mに、めちゃめちゃ怒られるだろうなぁ。




グチャグチャから、ピカピカへ

2010-05-25 | 
遠方で暮らす、上娘から、遅めの母の日のプレゼントが届いた。
湯沸かしケトル「ティファール」
なかなか、いい。
すごく速く沸く。
ぼこぼこぼこ、シュッシュポッポ ~

下娘は、一昨日、日曜の夜はクッキー作り。
なにやら高げな、お菓子作りの本も購入したようだ。
まるまると大きく、分厚いクッキーが、いっぱい。
娘クッキー工場の下請け・消費担当の私のカラダも、まるまると分厚くなること、間違いなし。

最近、下娘は、家事に目覚めたようだ。

お風呂は、ピカピカ。
カビで黒ずんでいた床も、風呂スツールや桶も、髪の毛いっぱい、ぬるぬる排水溝も。
新しいバスマジックリンが、バスルームに置いてあった。
どうしたん?  雷に打たれたか?

母(→私)は、汚さないようにと、かえって緊張している・・・。


思えば、彼女が小学校の時、個人面談の度に、
担任の先生は「おかあさん、いつものことなんですけれど・・・」と、しかめっ面。
教室の彼女の机には、
くちゃくちゃにして、ぎゅーぎゅーに、突っ込まれるだけ突っ込まれたプリントの山、
まだその奥に突っ込まれた、変形して、カビのはえた給食パン、
私は、それらをいつも持って帰らされた。
そして、学生時代も、つい最近まで、床が全く見えない彼女の部屋。
それにしても、まあ、変われば変わるものだ。

いつまで続くのかは、知らないけれど。
(その場限りであっても、無料家事サービス、もうけものだ)


みんな、心配しなくても、それなりに成長するようだ。
その分、いくら頑張っても、年寄り(→私)は衰えて行く。
順番ですね。


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お気に入り、見つけました

2010-05-24 | 趣味
私は、そもそもあまり人のブログは見ないほうだ。
連携も連帯も、しない。
でも、お気に入りはある。


1つは、私がブログを始める前からブログをされている方。
一度、とある会場で、ちらりとお見かけしたことはあるのだが、お互いに顔は知らない。
考えや指向、タイプ、行動パターンは違うが、なぜか気になる人。
意見が合わないことは多々あるが、パソコンを開けると必ず、その人のブログを訪れている。
いくつかの趣味、嗜好に、私と共通するものがある。
それと、一生懸命、全力投球なところが伝わってくるし、最近,腕を上げられた写真が、とても美しい。


もう1つは、最近、たまたま目にした、ロンドンにお住まいの方のブログ。
この方とは共通するものは全くないが、私の海外暮らしへの興味、憧れの気持ちがある。
ただ、最近、あまり見に行っていない。
一方通行なので、もともとなんのつながりもないと、つい、隅っこに追いやられる。


さらに1つは、ご近所にお住まいの、知人のブログ。
お互いに家も顔も、各々のブログの存在も知っているので、へんなことは書けない。
その方の文章は完璧で、奥の深い、理知的な内容には、お人柄がよく現れている。

(それに比べると、私のブログはヒドいけれど、厚顔無恥な私は、気にしていない)


そして、今回,新たに加わったのが、昨日、たまたま出会ったブログ。
オリジナルの絵を作成しておられるようなので、それが、目にとまった。
なんだろな~?と、軽い気持ちで読んでみると・・・

強烈!!
内容は実にシリアスなのに、表現のうまさ、ひねり、ユーモアで、
うーーん・・・と唸ったり、笑い転げたり・・・
圧巻!!脱帽!!
文才と、ネタの調理法、切り口、その底流には、独自の目線、信条のようなものが感じられる。
感激のあまり、厚かましくも、コメントを残してきてしまった。

お手本にしたくても、私には辛辣なネタがないので、(その前に、技量が、あそこまでない)
「熱い(イタい)読者」ということで、カゲからそっとエールを送ることにしようと思う。

ひょっとすると、目ざといギョーカイ人に目をつけられ、出版のお声がかかるかも?
有料になる前に、急いで読ませて頂きます。


同時進行して読んでいるのは、初めて挑戦する、19世紀後半フランス文学のエミール・ゾラ
(→ばらばらですが、私の中では繋がっています→いえ、いい加減です)


おもしろいものを読むのは、ほんとに、おもしろい。


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叱る、叱られる、どっちがマシ?

2010-05-23 | 
いつもの、パソコン不調シリーズ。書く側も読む側も、うんざり。

パソコン、絶対にネット不可能だろうとハナから諦めた、日曜日の朝。
雨も、しょぼしょぼ。一日中じとじと、らしい。
こんな日こそ、パソコンに張り付くには、持ってこいだというのに。

しかたなく、朝刊を読んでいると・・・
下娘が、ごそごそと掃除をし始めた。
二階から始まり、その音は、だんだん私のいるダイニング・ルームまで迫ってくる。

「汚いものは、どけて・・・ね」と言いながら、席を立って、娘の床掃除に協力する私。
「お母さん自体が、キタナイからね。だから、どくんやね」と、娘。
へいへい、そうでございます。
なんでもいいわ、掃除してくれるんなら。

掃除は段々強力パワーを発揮し出し、キッチン周りの油汚れに始まり、
レンジの中、オーブンの中、落ちない強烈な汚れに立ち向かう娘。
「要らないものが、たくさんありすぎてイライラしてきた」とイラつく娘の傍で
ちょっとでも不要品を処理するかのようなポーズを取る私。

「第一、こんなもの、要る? ありえへん!!」
と次々、厳しい仕分けを敢行する娘。
娘に捨てられる前に、捨ててほしくないものを、無理やり戸棚に押し込む私。
あ、戸が閉まらない。じゃあ、別の場所に・・・。


とある知り合いのお姑さん、ご主人は、婿養子さんなので、
生まれた時から、介護施設に入所するまでの長い年月を、実家で暮らした。
お嬢様育ちで、舅、姑の苦労の経験はなく、気兼ねする人もいない。
長年のモノが積もり積もって、すごいことになり、
家関連の業者が、家の中に入ることを極端に嫌がっていたという。
室内は、整理整頓されずに、めちゃめちゃにモノがぎゅぎゅっと突っ込んであったと、
お嫁さんが嘆いていた。
そういう話を、なんとなく、思い出した。


「こら!! ちゃんと掃除しなさい!!整理整頓しなさい!!」
と自分が子供に怒るのは、疲れるものだが、
怒られるほうは、もっと疲れる。

どうやら我が家の子供たちは、いい加減な親が反面教師となり、
みんな、しっかりしてくれるのはいいが、
私は、安住の位置、地位を奪われかねないので、心落ち着かない。

介護を必要とするお年寄りじゃあ、あるまいし、まだまだピンピンしている私。
(しかし、まだまだ現役でピンピンしている私の老親たちに、未だに全く頭が上がらない)
攻防戦に備えて、ちょっとはトレーニングしないと。
でも、家が、ゴミ屋敷にならなくて済むのだから、
それはそれで、よろしいことですが。


権力闘争(→明らかに私が不利)の後、娘がパソコンを開くと
さくさくとパソコンは動いた。
パソコンまでも、娘の味方か・・・??!!


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フリーズする、夢

2010-05-22 | わたし
パソコンの調子が悪い。
インターネットができない。
写真整理ばかりでは、飽きてしまう。
なんで、こう毎回毎回、同じ事を書いているのだろう。
パソコンを工場出荷時の状態に戻して、初期化すればいいのだろうけれど。
面倒くさい・・・というか、したことがない・・・。


ここのところ続けて連日、「ゲゲゲの女房」を見て、涙を流している。
涙成分がたっぷり含まれている目薬より、ホンモノの自分の涙のほうが、目には、俄然いいだろうけれど。
朝の連ドラで、涙を流すようになったら、もう私もおしまいだ。


今朝、夢を見た。
アメリカか、ヨーロッパで、ステキな男性も登場し、ドキドキめろめろのストーリー。

私が、ある大きなキャンパス(多分、大学)で、ロッカーか、教室だか知らないけれど、
ある場所を探していたが校内が広すぎて、なかなか見つからない。
(キャンパス・イメージは、堀北真希主演の「誰かが私にキスをした」のアメリカン・スクール)
それを見た親切な女子学生が、一緒に目的の場所まで案内してくれた。
「ありがとう」と意気投合。

実は、私は、家族と旅行に来ていて、家族とは別行動の最中だった。
(が、なぜか下の娘とは行動を共にしていた)
我々が旅行者であることがわかり、ご親切な、その学生さんが、自分の家に招いてくれると言う。
「え~?! いいんですか??!」
と、娘とお邪魔することに。
さっそく、車で行くことになった。
そこに現れたのが、その娘さんのステキなお父さん。
同じ車に乗り、彼女の家に向かうが、なかなか家には着かず、知らない景色ばかりが過ぎ去って行く。
なにかが、なんとなくヘン。
興奮している私に、下娘が、「明日、帰国するから、もうホテルに帰って、準備をしないとだめなんと違う?」
と、私の袖を引っ張る。
怒っている上娘の顔が頭にちらりと浮かんだが、「大丈夫、大丈夫!」と、下娘の申し出を却下。
はしゃぐ私。

やがて、女子学生さんは、自宅に着くものの、我々を車の中で待たせたまま、
なにやら大きなバッグを2つほど取り出し、車の中へと運び込む。
そして、さらに、派手なカーアクションを交えながら、車はどこか知らない場所へと、どんどん移動する。
(ド派手な、ぶっ壊しカーアクションは、ジョン・トラボルタ主演「パリから愛をこめて」の影響?)
あたりは暗くなってきて、不安が募って来たところ、やっと着いた。
車は、ゲートのようなところを通り抜け、車を一旦、預け、降りて部屋に入るよう言われるが
ドアが開くと、そこはなにやらカラオケルームを大きくしたような部屋だった。
女子学生とそのパパは、最初の頃とは違う、厳しい表情に豹変していた。
が、気付くのが遅すぎた・・・


そういうかんじの夢で、夢の中では、キャンパス内のシーンを色々加えたり、
部屋のカラーをカラフルなカジュアルなものにしたり
古典的なダークブラウンの落ち着いたものにしたり(イメージは、唐突に、オックスフォード大学)、
自由に変えられた。
(だって、自分が勝手に見ている夢の中なので)

そうやっているうちに・・・、さあ、どうしよう・・・と展開をいたずらに先延ばししていたのだが、
うちのパソコンのように、ページを開けるものの、途中でフリーズしたのか、夢がなかなか先に進まないので
あきらめて、ようやくベッドから起き出した。

とりあえずは、下娘も私も、夢の中では事件に巻き込まれそうではあったが、
巻き込まれる前に夢は終了した。(というか、途中で、止まってしまったんだけど)
まあ、あんなもんかなぁと、中途半端な夢の余韻に浸っていた。


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ぶにゅぶにゅ肉が、うらめしい

2010-05-20 | 趣味
昨日、社交ダンスのグループ・レッスンを受けた。
種目は、ルンバ。ほとんど、私一人への、指導となった。
他の人は、注意すべき点がないようだが、私だけが、どうしもて目立つらしい(悪い意味で)。
背が高いし、存在感があるので、
ダメな部分が気になって、見過ごすわけにはいかないと、先生はおっしゃる。

何度も何度も指導していただいたが、なかなか、うまくいかない。

ルンバは、以前に4人の先生に習ったことがある。
一人は、初めてダンスを習った時の団体レッスンのK先生。
今思えば、幼稚園のお遊戯か、デイケア・センターのレクレーションのごときダンスだった。
もう一人は、現役A級プロのダンサー、アポロン。
ルンバだけに限定すると3が月ほど、週1回、バリバリに個人レッスンを受けていた。
さらに一人は、ペア・レッスンを受けていたY先生。
緻密で、ガチガチ完璧主義、一歩も先に進めなかったが、
それではどうにもならないので、先生に片目をつぶってもらいながら、ほんのちょっとだけ進んだ。
そしてもう一人は、団体レッスンのI先生で、今も続行・受講中。
基本からきっちり懇切丁寧に教えてくださる超・正統派。

なのに、全然、身についてない、ってことだ。


「スローさん、あなたは、背が高いからどうしても、目立つのよ、ヘンな姿勢、格好が」
「はい・・・」
「姿勢が、特に。お腹を引きしめて、ぐっと力を入れないと、だめよ。
 だら~っと緊張感なく、重心が後ろにいってる。
 お腹回りから背中にかけて、だらけた肉がぶるぶるしてる、そんなのは、だめよ」
「はい・・・」

その時は、ダンスの姿勢、重心、ステップを覚えたい一心で先生の言葉を聞いていたが、
あとになって、「お肉」発言の部分だけが、じわーーーっと効いてきた。
先生は、私より2~3歳ぐらい?年上の女性。
同世代だけに、ビミョーに効き目がある。

確かに、ここ最近、ウエスト回り、特に、脇腹に肉がぶにゅぶにゅしてきて、キモチ悪い。
背中にも、にゅにゅにゅと、妖怪のように肉が忍び寄って、寄生している。
下着をつけると、ぶにゅっと、肉が踊り、下着からはみ出る。
ダンスウエアを身に着けても、そのあたりが気になっていた。
ぶにゅぶにゅぶにゅ。

先生に、ダンスを指導されたのか、ぶにゅ肉を指摘されたのか。
パラサイト・ぶにゅ肉。

落ち込みつつ、また今朝も、バタークッキーを食べてしまった。


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ゲゲゲの女房が語る、結婚、しあわせ

2010-05-19 | 人生
今朝のNHK情報番組、「あさイチ」。
「ゲゲゲの女房」の原作者である、布枝夫人、ご本人が特別生出演、
水木しげる氏も出る(録画)ということで、はじめて、まともに番組を見た。
とても感動した。

特集が、また良かった。
離婚しない(されない)ためには、男性が折れるべし、と、
「亭主関白の会」(夫婦円満の会)、会長さんが極意を伝授。
「ありがとう」「ごめんなさい」「愛してる」の3つのキーワード、
口に出して言いましょう、だそうな。

うちは、どうだろう・・・???
いろいろ、思い出がよみがえり、夫婦の歴史を振り返りつつ、興味深く見た。

どこの家庭にもある、問題点やエピソード。

ちなみに、赤ちゃんを産んで間もない、倉田真由美氏(漫画家)が生出演していた。
最近、会社倒産の憂き目に遭ったご主人との生活が取材されていたが、
ご主人がスタイリッシュなナイス・バディのイケメンで、びっくり。
真っ白のプレーンなTシャツをカッコよく着こなせる男性は、なかなかいない。
まあ、倉田真由美サンご自身も、美しい人なので、似た者同士ということか。
ということで、ないものねだりは、やめよう。
(うちは、似たもの同士の、ブサイク夫婦・・・)

出演者の皆様・・・いいこと、おっしゃる。

結婚に、いいことばかりを夢見るな。得をしようと思うな。
ピンチを乗り越えてこそ築いていく、努力の積み重ねで培われていくものだとか。
お互いを見つめるのではなく、同じ方向を向け。ふむふむ。
幸せは、感じ方によるもの。
同じ境遇でも、幸せと感じる人と、感じない人がいる、と。なるほど。


結婚後、年数による離婚危機の原因は、統計によると、次のようなことが多い。
(~5年未満)→価値観の相違
(5~10年?)→経済問題
(10~20年?)→生活のすれ違い
(21年~)→コミュニケーションレス

さて、今後の夫婦のあり方は?
思うところ、感じるところ、いっぱい。

番組を見終えての感想は・・・
布枝夫人は、理知的な方。
苦労を乗り越えた人が、達観の境地に到達した後の、
静かな落ち着きを湛えた笑顔が、とても爽やかだった。


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