ピアノは、続ける気がないと続かないと思う。
わたし世代は、ピアノはソロバンを習っているのと同じノリの普通ぶり。
人気があった。そういう時代、時流。
ただ、今も続けている人はどれぐらいいる?
ピアノを売ってしまった人もいる。
わたしも、その一人。
夫の実家に、義両親が孫たち(わたしの子供)のために買ってくれたピアノを、3年前にその家をリフォームした際に、売却した。
義両親の夢が詰まっていたと思う。
実家に帰ってきた時も孫たちが練習できるように、と。
ほとんど弾かずに、ほとんど新品ピカピカ、新古品状態で売った。
買って30年以上経っているのに、結構、良い値段が付いたので、さすが、腐ってもヤ◯ハ。
自宅のピアノは、孫のオモチャ用に残存しているが、あまり子供も孫たちもピアノで遊ばない、
遊んでいるのは、おばあちゃんの、わたし。
せっかくだから、有効活用しないと、もったいない。
終活には、ピアノは一番に手放すものかも知れない。
逆に、震災で壊れたピアノ修理を(ボランティアで)してもらって大感激している高齢女性がTVで紹介されていた。
生きがいを失いそうになっていた矢先、ボランティアの申し出があったようだ。
音楽は人を救う。
わたしは、フレイル予防だとしたら、ちょっと澄んだこころではなく、濁っているかも?
なので、少々、音が外れていても気にならないのだろう。
濁ったこころに、濁った重音。
今のところ、新しい曲には挑戦しないので、あまり脳トレにはならないが。
ちなみに。
遊び相手に返り咲いた、元同僚と、都会のど真ん中で、映画を観た。
映画の後は、おしゃべりに花が咲き、わはわはと笑い転げる、うるさい、困った、元気なオバさん二人。
本当は、おばあさんなのだが。
お互い、今日は夫が(仕事で)帰らない日なので、底抜けに明るい開放感を分かち合う。
お酒も飲まないのに、コーヒーだけで、やたらテンションが高い。
映画館が入っているビルの屋上は、空中庭園。
ついでに、初めて登った。
そこは、多国籍人種のるつぼだった。