電車内で咳が止まらない。
苦しい。辛い。早く降りたい。
同じ顔ぶれの人がずっと一緒に居ない、閉ざされていない空間に移りたい。
ゴホゴホゴホゴホ、鼻水も大量、涙も洪水。
水と飴を緊急対策に持ち歩いているが、なかなか状況によっては、チャックできっちり閉じているバッグから取り出せない。
ゴホゴホゴホゴホ、鎮まれ、咳。
咳を堪えると、胸が上下して嗚咽しているようなかんじになる。
涙もぼろぼろ止めどもなく、、、ドラマを抱えた、ちょっと近寄ってはいけない人のようなテイになっている。
この咳、もう1カ月近くなるが、かなりしぶとい。
さて。
しつこく、家の中ですることがないことについて。
アマチュア無線とか、プラモデルとか、細かい作業を要するものとか、昔の映画を観るとか、ありそうなものだ。
(アマチュア無線は、機械が必要にしても)
なければゼロから見つけるのも良い。
父はそもそも生涯現役だったため時間がなかった。
舅は、庭や畑に入ると、昼ごはんの時にしか戻って来なかった。
雨の日は、何をしていた?
記憶にない。
女性は、刺繍や編み物、縫い物、手作業的な趣味の人は、一心不乱に手を動かしている。
また、器具が要らない、作ったものが溜まらない、モノに形を変えない、無形のものもある。
音楽とか、コンピュータ絵画とか。
(キャンバスや紙に描く絵は、作品が溜まってくるので、ちょっと困る)
将棋、麻雀、ゲームなどならモノが溜まらない。
モノは消費せず、時間だけの消費となる。
ちなみに、依存症の中には、ゲーム依存症というものもある。
ギャンブルとセットになると、切り離せなくて厄介だが。
さして課金しなければ、他人に迷惑をかけず健康を害さない限り、悪くないとは思うが。
意欲を掻き立て、お金をかけたくなる、巧妙に仕組まれているものもある。
人はなんらかの趣味があり、時として熱中し過ぎて、軌道を逸することがある。
それほど熱くなれるのは、結構ではあるが。
気づくと周りに誰もいなくなる場合と、周りは趣味仲間、マニアだらけ、ということもある。
趣味がない人は、いったいどうしているのだろう?
毎日、ルーティンをこなしているだけ?
それはそれで、虚しい、味気ないと感じる人もいるが、ささやかな平穏な時間を地味に楽しんでいると感じることもあるだろう。
深い考えなどなく、全く何も感じていないと思われる人もいる。
それはそれで平和。
じっとしているのが苦手で、何もすることがなくテレビを見るのは苦痛というAさん。
毎日、動き回っているから、それはそれで結構なことだ。
人には人の道。
今、大のお気に入りは、NHK夜ドラマ。
特定の映画俳優の熱烈ファンであるヒロインを演じる女優さんが、演技が上手くてめちゃくちゃ可愛い。
「ミワさんなりすます」
毎晩22:45まで待たないといけないのが疲れるが。
録画して観るとわたしの感性の体感温度が下がるため、あえて、いつも放映時間に振り回されている。
わたしの周りでも、このドラマにハマっている人が2人もいる。
人気がある。(※データ:限定エリア・層で、わたしを含めて3人)
今までで1番面白いのではなかろうか。
なので、21時ぐらいにはもう寝たくても我慢して疲れながら起きている。
わたしはTV好きな、平凡すぎるほど平凡な人間であるが、楽しみのハードルが低くて、大変満足している。