ぺたんこ鞄に、ずるずるスカート。
そんな時代のスケバン的ドラマもあった。
真っ赤な口紅が、またすごい。
カミソリみたいな、手裏剣みたいな武器、凶器で、人をビビらせる。
髪型がまた、また、なんちゅーか、なんちゅーか・・・
カツラみたいな・・・爆発したみたいな、ぼわーんとした・・・
でも、へんに、どっか(前髪かどっか)を小さく、くくってる、っぽい・・・。
いやはや、時代の流れというものは、おもしろい。
わたしの年齢が、バレバレになってしまい、とても、困るのだが、
(いまさら、困っても、なんの意味もないが)
わたしの高校時代のクラスメートで、ちょこっと仲良くしていた女子が、ちょこっとそんな風だった。
さすがに、カミソリは携帯してなかったように思うが。
(ちょこっと仲良くといっても、けっこう学校外・私的時間を共有していた)
まあ、田舎の、ほんわか田園高校なので、どんなにツッパったところで、笑いのネタにしかならない。
ふつうに、おっとりした、善人・良い人であるクラスメートたちが、
ごくごくふつーに、そのツッパリもどきと、仲良くお話していた。
つまり、ツッパリでもなんでもない、ってことだ。
クラスで浮いてないところが、田園高校の、ほのぼのとしたところだ。
ツッパリやってても、タヌキか狐の着ぐるみを着ている程度のものだから。
中身は、たいして変わらない。
わたしなんぞ、まじめて、純情な、何も知らない、いなかの女子高校生そのまま、
だったのにも関わらず、
体育のコワ~イ女先生に呼び止められ、「あなた、その服。どうにかしなさい」
って言われた。
スケ番ルックとは程問い、スカート丈も膝下、まじめ丈。
靴も鞄も、なんの改造も加えていないし、毎日、たくさんの重い教科書を、家と学校の往復、
えっちらおっちら、運んでいたというのに。
たかだか、制服のジャケットの下に、真っ赤なベストを着ていただけなのに。
あのときは、不思議な気がした。
と同時に、じつは、腹のなかで、笑っていた。
まあ、なんと平和な学校・・・
ありえない・・・と。
ついでに、数学の先生にも職員室に呼び出されて、こんな点数じゃああかん、と、叱られた。
あかんのは、自分がよく知っていることだ。
地学の先生なんぞ、何点を取ろうが、ほっておいてくれた。(切り捨てられたんだろう)
ということは、わたしは、望みがあるってことだったのか?
その割には、まじめにこころを入れ替えて、勉強しなかったけれど。
しかし、文系と理系では、ぜんぜん基準が違う。
高校3年になってから、文系の数学なんて、教科書に沿った問題が期末テストに出題され、
あほでも、ばかでも、ちょんでも、(わたしでも)、90点が取れた。
が、理系のクラスでは、完全にそんなレベルでは、どうにもこうにもならない。
私立文系を目指す人は、数学なんぞ、
履修が国で定められていても、私立高校なら、学校ではカリキュラムにないようだけど。
ま、昔の話。
勉強、成績、勉学の努力や成果で、その人を評価される、悪夢の時代が過ぎて、やれやれだ。
社会人になれば、また違った意味で、いろいろあるんだけど、
勉強ほど苦手なものはなかった・・・
今も、理解が悪くて、呆れられる。
というか、イラつかれている。
だって・・・わかんないんだも~~ん。(・・・かわいくない)
何度も蝶ブログで、ぐちぐち言っているが、
わたしが、もう少しアタマが良ければ、違う人生を歩んでいたことだろう。
でも、今となれば、今の道がわたしには一番、だと思っている。
上を見ればキリがなく、下を見てもキリがなく。
世界で一番の美女で、世界一お金持ちで、世界一、辣腕手腕、やり手で、アタマがよく、
地位名声があって、タフで健康で、友だちが多くて、世界的に評価され、
私生活も満ちたり、なにごとも充実している・・・
老衰で、枯れたように、家族とハナシをしながら、そっと息を引き取っている、・・・
そんなことは、ありえないので。
と、ハナシがまたまた逸れまくり。
今日も健康に、つつがなく、過ごせますように。